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魔神の使徒(旧)  作者: ドラゴンフライ山口 (飛龍じゃなくてトンボじゃねえか!)
第三幕 異界の牢獄
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第三幕の登場人物

異世界人


赤城(あかぎ) 拓篤(たくま)

魔神に召喚された異世界人。この物語の主人公。身体欠損も修復可能な異常な自己再生能力と魔神の加護による属性魔法の無効化、そして魔神の宝物を駆使して戦う。女神陣営、魔神陣営双方の異世界人の中では最強の存在。今幕で偶然ながらメインヒロインとの再会を果たした。しかし、気づいてもらえない。その後、異世界の勇者を排除しようと目論んでいたエンズォーヌにより異界の牢獄に閉じ込められ、魔神の加護や宝物とのアクセスを遮断された状態に陥った。牢獄からの脱出を目指し、傀儡魔法でエンズォーヌの支配下になった勇者や邪神軍との戦闘に発展する。


夜刀(やとの) 朱音(あかね)

女神に召喚された異世界人の1人。扱う属性魔法は闇。近衛らが生徒会役員を務めている学校に通う高校二年生であり、赤城や日向の親友でもある。ただし、普段は鋭いくせに赤城に関しては鈍感という不思議な人物。グラヴノトプスを相手にして勝利するほどの実力の持ち主であり、赤城自身も純粋な剣技ならば勝てないと自覚しているほどの実力者。牢獄の特性により魔力が多く消費される空間の戦闘を強いられるも、質量魔法を駆使した近衛と相打ちに近い形ではあるが勝利をもぎ取る。しかし直後に出現したリュインゴスには消耗していたこともあり殺されそうになったが、そこを赤城に助けられた。


近衛(このえ) 都華咲(つかさ)

女神に召喚された異世界人の1人。大和撫子美人の、生徒会副会長。扱う属性魔法は雷。表面上は普段通りを保っていたが、シェオゴラス城の戦いで橘に軽蔑されたことで冷静な判断ができない状態になっており、そこを邪神たちにつけこまれ利用された。雷撃魔法のほか、邪神リュインゴスに質量魔法という自身や物体の質量を一時的に変化させる魔法を教えられており、それを会得する。新たに得た力を用いて、邪神たちと協力して仲間であるはずの夜刀達勇者を襲撃した。


羽風(はかぜ) 真白(ましろ)

女神に召喚された異世界人の1人。生徒会会計で、自称天野 光聖のライバル。メガネをかけている。ゲテモノが大嫌いで、気の強い一面もある女子。扱う属性は雲。エンズォーヌら邪神軍と手を組んだ近衛の策にはまり捕らえられ、傀儡の術でエンズォーヌの手駒にされてしまう。牢獄に閉じ込められて魔神の宝物庫を使用できなくなった赤城の前に立ちふさがる。




魔族


グラヴノトプス

魔王ルシファードの命令により赤城の天野 光聖の暗殺のための旅に同行している鬼の魔族。赤城が人間であることを知らず、異世界の魔族と思い込んでいる(爆弾)。今幕はツッコミがほとんどであり、エンズォーヌが赤城と分断するために牢獄には閉じ込められなかったので、勇者たちとの戦闘には参加していなかった。




亜人


アトラナート

フレイキュストの冒険者ギルド支部長。蜘蛛の亜人。グラヴノトプスを連れている赤城を勘違いから変態呼ばわりする。可愛いもの好きであり、グラヴノトプスを気に入った。とはいえ支部長の仕事はきっちりとこなす。ラプトマにおける邪神襲来の一件の最大の功労者が魔族の冒険者アカギであることに気づいていた。


オンデヴァー

ギルドの紹介する冒険者行きつけの宿屋ヘラトリウスの受付を担当しているのんきな犬の亜人の青年。客のプライバシーを守らない。


シェフ長

ヘラトリウスにある食堂の主人。ウベワースら多数の亜人たちを率い、冒険者たちの食事処を担当している。


シュガール

宿屋ヘラトリウスの主人。アマガエルの亜人。両親を早くに亡くしており、元は孤児院で暮らしていた。そこで出会ったハンツマンとはコンビを組んで冒険者をしていた時代もある。共にアトラナートの弟子であり、親子のような絆で結ばれている。3幕に登場の機会はほとんど無い。





人間


ハンツマン

フレイキュストのギルド支部の副責任者であり、支部長の職務もほぼ務めている片眼鏡の人間。ヘラトリウスの現主人をしているアマガエルの亜人のシュガールと、かつてコンビを組んでいた元冒険者でもある。シュガールと同じく孤児の身の上であり、彼とは同じ院で育った中。ハンツマンの義親は現在の支部長であるアトラナート。3幕に登場の機会はほとんど無い。





邪神族


ウベワース・ラットン/海獣エンズォーヌ

宿屋ヘラトリウスの食堂で働いているウツボの亜人。見た目はかなりゲテモノだが、非常に陽気でフランクな性格をしており、冒険者たち相手にギャグとナンパを交えつつ談笑する姿が多く見られる。また料理の腕も冒険者たちが多く利用する宿屋らしくガッツリ系を得意としており、その味も絶品である。しかしその正体は海獣エンズォーヌ。女神勢力の戦力である勇者を削るべく、赤城たちに先んじて国境沿いのこの街まで来ていた。ここで邪神リュインゴスと共闘、構築した万全の体制にて、勇者の仲間割れを誘う計画を立てていた。魔神の使徒の登場があったものの、動ずることなく牢獄に捕らえる。それにより魔神の宝物を封じ、さらに傀儡にした羽風を利用するなど、機転を利かせてこの場で始末を試みた。しかし、ギャグ要素に関しても相変わらずである。牢獄維持と傀儡の魔法を併用している間は前線に出られず、眷属は雑魚として蹴散らされ、赤城の前に立ちふさがったはいいものの殴られて突破を許し、相性最悪な鎧を持った赤城をリュインゴスのもとに行かせてしまい、結果倒されることとなった。牢獄はぶっ壊れ、傀儡魔法でコマにした勇者も誘拐された。リュインゴスが慢心していて連携を怠ったということもあるが、最も大きな敗因はこいつの方が足を引っ張っていた点にあるだろう。


リュインゴス

天野 光聖らが召喚された時期とほぼ同じ頃、この世界にやってきた新参者のスライムの邪神。普段は人間に擬態していたらしい。質量魔法を近衛に教え、夜刀と潰し合わせることで勇者勢力の弱体化を狙った今回の事件の主謀。エンズォーヌを誘い、異界の牢獄の力を用いて勇者たちを罠にはめた。エンズォーヌが騒いでいたのは、夜刀対近衛の戦況、赤城対羽風の戦況、そしてこのリュインゴスと言い争っていたという、参加者をせわしなく見渡しながらあれこれツッコミかましていたためである。因みにエンズォーヌの声は赤城とリュインゴスにしか聴こえていなかった。一応、物理無効化という厄介な性質があったけど、魔力をまとわせた攻撃には意味がない特性のため、障壁の鎧を使用していた赤城の敵ではなかった。エンズォーヌが赤城に殴られたことで勝手に前線を離脱したために赤城と一対一の戦いをすることになり、相性の問題もあってあっけなく敗北、真紅の甲冑に飲み込まれて消滅してしまった。牢獄の結界の基点の片方を担っていたリュインゴスが倒されたことで牢獄が崩壊を始め、2人の邪神の計画は頓挫するのだった。リュインゴスは慢心していたが、勇者をあと一歩まで追い詰めていたので、エンズォーヌに足を引っ張られた被害者である。

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