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第79話 屈辱、屈服

───既に廃墟と化した軍事基地、廊下には微かに灯っているだけで全く物音もせず人気も無い。

その廊下には無数の扉があり、その中の一つの扉が開くと、一人の青年が部屋の中へと入っていく。

青年が入った部屋もまた薄暗い、部屋の奥に向かうとそこにある椅子に座りベッドの上で座っている女性の方へ体を向けた。

「フィリオ、君の念願だった神が起動したよ、感想を聞かせてほしいな」

愕然とした表情で俯いたまま動かないフィリオ、そんな彼女を見てテトは嬉しそうに微笑むと、更に言葉を続けた。

「君は見たよね、神が起動したせいであの場にいた全ての人間が───」

「止めてッ!」

テトの言葉を止めるように咄嗟に叫ぶフィリオ、その目には涙を浮かべ、戸惑いの表情を浮かべている。

「全て君のせいさ、神なんてものがこの世にあると信じた君のね」

「大体君は元の世界で何を学んだんだい?神がいれば助けてくれるはずじゃないのかい?

 ……神なんて存在しない。神は、弱者が縋る為だけに創りだした架空の物さ」

テトの言葉がフィリオの頭の中に響いていく、今まで信じてきた神が人間の牙を向けたあの時、フィリオの心の中で何かが崩れ落ちた。

それでもフィリオは必死に抵抗した、たしかに人間も被害を被ったのは事実。

だがその絶大な力は、あのERRORをいとも簡単に消していく程。

「そ、それでも……神の力があれば、この世界は、ERRORの猛威から守ってくれます……!」

涙ながらのその言葉に一瞬呆気に取られるテトだったが、やがて笑い出すと額に指を当てて口を開いた。

「たしかに神の力は絶大さ、最強に等しい。でも、全ての世界を滅ぼしてきたERRORも、また最強に等しい。

 故に互いは無限の力を持っている、これが何を意味するかわかるかい?」

椅子から立ち上がり、ベッドの上に座っているフィリオの横に座るとテト。

そしてフィリオとの顔の距離を近づけると、優しく教えてあげた。

「永遠の争いさ、決して終わりのない戦争。そんな世界で人々は恐怖に震え、苦しみ、死ぬ。やがて人間に限らずほぼ全ての生き物がこの世界から消える、つまり絶滅するのさ。それでもこの世界ではERRORと神との争いが続くのだろうけどね」

