表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/371

春麗と華奈の料理(2)

春麗と華奈が作った「中華料理」は、お饅頭の話に関係した「中華饅頭」

しっかりと皮も餡も手作り、また餡は鶏肉とニラに調味料を加えた本格的なもの。

それと、春奈たちが見守る限り、春麗の指示に華奈は完璧に対応、とにかく動きが素早い。


春奈は焦った。

「どうして?華奈ちゃん、動きがすごいし、お饅頭も美味しいし」

キャサリン

「ふむ、本当に美味です、おやつには最高です」

サラ

「皮も餡も、すごいです」

光も、驚いた顔。

「一つではなくて、もう一つ食べたくなる」


さて、そんな状態の中、由香利、由紀、ルシェールも、引っ越しの荷物を持ち、光の家に入ってきた。

そして、春麗と華奈が作った中華饅頭を一口。


由香利は目を丸くする。

「え?マジ?華奈ちゃんが作ったの?春麗と?」

由紀も同じく。

「へえ・・・本格的・・・どうして?」

ルシェールは、少し焦り顔。

「本当に美味しいけれど、少しヤバイ、またしても、オットリとしていられない」


ソフィーも空手道場の始末が終了したらしい。

光の家に入ってきて、中華饅頭を一口。

「ふむ・・・いいお味だ」

と言って、春麗と華奈をじっと見る。

「もしかして、すっごい完璧な力を発揮できる関係かもしれない」

「そうでなければ、華奈ちゃんに、こんなこと出来るわけがない」


しかし、春麗と華奈は、何を言われても、ニコニコと笑っているだけ。

とにかく「超余裕」の雰囲気になっている。


華奈の母、美紀も光の家に入ってきた。

そして美紀も、春麗と華奈の作った饅頭を一口。

「へえ・・・華奈、確かに美味しい、でも、どうしちゃったの?やはり先生かなあ」

「春麗にお礼を言わないと」

美紀も、出来栄えに感心したようだ。

春麗に近寄って「ありがとう」と、しっかりお礼を言っている。


その華奈は、自分の作った料理が、「初めてほめられた」ことが、本当にうれしい。

春麗にも超感謝の状態。

「ねえ、春麗、すごくうれしい、また、教えて!」

春麗も、マンザラではない様子。

「うん、華奈ちゃんって、動きがキビキビとしていて好きなの」

「考えていることも、よくわかる」


華奈は、ますますニッコリ。

「光さんに対しては、ライバルだけど、呪法とかお料理も、教えて欲しいなあ」

春麗も、華奈に応える。

「そうだね、天照様の光り輝く呪法も、私達中国の道教にも、関係が深い」

「それとね、今回の相手には、天照様の呪法、秘法が欠かせない」

春麗は、そこまで言って、その目を輝かせるけれど、華奈にはまだ理解できない様子。


華奈

「うん、よくわからないことあるけれど、いろいろ教えて」

春麗

「わかった、それは任せて」

「大事なことは、とにかく光君を守って、その力を充分発揮させること」

「それが第一なの、お嫁さんは、その後になるよ」

華奈と春麗の話は、自然に続いていく。

そして、その話をまず美紀が聞き取り、一つ一つ頷く。

また、他の巫女も、しっかりと聞き取っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