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魂の修業だそうです。
人世は来世の為の修業だそうだ。ある文章からの受け売りであるが。辛いしんどい暗い悲しい――これらは魂の修業の為にそうあるらしい。
だから現世で辛い経験にあった人は、来世で幸せになるそうだ。
肯定と否定が交錯する。
ならば、来世のため、来世のためと言い聞かせて、ずっと辛い経験を続けて、それで来世もまた辛ければ――永遠に幸せは来ず。
反面、あの世という場所があり、そこで何かしら恵まれるという期待すら無ければ――今を肯定する気も、顔を上げる気にもならない。
輪廻転生はよく扱われるテーマだが、身近な悲しみやしんどさが組み込まれ、その意味をどうにか出来なければ。人は人の命の価値を見失う。
ライフ ロスト デス リインカーネーション ハピネス アンハピネス ぐるぐるとそれらが渦を巻き、降りかかってくるような。