永遠の争い、世界を救う為の神と、侵略者ERRORとの戦争は何千年たっても終わりはこない。

その間に大地は荒れ果て、水と空気は汚染し、人が死に、世界が死ぬ。

「そんな……私のせいで、この世界の……人が……」

恐怖で体の震えが止まらないフィリオ、自分の顔に手を当て、どうしていいのかわからずただ震え続ける。

胸が苦しく息も荒れる、脳裏には皆の姿が浮かび上がるが、全て闇に消えていく。

「今更気付いたのかい?君はとんでもない過ちを犯した事を……もう遅いよ」

そう言うとテトはベッドの上に座っていたフィリオの体を突き飛ばす。

起き上がろうとフィリオが両手を動かそうしたが、見えない力に縛られ全身が身動き一つ出来ない。

「い、いや……嫌ッ!放して!放してください……!」

首を大きく横に振りながら抵抗を試みるが、体を動かす事の出来ないフィリオには今のテトを止める事などできるわけがなかった。

「存分に抵抗していいよフィリオ、その方が後々君を見ていて楽しくなるからね」

容赦など無ければ同情も無い、悲しみ傷つくフィリオをもて遊びにかかるテト。

彼は知っている、女性の身と心、精神に一番深い傷を付ける方法を……そして、その傷を治す方法も。

「どうして……どうして貴方はこのような卑劣な事をするのですか!?」

「卑劣?違うよフィリオ、僕は皆より素直なだけさ。人の持つ欲望にね。

 それに目の前に身動きのできない可愛くて綺麗な女性がいれば……その場にいる大抵の男は何をするか、わかるよね」

余裕の笑みを見せるテトにフィリオは悔しくも反論する。

「助けてくれます!困っている人がいれば、きっとその人は助けてくれます!」

フィリオは信じている、人の力、人の可能性、人の心を。

だが、それは余りにも非常識的なものだという事をまだ彼女は知らない。

「そう、なら信じていればいいさ。時期に君にもわかるよ、人間……がね」

そう言って動けないフィリオの唇に自分の唇を重ねるテト、フィリオは目を瞑り必死に耐え続けた。

……テトは知っている、人の醜さ、人の汚さ、人の愚かさを。

そしてそれは、人間誰もが持っているという事を。

世界は神の起動によりまた変化する、人類にとって最悪の方向へと。

秩序が乱れ、法は力を無くし、支配が失われていく。

力を持つ人々はそれを己の為に利用し、力の無い人々は……恐れ苦しみ服従するしかない。


───「フィリオ!?」

目の前に悲しそうな表情を浮かべるフィリオが闇の中へと姿を消し、愁はその闇に手を伸ばしていた。

だが気付けばそこは操縦席の中だった、力無く背もたれに体重を乗せ、ゆっくりと深呼吸を行なう。

「俺は、たしかあの時……」

テトとの会話の後の記憶が無い、自分が何をしていたのかも、何をされたのかも。

機体の電源は落ちており、すぐさま再起動に取り掛かろうとした時。操作をしていないにも関わらず勝手に操縦席の扉が開く。

「そこの男、両手を上げて今すぐ機体から下りろ」

BNの兵士が銃を構えその入り口に立っていたのを見てようやくわかった、自分がBNに捕らえられた事を。

愁は言われる通り抵抗する素振りを見せず両手を上げて機体から下りると、機体の胸部には橋が掛けられており、その橋に下りる。

そして前方を見ると、その橋の出口には銃を構えた兵士達が横一列に並び、その後ろに見覚えのある人達が立っていた。

紳に羅威、穿真そしてエリルと……昔共に戦ってきた仲間達の姿がそこにあった。

だがそれを見た途端、愁は後ろで銃を突きつけていた一人の兵士の銃を素早く奪うと、その銃口を紳に向けた。

その瞬間その場にいた兵士達は一斉に愁に銃を構え引き金に指を置くが、紳は片手を上げてそれを止める。

「愁、無駄な抵抗は止めろ。今そこで引き金を引いた所でお前が死ぬだけだ」

紳の言葉を無視しながら愁は横目で自分の機体を確認すると、機体の腕や肩など厳重に固定されている事がわかった。

愁は銃を紳に向けたまま動かない、紳の横にいる穿真や羅威は何か言いたげな表情で立っていた。

「俺にはやるべき事があるので行きますね」

愁はそう言って銃を下ろすと、後ろに振り返り自分の機体へと向かっていく。

その時、後ろから一人の男が愁の名を叫んだ。

「ちょぉおおおおっと待てや愁ぅうううッ!てめぇ俺達を無視して帰る気かぁッ!?」

銃を構えた兵士達の前に立ち、怒り心頭の穿真が現れると。愁はその声を聞いて足を止めた。

「穿真の言う通りだ。愁、俺も……いや、俺達はお前に話しがある」

穿真に続いて羅威が前に出ると、側にいたエリルも前に出てくる。

「愁!今は深刻な状況を迎えてるの、だから私達の話しを聞いて!」

3人の呼びかけに愁はまた後ろに振り返ると、三人の顔を見つめ口を開く。

「俺は話しなんてない、邪魔をするならお前達を殺す」

愁の放った冷たい言葉に、その場にいたエリル達の表情が凍りつく。

