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築地で戦闘開始

光たちの一行が、築地本願寺の門の前に立った時点で、上空に異変が発生した。

まず、上空に雷のような光が発生、そしてその光は、四方に別れ、築地本願寺の東西南北の角にキッチリと静止、そのまま光の柱に変化した。


光は、それを見て、ふふっと笑う。

「見る人が見ればわかる」

「何とも恐ろしい四天王、これで完全な結界だ」


キャサリンも上空を見上げた。

「何とも強そうな四天王、そしてソフィーは、大天使ガブリエルの姿ですね」

サラも反応。

「四天王は屈強極まりない雰囲気です、そして大天使ガブリエル、いつ見ても、美しい羽です、憧れます」

春麗は一旦うれしそうに四天王と、大天使ガブリエルを見上げた後、

「そろそろ入ろうよ、動きたくて、身体がウズウズする」

と、光の顔を見た。


光は、その春麗にニッコリ。

キャサリンとサラの顔も見る。

そして、声をかけた。

「じゃあ、行こうか、見ているだけって言うけれど、万が一あったら手伝う」


するとキャサリン

「いりません、こんな雑魚程度」

サラも

「余計なことはしないでください、出番がなくなります」

春麗は

「デートなら許すけれど」

と笑うと、キャサリンとサラも、可笑しくてたまらない様子。


光たち一行は、そんな状態で、築地本願寺の門から境内に入った。

そして、境内に入った時点で、一斉に不穏な集団からの視線を受ける。

ただ、光たちは、その視線には、全く動じない。

とにかく本願寺の堂宇を目指して、普通に歩いていく。


その様子が気に入らなかったようだ。

元グリーンベレー系の不穏な集団のリーダー格は、せせら笑った。

「ほんとに、あのガキどもは馬鹿か、俺たちの危ない雰囲気がわからないのか」

「築地市場の連中だって、蒼い顔をして震え上がっていたのに」

そして、子分に指示を出す。

「おい!あのガキどもを何とかして、人質にしろ」

「手段はどうでもいい、殺さない程度に縛りつけろ」


子分もすぐに理解した。

「理由も何もありませんね、とにかく近づいて縄で縛るだけ」

「抵抗するような動きを見せたら、ナイフ使いと拳銃使いで脅すだけ」


リーダー、そして子分からの指示は、またたく間にナイフ使いの数人に伝わったようだ。

まず、ナイフ使いの数人が、光たちを取り囲んだ。


光たちも、ようやく立ち止まった。

何しろ、前後左右、何かを塗ったナイフを取り出した男たちに囲まれている。


光は、その男たちに、声をかけた。

「あの、何か用があるんですか?」

「僕たちは、本願寺が見たいだけなんです」

「どうしてナイフを出して、僕たちを囲んでいるんですか?」


ただ、囲んだ男たちからは、何の応じる言葉はない。

というよりは、光の日本語そのものが、わからないようだ。


光は、少し呆れたような顔。

そして、キャサリン、サラ、春麗にフフッと笑った。

「じゃあ、行こうか」

そして、そのまま歩きだそうとする。


・・・・次の瞬間・・・


ナイフ使いたちが、一斉に、光たちに、迫ってきた。

そして、拳銃使いの銃口が、光たちにセットされている。


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