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IN SOUL OF  作者: 花と種
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〜第四話〜そして試練

太陽・花梨は穴へ落とされ、

邪丸は村を歩いていた。


今度はどんなストーリーが彼らを待ち受けているのだろうか。

酒場の前を歩いていた。


邪丸

「ちょっと入ってみるか」


カランカラーン


陽気な店員

「らっしゃーい!!客さんー、今ビール一気飲み大会で盛り上がってるんですがどうっすか?」

邪丸

「おっ俺はまだ未成年だしなぁ・・・」


と呟いた。


陽気な店員

「お一人様参加ー!!」

邪丸

「え?ちょっちょっと」

酒場の人達

「よっしゃっーこっち来いこっち!!





薄暗い洞窟の中で少年は仰向あおむけになって倒れていた。

どうやら上の方から落ちてきたらしい


太陽

「痛ててて・・・こっここ何処だ?」


左右後方は壁で前方に一本だけ道があった。


太陽

「あれ?花梨?花梨何処だ!?」


花梨

「太陽?そっちにいるの?」


左の壁の向こうから声がした。


太陽

「ああいるよ 大丈夫か?」


と、左の壁をさすりながら答えた。


花梨

「大丈夫。一本道があるんだけど進めって事かなぁ??」

太陽

「恐らくね。あのヨッチとかふざけた野郎め、脱出したら覚えてろよ!!」


右手にこぶしを当てながらそう呟いた。


花梨

「それじゃぁまた後でね。」

太陽

「わかった。」




壁にはところどころ火の灯ったランプが掛けてあった。


太陽

「はぁーあぁ」


ソウルコンデンションの太刀を片手で持ち上げ、眺めながらゆっくり歩いていた。


太陽

「はぁー暇だぜ、一人となると余計暇だよ。」

謎の声

「うるせぇーなぁ!黙って歩けよ」


頭の中で誰かにそう言われた。


太陽

「だっ誰だ!?」


そう叫び手に持っていた太刀を構えた。


謎の声

「んじゃぁちょっと遊ぶか?」

太陽

「え?」


その瞬間、目の前に雲一つない快晴な空に大きな太陽が浮かんだ草原が現れた。風が気持ちい川が流れている音もする。


太陽

「気持ちい・・・」


今までの事は全て頭から消えてその場に倒れた。


謎の声

「はっはっはっはっ!!お前面白いな!!」

太陽

「誰だっ!?」


そこには、自分とそっくりな少年が立っていた・・・だが、どこか違う髪の毛は銀髪で服は黒ではなく白、自分とは真逆のようだった。


謎の少年

「だっだっ誰だって・・・俺はお前でお前は俺だよ、なっ!?わかるか?」


少し驚いたそぶりを見せて、自分に理解させようと話してきた。


太陽

「何言ってるんだ?」


と、言い手探りで太刀を探した。


謎の少年

「何探してるんだ?言っただろ?お前の半分は俺なんだよ。だから、太刀なんてないんだよ!!俺達が合わさって太刀になるんだ!!」

太陽

「訳のわかんねぇ事ばっか言いやがって!!うぉ―――」


手探りでやっと見つけた太刀を振り上げて向かって行った。


太陽

「はぁっ!!   !?」


ガキンッ


振り下ろした太刀は少年の刀によって塞がれた。そして、振り下ろした太刀は太刀ではなく細く長い刀だった。


太陽

「お前っ何をした!?」

謎の少年

「だから言っただろ?お前は俺なんだ・・・力を貸して欲しい時は刀を抜けよ。俺達は二人が合わさって俺になれるんだ。なっ!? わかるか?」


その瞬間世界が戻った、洞窟で太陽は倒れていた、起き上がると景色は元に戻っていた。


太陽

「夢・・・か?」


太陽は太刀を見た・・・だが、もう太刀ではなく細く長い刀だった。


太陽

雨竜刀うりゅうとうが・・・」


無意識にそう呟いた。


太陽

「えっ!?」


とっさに口を押さえた。頭で文字が浮かぶ。


「俺もいるんだぜ?二人で一人だ」


そして、その場にひざまずき刀に手を添えた。その瞬間、太刀へとまた変わった・・・太陽はしばらくその場で座りこみ休む事にした。

まだ、忘れられないあの言葉。


「お前の半分は俺なんだよ。だから、太刀なんてないんだよ!!俺達が合わさって太刀になるんだ!!」


太陽

「おっ俺は・・・」


太陽はしばらく目を閉じた。






一人薄暗い洞窟を歩いていた。


謎の声

「ソウルコンディションは、使わないの?」

花梨

「えっ!?」


薄暗い洞窟の中で突然声がして花梨は振り返った。だが、声がした方向は自分の心だった。


謎の声

「教えてあげる」


目の前に、自分に良く似た少女が立っていた。





地響きがして太陽は飛び起きた。


太陽

「何か来る・・・」


ゆっくり後ずさりした。

やがて、広い空間に出た。前方からは、うなり声が聞こえた。

そして、姿をあらわにした。


太陽

「!?」


黒い巨体に手が2本足2本、長い尾の先は大きく膨らみハンマーのようになっている。ところどころから鋭く尖ったやいばが出ている。黒い頭はティラノサウルスを思わせるように大きく、頭から背中、尾まで一直線だ。頭の先に刃が付いている。


魔物

「グギャァ―――――!!」

太陽

「くっ なんだこいつ!?」


すかさず刀を構えた。光を放って太刀へと変化した。


謎の少年

「SausuTynoranX サウスティノランクス・・・STXと呼ばれている。鬼火を使う・・・気を付けろ!」


目の前に現れてそう語った。


太陽

「!?・・・」


太陽はかすかに笑った。


太陽

「俺とお前で一つだろ・・・?」

謎の少年

「!? あぁ」

太陽

「来いよ・・・」


手を差し伸べた。


謎の少年

「何を考えている?」

太陽

「戦いで てめぇを使う」

謎の少年

「貴様にかける」


STXはうなり声を上げた。

やっと魔物もでてきましたね。(笑)

やっとやっと戦いです。(涙)

魔物の名前は・・・まぁ単純に考えました。

わかった人とかは感想などで言ってもらえると嬉しいです(笑)ヒントは文章中の動物(?)の名前とXは無しと考える事ですね。次話もお願いします。


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