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由香利とソフィーの会話

由香利とソフィーが話をしている。


由香利

「警備のほうは、こちらにお任せください」

ソフィーは難しい顔。

「まあ、伊勢様と住吉様の結界だから破られることもないけれど」

「私にも政府としての役目があるの」


由香利

「それと、親父の業界の連中には、全て告知済み」

「ある意味で、警察よりも強力と思われますが」

ソフィーは苦笑い。

「それは・・・腰が据わっていない公務員の警察より、命をかけられる人たちのほうが強いさ、攻めにしても警護にしてもね」

「それにしても、由香利さん、キツイねえ」


由香利は、クスッと笑う。

「いや、それほどのことでも・・・」

「それより何より危険も大きく」

ソフィーは、また厳しい顔。

「海と川に邪霊ねえ、それが拡散する」

「それと東京大空襲の怨念を用いるんだ」

「具体的には、どうするんだろうねえ・・・」


由香利

「全て東京湾とか隅田川を経由した食料品に感染のリスクがあります」

「それを食べた人には全て」

ソフィー

「光君はどうするのかなあ」

由香利

「今までは、住吉大神の御懸念」

「住吉様は、佃住吉に出現なされ、光君と私に御神威を発揮、何らかの対策をお示しになられるとのことです」


ソフィー

「まあ、由香利さんと光君の二人だけをご指名とあれば仕方がない」

「大騒ぎする巫女連中には、私から別の仕事を頼むかな」

由香利は、ソフィーに頭を下げた。

「助かります、ソフィーさん、さすがです」


ソフィー

「でもね、それとお嫁さんなんとかとは、混同しないでよ」

「決して、二人きりの場を利用してアブナイ真似はしないで、由香利さんだから大丈夫とは思うけれど」

由香利

「ソフィーさんも何度か、二人きりのい場面ありましたよね」


ソフィー

「うん・・・あったんだけどねえ・・・なかなかねえ・・・」

「無粋なんてもんじゃないの、あの子」

由香利

「私なんて、手を握ろうとすると走って逃げられていますもの」


ソフィー

「それは、悔しいよね、気が利かない」

由香利

「まあ、今はそれより何より目の前の邪霊対策です」

「光君が言っていたんですが」

「もしかすると援軍を頼むかもと」

ソフィー

「そうなると誰だろう・・・」

「陸の神じゃないよね、海とか水の神」


由香利

「もしかすると周美鈴」

「媽祖様の巫女ですし」

ソフィー

「サラを通じて、ポセイドンとか?」

由香利

「でも、その御二方がお出ましになる時は、かなり危険な状態」

ソフィー

「出なければ出ない方がいいね、それは」


由香利とソフィーの会話は長く続いている。


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