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第9話 仲間、部隊

はぁ……」

 赤城が一人休憩室の座席に座り、新聞を広げている。

 そして缶コーヒーを片手に、新聞に書かれている内容に目を通していた。

「赤城少佐ーため息ばかり吐いてどうかしたんですか~?」

 いつものように気楽な感じで現れる由梨音。

 赤城の座っていた座席の隣に勝手に座ってくると、いつも愛飲している炭酸飲料飲み始めた。

 それは由梨音のお気に入りであり、赤城も一度飲んだ事があるが余りの刺激の強さにそれ以来飲むのを止めた。

「悩みがあるなら私がいつでも相談相手になりますよ!」

「そうか、だが由梨音に話す悩みは無い」

「そんなぁ! 私にどんどん赤城少佐の悩みを打ち明けてくださいよー!」

 赤城は思う、由梨音だけには絶対に悩み事を話さない、話したくない。

 それに部下であり年下である由梨音に悩みを打ち明けるというのはなんとなく抵抗がある。

「あ、由梨音に赤城じゃないか。ん? 赤城はまた由梨音を苛めてるのかな?」

 すると、今度は休憩室に武蔵が入ってきた。

「何だと? 失礼な奴だな。お前は減給だ」

「あはは、それは困るなぁ」

 そう赤城に言われても武蔵の顔は笑っており、自販機の前まで歩いていくと自動販売機にお金を入れはじめた。

 もはや『減給』という言葉に聞きなれているかのようだ。

「伊達中尉! 新しい『超刺激炭酸ミックスオーレ』が出たんですよ、一緒に飲みませんか!」

 由梨音は立ち上がると目を輝かせながらその自販機の置いてある炭酸飲料を指差す。

「ま、また今度にしておくよ。今はコーヒーが飲みたい気分だから」

「えー、あ、それなら私が今飲んでいる奴を一口飲んでみてください! この美味しさは他では味わえませんよ!」

 そう言うと由梨音が飲みかけの超刺激炭酸ミックスオーレを武蔵に差し出した。

「う~ん、一口ぐらいなら飲んでみようかな……」

 由梨音の握っている缶を武蔵が取ろうとした瞬間、由梨音の手にあった缶が姿を消す。

「あれ?」

 武蔵と由梨音が同じリアクションをすると、二人の隣にいつのまにか赤城が立っていた。

 赤城は由梨音が持っていたはずの缶を手に持っており、そのジュースの中身を全て自分が飲み干す。

 そのあまりの突然の出来事に二人は呆気にとられた顔をしている。

「ぐっ……由梨音、休憩は終わりだ、部屋に戻る、ぞ……っ」

 自分が飲んでいたコーヒーの缶と由梨音が飲んでいた缶を二つゴミ箱に捨てると、赤城は表情を歪ませ苦しみながら休憩室から出て行ってしまう。

「あ、赤城少佐! 待ってくださいよー!」

 由梨音は急いで赤城の後を追い、休憩室から出て行ってしまう。

 一人休憩室に取り残された武蔵は後ろに振り向き、自動販売機のボタンを押し落ちてきた缶コーヒーを取り出すと、一人静かに飲むのであった。



「由梨音、三十分後に会議がある。それまでにこの書類をコピーしておかないとな」

 自室に戻り、赤城は机の上に山積みされている書類を一枚一枚目を通していく。

「赤城少佐、なんでさっき私の飲んでたミックスオーレを全部飲んだんですか?」

 由梨音が不思議そうに赤城に問いかけるが、赤城は書類を黙って見ていく。

 すると、赤城は自分が読んでいた書類の山を由梨音に手渡す。

「由梨音、この書類のコピーを頼む」

「ええっ! わかりました。でも赤城少佐、私の……」

「早くしないと減給にするぞ」

「は、はいー!」

 それから三十分後、書類も纏め終わり、二人は会議室に向かう。

 由梨音が会議室のドアを開けるが、その会議室には誰一人いない。

「あ、あれ?」

 由梨音がきょとんとした顔で会議室を見渡している、その間に赤城は会議室に入っていく。

 赤城が会議室につくと口を開く。

「言ってなかったかな、会議があるのは第五独立機動部隊の隊員だけだ」

「え、じゃあこのコピーした書類は?」

「皆に見てもらうためにコピーした書類だ、各人数机の上に置いといてくれ」

 赤城少佐がそう言った時、会議室にまた誰かが入ってくる。

「あ、伊達中尉にノイドさん!」

 金髪の髪の毛が逆立っている青年がノイド、階級は曹長。