そしてその時、兵士達の中から腕に包帯を巻いた一人の女性が現れた。

「葵……?」

疑問を抱いたものの、仮面を被り終えた愁は葵の様子を窺っていた。

「止めろ愁、今は人間同士で争ってる場合じゃねえ……神が、暴走を起こしたんだ」

「神が暴走?という事は、神が起動したんですか?」

「ああ、起動したさ。神はERRORに攻撃を開始し、同時に人も巻き込んだ。

 神は人類よりERRORへの攻撃を優先したんだ、俺達の信じていた神は……もういないんだッ!」

その葵の言葉に愁の頭の中で真っ先に浮かんだのがフィリオの事だった。

自らを犠牲にして神の起動を優先したフィリオ、それなのに、フィリオの想いが無駄になる……。

それなら今自分がしなければならない事は何か、答えは一つしか無い。

今の愁にはその答えにただ突き進むしか自分を保てる方法が無かった。

「俺は元々神なんて信じていません、重要な話しをありがとうございました。それで、もう用はありませんね?」

「だ、だから!馬鹿な真似はよせって───」

止めにかかる葵の言葉を掻き消すかように、一発の銃声が格納庫内に響く。

愁がアギトの胸部付近にいた兵士を撃ち殺したのだ、それと同時に前方に横一列に並んでいた兵士達が一斉に引き金を引き、けたたましい銃声が辺りに響き渡る。

すると愁は銃を投げ捨て左右高速に動きながら相手をかく乱し、銃弾を避けながら兵士の元へ駆け抜けていく。

多少の銃弾が体に当ろうとも服を貫通する事は無く、気付けば愁は兵士達のすぐ目の前にまで来ていた。

余りの速さに兵士達が困惑していると、愁は銃口を掴み先端を圧し折ると、兵士の腹部目掛け拳を突き出す。

腹部を殴られた兵士は口から血を吐き出すと、その隣にいた兵士は顔に回し蹴りをされ首の骨を圧し折られる。

そして愁が次の兵士を標的にし走り出そうとした時、目の前に二本のサーベルを手にした紳が現れた。

「お前達は下がっていろ」

紳の言葉に銃を持った兵士達はその場から下がるが、穿真達はその場に佇んでいた。

「それと手を出すな、愁は俺が───」

すると紳がその言葉を言い終える前に、佇んでいた羅威と穿真の二人が紳の両脇をすり抜け愁の元へ走っていく。

「愁は俺達が止める!そうだろ羅威!」

「ああッ!あいつは、あいつだけは俺達の手で止めてみせる!」

二人同時で愁に飛びかかる穿真と羅威、だがお互いが繰り出した拳と蹴りは簡単に愁に受け止められると、いとも簡単に弾き返されてしまう。

「お、俺の拳を受け止めた……?」

自分の拳を受け止めた愁に穿真が驚愕していると、次は愁から二人の元へと走って来る。

「来るぞ穿真!ボサっとするな!」

「わかってる!だが気をつけろよ羅威、今の愁は只者じゃねえ」

迫ってくる愁に穿真は体勢を整えると、何とかして愁の動きを見極めようとするが、その攻撃の速さにただ受け止める事しか出来ない。

だがその隙を狙い羅威は愁に向け蹴りを放つ、だが愁はその蹴りをまた左手の甲で簡単に受け止めてみせた。

その僅かな隙をついて、穿真は左手で愁の右腕を掴むと、既に懐に入っていた。

「こっちががら空きだぜ、いい加減目ぇ覚ませこの馬鹿野郎ッ!」

穿真の放つ渾身の一撃が愁の額に当る。

鋼の拳、その衝撃は凄まじいものだった。愁は額に拳を受けてその場から吹き飛ばされる。

だが愁はその衝撃に耐えながら体勢を崩す事無く踏みとどまってみせた。

額から赤黒い血液が流れる始める愁、それでも血を拭かず、ただ前方にいる穿真と羅威を睨んでいた。

「嘘だろ……?」

それを見て二人の表情は固まっていた、あの穿真の拳を額に受けたにも関わらず、まだ立っていられる愁が二人には信じられなかったのだ。

そんな二人を見て愁は、静かに口を開く。

「俺は正気さ……だからこそ今、戦っている」

全てはフィリオの為に、助けに行く為に……その為には邪魔をする存在は全て消していかなければならない。

愁にとってそれは仕方の無い事だった。人は自分の守りたい者の為に戦う。

殺さなければ守れない命もあり、守らなければ消される命もある。

覚悟は出来ていた、同じ仲間だった彩野を殺してしまった時点で、愁は自分がもう引き返す事が出来ない立場にいるのがわかっていた。

だから今は、自分が信じる道を行く。例え目の前に嘗ての仲間が立ちふさがったとしてもだ。

愁は血の流れる顔で紳の方に顔を向けると、また口を開いた。

「俺の機体を自由にしてください、邪魔をしなければ攻撃はしません。俺はただ……フィリオを助けに行くだけです」

愁の視界が微かにぼやけ、体が小さく揺らぐ。既に数十発の弾丸を受けた愁の体は、既に限界も来ていた。

それでも愁の目は死んでいない、まだ諦めてはいなかった。

紳はその目を見て手に持っていた一本のサーベルを愁に向けて放り投げる。

それを愁は見事に掴んでみせると、紳はもう一本のサーベルを構え口を開いた。

