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最弱聖剣士  作者: アルケー1号
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説明など

 この世界「インブル」には六つの国がある。北には「メカリアグ」ここでは人間族が主に暮らしている。その近くには「デュクファナ火山」という火山がある。この火山は、謎が多く未だ全ては解明されていないらしい。

 東には「テオティク樹林」という木々が生え茂っている樹林がある。そこには、獣人族が暮らしている「ゴチュクバ」という国がある。獣人族には様々な種類がいるが、多すぎるので割愛させていただく。

 西には「ギランバ」というロボット族が暮らしている国がある。この国は科学者が長い時間をかけて作り上げられたとされている。

 南には魔人族が暮らしている「シロアメア」という国がある。

 四つの国の中央上空に位置するのが「天界」と呼ばれる天使族が住んでいる国がある。

 そしてもう一つ地下のどこかにあると言われている「地下帝国ゲルジェカ」という国があるらしい。

 この物語はある少年から始まっていく。


 ジジジジジジジジジジ

 古典的な目覚まし時計の音で意識が一気に覚醒した。

「んっ……んー」

 時計のボタンを押した後、軽く体を伸ばす。

「もう七時か……」

 二度寝したい気持ちを抑え、ゆっくりと体を起こす。上半身だけ布団から出すと、ベットの横に置いてある一枚のカードが目に留まり、手を伸ばす。近くで見ると、それは冒険者カードだということが分かった。

 そこには、「アイル=ジュルーラ」という文字が書かれていた。寝ぼけていたのか、ようやく自分がアイル(・・・)だということを思い出す。

「よし!」

 両頬を叩き、一気に眠気を覚ますとベットから起き上がり、リビングに向かった。


 出かける準備を終えると「メカリアグ」の端っこにある物置小屋みたいなところからアイルがドアを開け出てきた。

 「今日は何の依頼を受けようかな……あっあの家めっちゃ綺麗……」

 毎日見ている光景だが気にすることなくまわりの景色を堪能しながら歩く。十五分くらい歩いていたら目的地に近づいてきた。目の前にあるのは、この国で二番目にデカい建物「ギルド」だ。ドアを開けると昼から酒を飲んでいる奴がたくさんいた。見たことのある荒くれ者たちしかいなかった。

 そっちの奴らには目もくれず、クエスト発注ボードに向かう。たくさんの依頼があるが、その依頼には目を向けず、いつもやっている依頼を探す。

 何かいいのはないかと探していると、後ろから強い衝撃が走った。誰かが俺にぶつかってきたようだ。

「おっと、ごめんなあまりに雑魚臭が漂ってたから」

 雑魚臭ってなんだ? 明らかに故意こいだと分かる言い方だ。ぶつかってきたってことは、俺に何か用があるとみていいだろう。

「俺になんか用か? テレンス」

 俺にぶつかってきたやつの名前はテレンス=ヘルソンという名前のBランクの冒険者だ。なかなかに有名な冒険者だ。

「おぉまた始まったぞ……あのテレンスの雑魚アイルイビリ」

「毎回毎回やられてるのに懲りねぇな」

 そう、酒飲みの奴らが言うが、誰も止めはしない。自分より強い奴には手を出さない。これは、弱肉強食の世界の鉄則だから。そんなことを考えているとテレンスが、

「そろそろ気が付いたか? どれだけお前が冒険者に向いてないかをな」

 笑い気味に言う。他の二人も嘲笑じみた笑いをしている。ひどい顔だ。

「そんなこと最初からわかってる」

 苦し紛れに出てきた言葉だ。そんな言葉は、テレンスには届くはずがない。

「そういえばお前まだFランク何だってんな」

「えっ! テレンスさんまだこいつ上がれてないんですか?」

「ああ、普通ならコボルト一体でも倒せばEランクに上がれるのによ!」

 この冒険者の世界ではランクというものが存在している。まあ、テレンスの時に言えばよかったが。そんなことより、ランクは上からS、A、B、C、D、E、Fという分け方をされている。AからEまでの冒険者はこの街にはわんさかいるだろう。だが、Sランクというのは世界で十人しかいない。それくらい特別なランクだが、特別といえばFランクも引けを取らない。そもそもFランクというものは取れないに等しい。なぜならあの最弱のモンスターとして有名なコボルトをたった一体倒すことができれば、その時点でEランクなのだ。コボルトは六歳の子供ですら余裕こそはないが倒すことができる魔物だ。しかし、それすらも倒すことのできない俺は……

「まだまだ上がれそうにないわな」

 見下したような視線で言ってくる。

「もう、こいつには飽きたわ……行くぞ」

 何もしゃべらない俺に飽きたのか、こっちには振り返らずに歩いて行った。ギルド内はまだ騒々しいが全然耳に入ってこない。

「俺も選ぶか」

 テレンス達が出ていくのを見ると、まだ怒りと恐怖で震える手でFランク専用つまり俺専用のクエストをとって受付に向かった。

今回初めての小説ということで何か改善点などがあればバシバシ受け付けますので今後ともよろしくお願いします。

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