■設定について(2)
小説プロジェクト
『1 DAY MAN ( ワンデイ マン )』
の設定(2)となります。
1 DAY MAN ( ワンデイ マン )
■設定について(2)
<PROGRAM ARK (プログラムアーク)とは?>
惑星NDのコア意識体である『VOSS (ヴォス)』が創り上げた〝エネルギー素粒子〟をベースに展開する有機プログラムであり、「三次元宇宙における万物を構成する原初のプログラム」。
VOSSは、遥か太古に絶滅したNDの主住民が起こした最終戦争をシュミレーションし、絶滅の原因を突き止めるべく、信じられない期間をかけて繰り返しプログラムを走らせている。
このプログラムは人類時間できっかり1000年単位でリセットされるよう設計されている。
(AD:00/08/01~AD:1999/07/31を無限に繰り返すプログラム)
つまり、『紀元前』という事実は実は存在せず、この1000年の間の最初の200年は、以下の流れに沿って、プログラムの安定化の為に費やされる。
①0~100年:自然環境の構築と安定化
→100年を費やし、基準近似値で安定させる。失敗した場合は強制終了してやり直し
②101~200年:人類と文明の設置(疑似記憶の定着)~安定化
→①をクリアした環境の下、更に100年を費やし基準近似値で安定させる。
これに成功したプログラムに初めて通しナンバーが振り分けられ、観察実験の対象となる。
(※仮想惑星「地球」の人類は、絶滅したNDの住民「HUMU」の構造を模して作成)
①②双方ともに実験当初は、安定化を成功させるだけで無限に近い数の試作が消えて行ったが、試行の末に『200年かければ疑似歴史の刷り込みを含めた状態安定が可能』という事が解り、最初の200年で基礎作り。残り800年でデータ収集。というパターンに落ち着いた。
この800年という時間軸内に惑星NDで起きた主要な出来事・人物を再配置し、様々な指令を与えた無数の「ミーン」を解き放ち、データを取っている。
<PROGRAM CHAOS (プログラムカオス)とは?>
プログラムアークの〝1000年リセット〟が何らかの理由で実行されなかった場合に発動する補助プログラム。
参考事例が全くない為、自然発生的に発現する事象を記録していくしかないのだが、VOSS自身が、〝自分が誕生しない〟という基準から始まる無限の可能性に恐怖を感じ、あらかじめ次の100年後に、強制的に『カタストロフ』を起こす様、設計した。
(この補助カタストロフは確実に発生する。→何らかの理由でこの設定をもかいくぐり、事象が存在し続けようとする場合は、プログラムが自動的に強制終了するという仕組み)
★★この小説における重要ポイント★★
※ポイント①※
つまり人類は、1999年7月 (ポイントC)を乗り切ってしまった時点で、どうあがいても、その100年後の『2099年に滅亡する(もしくは宇宙とともに消滅)』という宿命の下に生きている。という設定。
※ポイント②※
冷静沈着な作業の遂行の為に、それまで遮断されていたミーンの〝対象者との意識共鳴システム〟が「ポイントC以降での人類介入」では開かれる(ON状態になる)事となる。
(より濃密で高度なデータ収集を行う為)
結果、単なるデータ収集役のミーン達が『精神の秘密』へと足を踏み入れていく。
→物語の軸が次第に『存在とは何ぞや?』という第2テーマに入っていく
※ポイント③※(変更可能性大いにアリ)
エンディング=VOSS自身の消滅選択
~あとがき~
現在進行中のホラー小説「手まりの森」を優先している関係で、
当小説の第一話執筆は相当後ろ倒しになるかもしれません…
あ~書きたい。。。
神様、書かせて。。。(この話に沿うなら神様は居ないんですが……(涙))
(羽夢屋敷)