 二人が赤城少尉と向かい合うように席に座り、二人で何か雑談を始めた。

 次に会議室に訪れたのがアステル少尉とルフィス。

「ルフィスー!」

 突然ルフィスに抱きつき、頬をこすり合わす由梨音。

「わわわ! 由梨音さん!? いきなりなにするんですか!」

「ただしてみたかっただけ~」

「由梨音、そろそろ席に付け」

 由梨音は急いで赤城と隣の席に付き、アステル達も席に付く。

 そして会議室のドアがまた開かれた。白い軍服を纏った一人の男と、緑色の軍服着ている少女が入ってくる。

 その瞬間、会議室で座っていた全員の隊員が席を立ち、武蔵以外白い軍服を着ている男に敬礼する。

 武蔵は驚いた様子で白い軍服を身にまとっている男を見つめる。

騎佐久きさく! どうしてここに!?」

「久しぶりだね、武蔵」

 瓜野うりの騎佐久きさく、知っているのは多分赤城と武蔵だけだろう。

 由梨音、アステル、ルフィス、ノイド。四人は騎佐久が南部基地に配属された後に配属されたから知らないだろう。

「南部に配属されたはずだろ、何故東部基地に……」

「それに関しても、色々と話すから。まずは席に着いて」

 武蔵は騎佐久に敬礼を済ませた後、席についた。

 会議室の壁についてある大きな画面に映像が映る。

「さて、まずは何故私がここにいるのか。東部基地にいた上位クラスの階級を持つ人がほとんど殺されたのは知っているな」

「東部基地に人手が足りない為に私が仮配属された、そしてこの子もだ」

 騎佐久の隣に立っていた少女が自己紹介を始める。

「南部から東部軍事基地第五独立機動部隊に配属されました、レン・スクルスと言います。よろしくおねがいします」

「っほー、この部隊にまた可愛い少女が入ってきたな」

 ノイドが武蔵の耳元で小声で言って見るが、武蔵は呆れた表情だった。

「皆仲良くしてやってくれ、さて会議はこれにて終了だ」

「なっ!?」

 全員が同じリアクションを取り、騎佐久の方を首を向ける。

「伊達中尉、少し話しがあるから私と来てくれないか?」

「わかりました」

 会議室から武蔵と騎佐久が出て行き、その場に残される一同。

 すると赤城は席を立ち、レンの所に向かう。

「第五独立機動部隊隊長の赤城だ、よろしくな」

 そう言うといつも両手の黒い手袋を外し、右手を指し伸ばす。それは握手を意味していた。

「よ、よろしくお願いします!」

「私は由梨音!よろしく~!」

 次々に部隊の人達が握手してくれて、少し不安だったレンの顔も明るくなってくる。

「私はルフィスって言います、それにしても驚きましたよね。この部隊に同い年の人達が沢山いて」

 ルフィスが優しくレンに話しかける、由梨音も笑顔で頷き、レンも笑顔で答える。

「はい、実は騎佐久少将が私の配属先をここにしてくれたんです」

 三人が仲良く話している中、アステルとノイドが二人ブツブツと何か話している。

「なぁカイト、俺達の部隊にはあんな可愛い少女達が3人もいるんだぜ?」

「そうだね、それがどうかしたの?」

 アステルの肩に腕を掛けて顔を近づけるノイド。

「俺達って運が良いよなぁ。こんな女性達に囲まれたハーレム部隊でさぁ?」

「あ、ああ……そうだね。でも三人って、女性なら赤城さんもいるでしょ」

「あの人はもうラブラブじゃん? あの人と」

「んー、それもそうだね。赤城さんはもうあの人と……」

 風の起こらないはずの室内で風は起きた。

 二人の目の前に立っていた机が真っ二つに斬られる。

 アステルとノイドは綺麗に真っ二つにされた机をまじまじと見つめる。

 しかし、その様子に一番驚いたのはレンだった。

「えっ、ええっ?」

「あちゃー、赤城少佐を怒らせちゃった。二人とも! 医務室にでも行こっか!」

「そうですね、セレナさんにも話しておきたかったし、アステル少尉。さようなら」

 三人は配られた書類を持つと。

 由梨音とルフィスはレンを連れて、逃げるように会議室を出て医務室へと向かう。

「お前達、私の話しをしていなかったか?」

「し、してないっすよ! いやマジで!」

 ノイドが必死に無実を主張するが、赤城はゆっくりと二人に近づいてくる。

 そしてアステルは自分の身の安全をまずは確保しようと武装解除を呼びかけた。

