ターニングポイント
これは、
「破壊」と「誕生」を象徴する〝ミーン〟というエネルギー生命体(2人で一組)が、プログラムアーク(※我々人類の世界)に存在する一人の人間に『1日間』だけとり憑き、その人間に既定の行動をさせるその様を『ひとつの物語』として描いていく小説です。
1 DAY MAN ( ワンデイ マン )
2021.10/31 羽夢屋敷
■惑星ND
■2人のJUN
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-- 惑星ND --
ND-LOG
10012 215 362 OZ
ALMANA
OZ 2653195826
> 1999.08.1 AM.0
惑星NDのコアの表面から1000km上空のエリアには、直径100mから500mの大小様々な120個に及ぶ多重保管領域「VEEK」が存在する。
その内の16番目に生まれたVEEKか異常なシグナルを発していた。
〝プログラムパタンOZが、 CATASTROPHE POINTを通過!〟
〝全VEEKは、第8レベルで緊急ジョイン実行!〟
〝プログラムパタンOZが、 CATASTROPHE POINTを通過!〟
〝全VEEKは、第8レベルで緊急ジョイン実行!……〟
世界中の無想遊泳中のエネルギー生命体「MENE」は、その緊急シグナルを探知し大きな衝撃を受けていた。
『まさか!?……信じられない!』
『最深波長での伝達だ。……本当に起こったのさ……』
『でもお前……100京の6乗走らせて通過してないんだぞ。ポイントCは……』
『俺たちミーンがこれに関わってざっと100万世代位だよな……えらい事だぞこりゃぁ』
『それよりも、どうなるんだ?』
『だよな……どうなるんだろう』
『これからのFUSIONは?……ポイントC以降に飛び込むのか?』
『VOSSだって未知の領域だよな……』
『……………』
『……………』
『……………』
『俺たちが誕生しないってシナリオも在り得るな………』
『……それってお前………』
『…………CHAOS』
『ああ。…………プログラムCHAOSが同時に走りだすって事さ』
----------途中ですが、今はここまで----------------
■当小説について
当小説は、
「破壊」と「誕生」を象徴するミーンというエネルギー生命体(2人で一組)が、プログラムアーク(※我々人類の世界)に存在する一人の人間に『1日間』だけとり憑き、その人間に既定の行動をさせるその様を『個々の一つの物語』として描く小説です。
対で存在するミーンは、VOSSという彼らの親玉から「それぞれ異なる指令」を受け、指定の人間にとり憑き、その人間が〝目覚めて眠るまでの間〟に各々のミッションを遂行すべく人間に働きかけを行います。
(※ミッションクリア→褒賞として〝対状態から分離されプログラムZELDAへと開放〟される)
ミッションを受けたミーンには、7つの複製プログラムが用意されます。つまり〝同日を7回まで繰り返せる〟という能力を持っており、この7日間の間でお互いに折り合いが付いた所で「RETURN」を宣言し、プログラムアークから離脱します。
(※互いのミッションは互いに口外禁止。2体ともにミッションクリアもあり得ます)
この設定を利用し、『たった1日に凝縮された人間の葛藤とドラマ(またはミーン自身の葛藤)』を様々なシチュエーションと角度で描いて行きます。
(※最終的には「設定・ルール」だけ厳守いただき、様々な作家の方を巻き込むPJになるのが理想)
■第一話「2人のJUN」について
長野の山村のとある高校に転校してきた二人の青年(「淳」と「淳矢」。ともに高校1年生)の物語。
ここではミーンの介入はなく、この小説の世界観
『地球は実はNDという惑星で絶滅した文明の写し鏡(有機プログラム)である』
という事を「淳矢が淳に伝える」というのがメインになる話。
(※この小説の大まかな世界観をユーザーに知らせるのが目的)
・淳
5月に東京から転入。パソコンオタクで趣味はPCタロット占い
実は少しだけ未来を見る力がある。
転校早々に気味悪い形で占いを的中させてしまい、クラスの仲間から距離を置かれる羽目になる。
・淳矢
6月に大阪から転入。メキシコ人の父と、日本人の母のハーフ(6歳まではメキシコに住んでいた)
明るく、非常に面白いので、すぐにクラスの仲間と打ちとける。
実はSEEKERという能力者→消失した記憶を再現できる(※7日間の記憶をある程度保持できる)
中学生時ミーンにフュージョンされ、7回目のリトライ時に危険にさらされた自分の弟を見殺しにしてしまう
(※アメコミのリストバンドの下に自傷痕あり)
「淳」の能力を見抜き淳に好意を寄せる。結果、仲良くなるがその年の夏の終わりに淳矢は事故死してしまう。
→事故死した事を知らない淳の所に現れ、この世の理について淳に説明する
■設定について
惑星NDでおこった全面核戦争により、NDに存在した人類は死滅。
残された〝無数の機械〟が独自発達し、超文明を築く。
物質とエネルギーを自在に操り『空間に存在できる意識体』というレベルにまで進化しているが、死滅した人類が持っていた『精神』の仕組みだけがどうしても解明できていない。
この設定で、時間でき次第話を進めたい所ですが……(羽夢屋敷)