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よく考えてたよなあ
これは私がまだ子供だった頃の話だ。
私の父親が子供の寝かしつけをしてくれた時代があった。
もちろん私がうんと小さい時である。
普通の絵本なども読んでくれたのだが、時々その話を自分なりにアレンジして変な擬音や架空のキャラクターをまじえて面白い話にして話してくれたこともあった。あれはきっと父から私や弟妹へのサービス精神の表れだったのだろうなと思う。
まあそれにしてもそもそもそういう発想がないと創作は出来ないのでアイデア豊かな人間だと思うのだが。あの時代の人にしてはユーモア精神あったんだなとつくづく考える時はあった。
どういう時にああいう話を考えていたのだろうか。仕事で疲れているのに帰りの電車の中か? 家族で夕食の食卓を囲んでいる中か? まったくよく考えたものである。
私はこの前、寝る前に子供に絵本を読んでみた時に少しばかりオリジナルの話を織り込んでみた。そうしたら結構反応は良かった。たまにやってみてもいいな。ま、うちの父の真似になってしまうのだけれど。




