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フィギュアスケート

銀盤の上のアーティストというべきか。


あるいは孤高の芸術家というべきか。


フィギュアスケートを見るたびに何と呼ぶのが適切なのかいつも迷う。スポーツの中でも圧倒的に芸術性が高いこの競技を。


BGMを選び、振り付けを考え、それにプラスして表現力とジャンプやスケーティングなどの技術の高さを示すための構成も巧緻に組み立てていかねばならないというのはこれはもう純粋な意味でのスポーツとはまた別次元のものだろう。


飛ぶ。滑る。回る。指先の一本一本にまで神経を張り詰めさせて曲にこめられた主題を観客に訴える。4回転ジャンプで驚嘆させ、3回転-2回転の華麗なコンビネーションでため息をつかせる。


多彩で複雑な美を支える技術。それを支える体力。根底にある膨大な練習量。


そう、瞠目してみる価値があるものだ。あなたが今見ている氷の上の戦いは二度と再現されない美の結晶なのだから。

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