表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/73

プール

 台風が過ぎ去った後のプール、ばちゃりと体を沈める。水は冷たい、夏の陽射しを吸収するような時間は無かったのだろう。



 所々に浮く木の葉が昨夜の台風を思い出させた。寝ていたので分からないが、かなり酷かったようだ。プールに隣接した海は波も高く、遊泳禁止のそんな夏の一日だ。

 一度体を沈め、体温を慣らす。心臓辺りまで水に飲み込まれたような......ひやりとした感覚。錯覚だ。



 高々三日間の旅行に過ぎず、社会人とは窮屈だと思い知らされる。周りも同じような家族連れ、短い夏休みを子供の思い出作りにしているのだろう。



 透明度の高い水の跳ねるスプラッシュに、浜一つ隔てた潮の寄せる音が被さって。しかし人工のプールの方が便利なんだなとすっかり野生を失った僕は思う。



 生き方だってそうだろうな。いくら頑張っているように見えたってさ、人間の領域をはみ出さないのだから。プールの中で泳ぐようなものだろう。

 それはそれで......

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