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鬱蒼とした青。  作者: 雪之都鳥
第三章
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カラス

「道流さんは、今生きていますか? 」


 花の手入れをしている時、深琴は言った。


「・・・・・・は? 」


 意味がわからず、思わず口にしたのがその一文字。不覚だった。


 深琴は堪えるように笑い出す。僕は眉を顰めるが、それを見て更に笑うものだから深琴を見つめた。彼女は今度、幸せな人の顔をして和かに僕を見る。


「何が言いたいんだい? 」

「ええ、道流さんの顔に新しい表情を見れて嬉しいもので・・・・・・」


 胸を、鷲掴む。いつも、そうだいつもそうだ彼女は。僕に生き血を汲んできて、与えるんだ。


「もう、僕が代わりにやるから。深琴には料理をお願いするね」


 そう言えば深琴はわかりましたと、嬉しそうに笑うものだから調子が狂う。


「どうしたんだ、僕は」


 空を見上げる、カラスは今日も枯れた声で羽ばたいている。遠くで、遠くで。



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