「行きたければ俺を殺せ、俺は殺してでもお前を止める」

その言葉に愁もサーベルを構えると、体勢を少しずつ変えていく。

「わかりました」

愁はそう言うとサーベルを強く握り締め、待ち構える紳の元へ走って行く。

「見ろ、そして機会を窺え……生き残る為に」

風を感じた、サーベルを交え擦れ違った両者の衣服が微かに靡く。

両者一歩も動かない、まるで時が止まったかのように微動だにしない。

「それが、兵士の心得だ」

紳がサーベルを鞘に仕舞った瞬間、愁の口から大量の血を吹き出る。

愁は目を見開いたままその場に膝から崩れ落ちると、血が滲み出てくる自分の胸部見つめた。

「俺はもう……兵士じゃ……」

意識を失いその場に倒れる愁、それを見ていた葵とエリルがすぐさま側に近寄っていく。

「愁、お前……本当馬鹿だよ……」

目に涙を浮かべる葵、だがエリルはすぐに愁の体を起こすと近くにいた兵士に向かって叫んだ。

「ストレッチャー持ってきて!早く運ばないと死んじゃうわよッ!」

その命令に兵士達が慌てて動き出す、だが葵には理解できなかった。

愁はここで歯向かい、敵の兵士も殺した。それなのに何故目の前にいる女性は愁を助けようとしているのか、葵にはわからなかった。

「お、おい。愁はお前達の仲間を殺したんだぞ、それなのに助けてくれるのか……?」

「それは貴方も同じでしょ、それに愁は私達の友達なの。助けるのは当然よ!」

ストレッチャーが運ばれてくると、急いで愁をそれに乗せ手術室へと向かうエリル。その後を葵もついていくが、その場にいた紳や羅威達は止めることも向かう事もしなかった。

「いいのか紳、愁を助けても」

「敵兵を生かすも殺すもこちら次第だ……好きにしろ」

紳はそう言って地面に落ちているサーベルを拾い自分の腰に付けてある鞘の中に仕舞うと、その場を後にした。


───BN戦艦のある一室で、一人の女性が目を覚ます。

それに気付いた少女は安心した表情を浮かべると、目を覚ました女性に声をかけた。

「赤城少佐!良かった、気がついたんだね……!」

その声に赤城がゆっくりと声のする方に顔を向けると、そこには涙ぐみながらも笑顔をした由梨音が椅子に座っていた。

「由梨音……ここは……」

「安心してください、私達はBNに保護されたんです。だから今はゆっくり休んでください」

「保護……?あの時、あの場所で一体何が……」

体を起こし思い出そうとするものの、あの時一面が光に包まれた事しか思い出せない。

だがその光の中に一人の男の影が映る、不敵な笑みを見せる男の影、忘れていた記憶が蘇ってきた。

全身に寒気が走り、鼓動が早くなる。額からは汗が滲み出し、あの時の屈辱と恐怖が赤城を包み込んだ。

「赤城少佐?どこか体調でも悪いんですか……?」

見る見る顔が青ざめていき、怯えた表情の赤城を見た由梨音は心配そうに肩に手を伸ばすと、赤城は触られた肩に過剰に反応を示し由梨音の方に顔を向ける。

そしてまた俯くと、赤城は自分の体を抱きしめながら小さく呟いた。

「すまない……少し、一人にさせてくれないか……」

「で、でも……」

赤城の只ならぬ様子に由梨音は肩においていた手を放すと、椅子から立ち上がり赤城に背を向ける。

そして言われた通り渋々部屋から出て行こうとした時、部屋の扉の前で由梨音の足が止まった。

ふと後ろに振り向く由梨音は見た、俯きながら涙を零す赤城の姿を。

止めていた足が動き出す、だがそれは出口に向けてではない。

ベッドの上で泣いている赤城の元に駆けつける由梨音は咄嗟に赤城に抱きついた。

その突然の出来事に、抱きつかれた赤城も驚いたまま動けない。

「怒られてもいいです!減給されてもいいです!嫌なら、突き飛ばしてもいいです!……だから、赤城少佐の側にいさせてください……」

抱きついてきた由梨音はとても温かく、ぎゅっと赤城の体を抱きしめたまま離れようとしない。

「由梨音……?」

「私は、泣いてる赤城少佐を一人にさせたくないんです。だって、私が泣いてる時も、赤城少佐はこうやって私を抱きしめてくれました」

気付かされる人の温かさ、蘇る記憶は辛いものばかりではない、温かい記憶、思い出も存在する。

「だから赤城少佐、一人で泣こうとしないでください……」

由梨音の言った聞き覚えのある台詞、それは前に武蔵にも言われたのも同じ台詞だった。

脳裏に過ぎる大和の後姿、あの時自分を助けてくれた大和には、もしかすれば……。

悲しさと嬉しさが入り混じり、頭も心もわけがわからなくなる。

そんな時、赤城は由梨音と共に抱きしめあいながら泣く事しかできなかった……でも、それでいい。

仲間と共に涙を流す事で今ある複雑な感情を紛らせ、分かち合い、今を確かめあえるのなら。

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