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継続を前提の世の中だって?
この世にある制度の何割かは継続を前提に存在している。
たとえば住宅ローン。
たとえばクレジットカード。
たとえば分割払い。
これらはある一定期間以上、その制度の対象が存在しているだろうという前提の上で成り立つ制度だ。
そう、それは自然だ。人間の平均寿命は80歳を超えた。明日も明後日も存在し、皆それくらいの年齢までは生きているだろうと考えるのはおかしくはない。
だが本当にそうなのだろうか。時として人間は予想もつかない事態に陥り、今までの自分を継続できないことだってある。
不幸な事故、不幸な事件によりこれまでの生活を粉々にされ、最悪の場合は命までも断ち切られる可能性というのはあるのだ。
阪神大震災を関西にいたときに経験し、9.11をTVで見て、東北大震災を間接的ながら知っている。
いつだって人の想像の及ばないことは発生しうるということを頭の片隅に入れておくのはきっと臆病で、だけど必要なことなんだろう。




