一章 壱:親
どうも狐丸です。
前章は、たくさんのアクセスありがとうございました♪
なんだかやる気がフツフツと沸いてまいりました。
そして今回、
第一章壱を書かせていただきまして改めて気づいたことがあります。
それは、自分で書いておいてあれなんですが
すごく読みにくい(;;)
どうにかして改善したいと思っておりますが
そう簡単にはいかなさそうです・・・
もう少し一文一文を短くすればいいのかな?
それでは
私も日々精進しますので、
是非応援していただければ幸いです。
あまりの眩しさに目が覚めた。
カーテンの隙間から朝日が差し込み、俺の顔をピンポイントで照らしている。
時計を見ると、時計は『6時45分』を示し、目覚まし機能が作動するまで後5分。だが、わざわざ騒音を辺りに撒き散らす機能を作動させてやる義理もない。
俺は、頭上に手を伸ばし、時計の上のスイッチをOFFに切り替えた。これにより朝の静寂は守られた。再び安心して夢の中へ落ちてゆける……
……落ちてゆける……
……落ちて…
…落ちろ…
「って!落ちろよ俺!」思わず大声を上げる、が、当然何も変わらず、再び静寂が寝室を包み込む。妙な孤独を感じ、俺は無言のまま地上の楽園である『布団』からモソモソと抜け出した。
秋も中盤に差し掛かっているだけあって部屋の空気は少し肌寒く、思わず身震いしてしまう。
布団に再び潜り込みたくなるのをここは鉄の意志でグッと堪え、その誘惑の根源である布団をたたみ、即座に押し入れへと始末する!
そして、本日から着用が義務付けられた学生服の上着(通称:学ラン)に、ほぼ一年ぶりに袖を通し、空っぽのバッグを持って2階を後にした。
1階に降りると、そこにはホカホカと湯気を立てる白米と味噌汁が俺を待ち受ける………はずもなく、冷蔵庫から冷たくなった白米を取出し電子レンジへGO!
それと同時に、味噌汁の入った鍋を火にかけ、洗顔、髪の毛のセットをすること数分。
味噌汁の鍋がコトコトと美味しそうな匂いを部屋に漂わせながら音をたて、朝食の準備が出来たことを知らせた。
とりあえず軽く朝食を済ませたた俺の視界の端で、何かがチカチカと光る。
誰かが俺の寝ている間にメールでも送って来たようで、携帯電話が受信を知らせる青い光を発していた。茶碗をさげながら携帯電話を開く……どうやら2通ほど来ているようだ。
1通目
差出人:たくあん
件名:起きてるか?
本文:ようやくテストも終わったわけだし、明日の夜はお前ん家でオールナイトフィーバー!OK?
1通目は友人からのメール、今夜うちに泊まりに来たいらしい。
昨日、定期テストが終わったこともあり、俺もたまりにたまった鬱憤をはらすのに良い機会だと思い、すぐに『OK』の返事を返そうかとも思ったが、どうせ今日、この後学校に行けば会えることを思い出し、その時に了承の意を伝えることに決め、先に2通目のメールを読むことにした。
2通目
差出人:母さん
件名:ヤッホー♪元気~♪♪
本文:突然なんだけど~明日お家に帰るから~♪
晩ご飯、私達の分もよろしくね~♪母さんより
追伸:晩飯はちらし寿司が良い。By父
「………………!?」
「は!?どういうことだよおい!なんでいきなり帰ってくるんだよ!?ちらし寿司って何だよ!」
携帯電話に大声で問いかけるが、当然、電話が答えるわけもない。
それに、突然のことに頭がついていっていない。
いい機会なので、俺の両親のことを紹介しておこう。
……俺の両親は、青春ブラリ旅と称して世界中を飛び回っている。いったい何の仕事をしているのか見当も付かないが、時折銀行にお金が振り込まれている以上、なにかしら仕事をしているのだろう……そして突然フラッと思い出したように帰ってくる。そんな親なのだ。
そんな気ままな生活をしている両親が、明日帰ってくる!
いや?昨日の明日だから………今日!?
前に帰ってきたのは中学1年生の頃であるからして……ゆうに5年ぶり……
いったい何の目的だろうか…いつもの通りの気まぐれとはどうも思えない…
夢のこともあるし…これは何かある気がする……
「はぁ……たくあんの話は断るか………」
主人公が異世界へ行くのは
もう少し先になりそうです。
2章ぐらいかな?