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まさかの兵隊が参加?

華国祥のもう一つの「お願い」は、驚くべきものだった。

「光様、実は阿修羅様、兵馬俑はご存知ですよね」


その言葉で、光は阿修羅に変化する。

「うん、あの地下の兵隊?人形だろう?」

その目が輝いている。


華国祥は、言葉を続ける。

「単刀直入ですが、お仲間に加えていただけないでしょうか」

「つまり、参戦したいのです」

「彼らも地下に立っているだけでは・・・」

「阿修羅様たちの戦いを見て、血が騒いで仕方がないらしくて」


阿修羅は、呆れ顔。

「それは、あの蝿がたくさん飛んでくれば、兵隊は多い方がいいけれど」

「それにしても、関羽将軍の時代とは異なるのではないか?」

「秦の始皇帝の時代だろ?彼らって」


華国祥は、そう言われても粘る。

「いえいえ、彼らも我ら中国の神霊の仲間」

「この関羽、九天玄女様、媽祖様が動いて、自分たちだけが立っているだけでは恥ずかしいとかで」


・・・・阿修羅と華国祥、実は関羽将軍の話し合いは、続いている。



さて、温泉の中では、巫女たちが騒ぎ出した。


華奈

「光さんが、針治療で、痛がっていたらどうしよう」

由香利

「滋養強壮の治療と言っても、長すぎだなあ」

由紀

「血行が良くなってきたけれど、おなかが減って来た」

ルシェール

「ここまで来たら、中華料理だよね」

「でもさ、光君、食欲がそんなに簡単に戻るの?針治療って即効性はないと思った、しいて言えば、中華粥程度」

キャサリン

「この豪華な宮殿で、中華粥はねえ・・・」

サラ

「私は、お肉食べたいんです、中華の味付けのお肉も好き」

候補者世代巫女は、そんな状態。

そして、春麗と周美鈴が、大きな湯船の中を歩いて来た。


春麗

「華国祥さんは、いろいろお願いしているみたい」

周美鈴

「私の、皆様への参加希望と、もう一つ」


春奈は、そこでため息。

「また・・・増える?」

ソフィー

「うーん・・・ますます候補者から世代が・・・」

春奈

「年齢差が悔しい」

ソフィー

「お手上げかなあ、でもなあ」

春奈

「これも阿修羅の思惑?」

ソフィー

「一人増えても、光君は無粋だから、あまり関係ない」

春奈

「女の魅力よりは、戦闘における実利?」

ソフィー

「まあ、そうだろうね、人海戦術も使うかも」

春奈

「え?何?その人海戦術って?」

ソフィー

「あの地下に立っている兵隊さんだよ、超大軍」

春奈とソフィーは、さすがに少し大人、候補者世代巫女とは違う分析をはじめている。


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