「待って赤城さん! まずはその刀を納めて!」

「あ、アステルは言ってたかも! 俺は言ってないけどな!」

「えっ? 卑怯だよそういうの! ノイドさんが先に言って───」

 赤城はゆっくりと二人に近づいてくる。

 その凄まじい威圧感と殺気に圧倒される二人、まるで蛇に睨まれたカエルのようである。

「貴様等二人は……」

 赤城が刀を振り上げる、その刃先は不気味に光る。

 カイトとノイドは震えながら必死に主張するが赤城の耳にはそんな言葉はとどかない。

 二人は壁にまで追い込まれ、そして赤城が言い放った。

「減給だッ!」

 そして両手で握る大きな刀を振り下ろす。

「う、うわぁああああっ!!」

 会議室に響き渡る二人の悲鳴、これもいつもの事だ。



 その頃休憩室には二人の男がテーブルの座席に座っている、それは武蔵と騎佐久だった。

 互いは無言のまま見つめ、いや。睨みあっているようにも見えた。

 だが二人は下を向き、小さく肩が揺れ、何かをこらえているかのようにも見える。

 そして次の瞬間、休憩室に二人の笑い声は広がる。

「ったく、久しぶりじゃないか武蔵!」

「騎佐久こそ、元気そうで良かったよ!」

 二人は笑いながら握手を交わした。

 さっきまでのピリピリとした真剣な雰囲気は何処へやら。

「それにしても、騎佐久はすごいね。南部から東部まで来るなんて」

「すごいかもしれんが、結構大変なんだぞ。お偉いさんも楽じゃない」

「でもまぁ、騎佐久が敬語で喋ってた事が一番驚いたんだけどね」

「おいおい……っと、それはそうと。東部は大変だな。たった一日でここまで東部基地をここまで追い詰められるとは……」

「俺が基地にいない間に、まさかここまでされているとは思っていなかったよ」

「お前がいない時を狙った。ってのは俺の考えすぎか。まぁ、これから数日だけこの基地の面倒を見るから、短い間だがよろしくな」

 騎佐久がまた手を指し伸ばす。

 握手だと思い、武蔵が右手を指し伸ばした時。騎佐久が武蔵の右手首を握る。

 その瞬間武蔵の体は宙に浮く。軽く一本背負いをされたのだ。

 しかし武蔵は床に左手の手の平を当てて衝撃を吸収した後一回転するように着地した。

 武蔵の右肩を何かが掠める、騎佐久の突き出した右足がかすかに肩にあたったのだ。

 すぐさま体勢を建て直し、騎佐久と向き合う。

「俺がいない間に、動きが少し鈍ってるかと思ってたが。どうやらその心配は無さそうだな」

「騎佐久こそ、俺がいないから少し動きが遅くなってるかと思ってたけど、大丈夫そうだね」

 二人がニヤリと笑い、互いに近づき己の拳と蹴りを駆使しながら戦う。

 周りにおいてあるテーブルや椅子が吹き飛んでいくが、二人は気にせずに戦っている。

 その休憩室に何も知らない赤城が入ってくる。

「騎佐久少将! 伊達中尉! 二人とも何をしている!?」

「いやー、赤城も久しぶり。相変わらず綺麗だ。少将とか堅苦しいから呼び捨てでいいぞ」

 武蔵と格闘しながら赤城と話している騎佐久。

「貴方は南部軍事基地の機動部隊指揮官。騎佐久少将でありまして……」

「数ヶ月前はそうじゃなかったろ?」

「し、しかし……」

 赤城が対応に困っている時、隙をついて武蔵が騎佐久の懐に入った。

「騎佐久、俺と戦っている時によそ見をしないほうがいい」

 武蔵の右手の拳が騎佐久の腹部に直撃する。

 騎佐久の足がよろめき、動きが鈍くなる。

「騎佐久少将!」

 その場に座り込む騎佐久の体を支える赤城。

「伊達中尉! 指揮官である方になんて事を!」

 武蔵が頭をかきながら、何て言えばいいだろうか考えている。

「その前に、騎佐久。腹に何を入れてるんだ?」

「ああ、やっぱりわかったか」

 座り込んでいる騎佐久が自分の着ているコートを脱ぐと、

 騎佐久の腹部には防弾チョッキらしき黒い服を着いていた。

「何時我が身に危険な事が起きるかわからないからな、普段いつも防弾チョッキを着ているのさ」

 呆れた様子で騎佐久を見ている武蔵だが、逆に尊敬の眼差しを送っている赤城。

 まさか同じ事をしようとか思っていないだろうか。

 騎佐久は脱いだコートをまた着て立ち上がると、出口に向かっていく。

「武蔵も赤城も元気そうで良かったよ、それじゃ。俺は……いや、私は仕事があるからな」

