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第342話【その後の新スキルチェック】

ゴリたちはガイアを連れてソドムタウンに帰って行った。


俺はサイクロプスのミケランジェロと話をつけてから、ドワーフの村に帰ってきていた。


どう話をつけたかと言えば、もうドワーフたちの家畜は襲わないってことだ。


ミケランジェロは了解してくれたよ。


なんでもサイクロプスは神族系モンスターだから、たまに飯を食えば十分らしいのだ。


なんとも省エネな胃袋である。


でぇ~、そのたまにが面倒臭くて、そこらに居る家畜を取って食ったことがあるらしいのだ。


とりあえずもうしないって約束してくれた。


今度からは、腹が減ったらちゃんと狩りをするってさ。


それとだ──。


ミケランジェロに旧魔王城のことを訊いたら、いろいろと教えてくれたのだ。


なんでも現在の魔王城は廃墟同然らしい。


戦争でボロボロになったうえに、戦後何百年も人が住んでないから当然だろう。


そもそも城のサイズは人間用なのでミケランジェロは住めなかったらしいのだ。


だから手頃な岩山に住んでいるとか──。


まあ、兎に角だ。


魔王城に住むなら大掛かりな修繕作業が必要らしい。


そのぐらいの予想はしていたけれどね。


それと今現在は、旧魔王城に魔物の一匹や二匹は巣くっているやも知れないと。


まあ、そんなこともあるよね。


何かが巣くってるなら退治するのみだ。


それとだ。


旧魔王城の周辺に町を作ったら、ミケランジェロも来ないかって誘ってみた。


むしろ町作りの作業を手伝ってもらいたいのだ。


建築用の大型機械が無い世界なのだから、ミケランジェロのような巨人が居てくれたら本気で力強い話である。


そして、ミケランジェロはそれを喜んで引き受けてくれた。


もう、一人で暮らすのが寂しかったらしく、それにガイアの側に居られるのも嬉しいらしいのだ。


魔王城の町にミケランジェロが居れば何かと心強い話しだ。


今後の町作りが楽しみである。


そして俺はドワーフの宿屋に借りた部屋から転送絨毯でソドムタウンに帰って来ると、ログハウスの自室でベッドに寝転んでいた。


ドワーフの宿屋のベッドは小さいうえに硬くて寝心地が最悪なのだ。


あれなら野宿と代わらないわ。


俺はログハウスのベッドに寝転び、ゆっくりと疲れを癒しながらステータス画面を開いた。


レベルアップしているので新スキルのチェックをしたい。


おおっ、今回は四つも覚えているぞ!


これって最高記録じゃねえ?


違ったっけな?


まあ、いいか。


どれどれ、どんな新スキルかな~。


まずは一つ目は~。


【パッシブ・ジャンピングマスタリー。跳躍力が向上する】


あー、今回は跳ねて飛んでばっかりだったもんな。


でも、これは機動力にも回避力にも繋がるからOKだぞ。


さて、二つ目は~。


【パッシブ・タフネスマスタリー。耐久力が向上する】


あー、今回は殴られたり蹴られたりが多かったもんな~。


両足も粉砕されたしさ。


でも、これは生命線に大きく関わるからOKだよね。


さてさて、三つ目は~。


【アクロバティック。空中での体勢コントロールの向上や着地の技術が向上する】


あー、書いてある通りなんだろうな。


でも、何かしら役には立つだろうさ。


さてさてさて、ラストの四つ目は~。


【ワイルドクラッシャー。すべての武器で、強打力が2.5倍された一撃を放てるようになる。一日に撃てる回数は、本人レベルの20置きに一回追加される】


おおっ!


最後は強打系の攻撃スキルだね。


あっ、前回覚えたソニックウェーブを使うの忘れてたわ。


よし、明日になったら木偶相手に二つとも試し撃ちでもしてみるかな。


木偶は誰にしようかな~。


ゴリ、バイマン、オアイドス、それともカンパネルラ爺さんかな~。


まあ、明日はドワーフ村の村長さんにミケランジェロのことを報告して、それから旅立つ前に試し撃ちだ。


ラストはエルフの村だな。


魔王城エリアに入るためのゲートを守っている番人たちとかって聞いているが、どんな美人が出てくるか楽しみだぞ。


やっぱりエロくてセクシーな格好をしているのかな?


あたたたたっ……。


胸が、呪いが……。


さて、寝るか、今日は戦い疲れたぞぉっと……。


すやすや、すやすや……。



【つづく】

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[気になる点] 古典エルフか巨乳エロフか。
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