 そう言うと、何事も無かったかのように休憩室を出て行ってしまった。

「さて、俺も自分の部屋に戻ろうかな」

 武蔵も休憩室から出ようとした時、武蔵の着ている服の襟を赤城が引っ張る。

「伊達中尉、その前に何かする事があると思うんだが」

 休憩室に散乱している机、椅子。それを指差す赤城。

「俺一人でこれを全部片付けるの?」

「当たり前だ」

「……了解」

 武蔵が渋々片付けを開始する、すると何故か赤城も一緒になって片付けを手伝ってくれる。

「手伝ってくれるんだ」

「ああ、二人で片付けた方が早く終わるからな」

「そうか、ありがとね」

 武蔵が小さくお礼を言うが。

 赤城は黙ったまま散らかっている休憩室を片付けていた。




 その頃、散々悲惨な運命を辿ってきた男、甲斐斗はBNの医務室に運び込まれていた。

「信じられない、本当に生きているのか、これが……」

「私だって信じられません、しかし彼は生きている、生きようと頑張っています!」

 薄暗い部屋の天井に明かりが着いている、様々な機械が一つのベットを囲んでいる。

 心電図に点滴、見るからにここは医務室なのだろう。

 一つの白いベットの上で横になっている男、全身包帯を巻かれ、包帯にはいたる所から血が滲み出している。

 男の顔にも包帯が巻かれており、もはや誰なのかすら判別がつかない。

「絶対に死なせません、救える命は絶対に救ってみせます!」

「頑張ってアリス、俺は少女の所に行って事情を聞いてくるよ」

 薄暗い医務室から出て行く青年『愁』、その医務室にはま女性『アリス』が残っていた。

 汚れた包帯を新しい包帯に取替えていく、男は動く事や、周りを見渡す事すら出来ない。

 医務室を出た愁は薄暗い通路を歩き、ある一室にたどり着く。

 頑丈なドア、その横にはカードを読み込むスキャナも着いている。

 自分の持っている専用のIDカードをスライドさせ、ドアを開ける。

 小さな部屋にはベットだけがぽつりと置いてある、そのベットの上には一人の少女が震えながら丸まっていた。

(……この事を紳さんに報告するべきなのか、まずはあの子の話しを聞こう……)

 そう思うと愁はベットの上で震えながら座っている少女を見つめた。

「安心して、俺は君に何も危害を加えない。君の名前を教えてくれるかな、俺の名前は愁。魅剣みつるぎ しゅうって言うんだ」

 少女は週の目を見つめながら、ピクリとも動かない。

 その目は悲しさと辛さが混じったようなか弱い瞳に見えた。

「ミシェル……」

 少女の口から一人の名前が出てくる、察するにこの少女の名前であるだろうと理解できた。

「ミシェル、良い名前だね」

 そう言って頭を撫でようとしたが、愁の手から逃げるようにその手を避けてしまう。

「あ、ごめん。怖かったよね」

 少女は黙ったまま小さくなっている。

(取りあえずこの子にさっきまでの出来事を教えてもらうしかない……)

「ねぇ、ミシェルはどうしてあの森にいたんだい?」

「わからない……」

 ミシェルは何も話してくれない。

 愁が我雲に乗せて連れて行く時、何度聞いても答えてくれない。

 この子は一体、どうしてあの森に。そしてあの男は……様々な疑問が愁の脳裏を過る。

「うっ、かいと……ううぅ」

 ベットの上にいた少女が急に泣きそうになる、目に涙を浮かべいつ泣き出してもおかしくない。

 だが少女は誰かの名前を言った、『かいと』と。

「君と一緒にいた男の人の名前、かいとって言うの?」

「うんっ……」

(かいと、か……取りあえず名前が分かっただけでも良しとするか)

「かいと、だいじょうぶ?」

「大丈夫、今手当てをしているからね。心配いらないよ」

 愁はそう言って優しい言葉をかける、今の彼には少女の不安を取り除く事で精一杯だった。

赤城

黒い軍服に赤い長髪が印象的な女性。

東部軍事基地第五独立機動部隊の隊長である。

大人びた性格でいつも冷静な彼女だが、女性らしい一面もよく見せる。

コーヒーが好きであり、自分の部屋にコーヒーメーカーを置いているがよく由梨音に破壊(?)されている。

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