〜第三話〜腕調べへ
スピリットワールド略して、スピワードを歩いていた5人は狩る者の村・・・ハンタービレッジへ着いた。
邪丸と龍とは一旦別れ、
太陽、花梨は新たな武器を持ちスピワードの服を揃えるために陽気な洋服店へ来た。
今回はどんな物語が待っているのだろうか・・・
-マッチとヨッチの陽気な洋服店-
入ってすぐ右に洋服を作るための小道具が、棚の上に置いてあった。
左には、服が数枚だけ壁に掛けてあり、梯子が立てかけてあった。
天井はすごく高い・・・と言うより、ないと言ったほうがいいかもしれない。まるで魔法のようにずっと奥まである。
壁は緑と黄土色の縦に縞模様で、ところどころに可愛らしい黄色い星のマークがあった。
部屋の広さは畳10枚程度でものすごくせまい、前方にはレジがあるがなんだかそこにあるようでないような感じがした。
太陽
「こっここ?」
右にあった棚の上に腕を乗せて回りを見渡しながら言った。
花梨
「あっウッウルル姫 えっ!?あれっ?」
周りを見てもウルル姫の姿がなかった。
その時、上から男の子の声がした。
謎の男の子
「あれれー??お客さんー?」
すごく長い梯子が立てかけてあり、5mくらい高い所に男の子がいた。
何やら服の整理をしていたようだ。その辺りにたくさんの服があった。
太陽
「!?そっそうだけど」
謎の男と子
「帽子?服?ズボン?どんな感じの??」
太陽
「んーじゃぁ まかせるわ!!基本色黒ね。」
謎の男の子
「OK-!! ちょい待ちー」
と言い梯子をうまく使って左右にスイスイ移動し服を集めて回った。
謎の男の子
「ほいっしょっと!」
5mほどある高いところからジャンプで降りてきた。
男の子は、金髪で目が青く右耳には、赤い宝石の入ったイヤリングをし、太陽より少し低く龍と同じくらいだった。茶色いブーツを履き、茶色い手袋をし、緑と赤の服と緑の半ズボンを履いていた。
謎の男の子
「こんなもんかな? 俺の名は、ケッシュ・マッチ だ!! マッチって呼んでくれ」
と自己紹介をし、集めた服を渡してくれた。
太陽
「あっありがとう マッチ。」
マッチ
「奥に試着室あるから。」
と言い奥を指差した。
だが、奥と言ってもすぐそこにレジがある。
太陽
「え?」
マッチ
「あっお前らウルル姫の連れか?まぁとにかく奥行ってみろ、んでぇそっちの女は?」
花梨
「ええと 私は・・・」
太陽は不思議そうに奥に進んで行った。だが、進んでも進んでも進んでいる気がしない、後ろを振り返って見るとマッチと花梨が遠くにいた。
太陽
「なんじゃこら!?」
ウルル姫
「幻覚だよ!」
太陽
「!?ウッウルル姫」
右の壁にあった扉が開きウルル姫が出てきた。
ウルル姫
「ここが試着室だ。」
太陽
「そんなとこにいたのか、ん?服変わってないか?」
ウルル姫
「こっちの服に変えたのだ。どうだ?可愛いだろ?」
太陽
「全然!!」
ビシッ
太陽
「んぎゃっ!?」
青っぽい少し透明な長いワンピースのような服を姫は着ていた。
太陽
「痛てて・・・んじゃぁ俺も着替えてこよっと。」
そう言い扉の奥へ太陽は入っていった。
花梨
「これにするわ」
マッチ
「ありがとうございますぅ〜、では、試着室の方へ。」
ウルル姫
「それにしたのか、見せてくれ。」
花梨
「!?ウルル姫!!どっ何処に行ってたの?? 服?私が着てからのお楽しみ〜♪」
マッチ
「では、あちらです。 あっ!!お似合いですよ。ニコッ」
目の前に、黒いコートをはおっていて上着の裏は赤色で、銀色のチャックが首あたりから腹の下まであった。長袖を捲くっていて、黒いグローブを付けて長ズボンを捲くった感じのズボンをはいていた。背中には、大きな太刀をしょっている茶色と金色と赤色が混ざった感じのする髪の毛をした太陽が立っていた。
花梨
「黒っ!!」
太陽
「うるせぇ!?お前もさっさと着替えて来いよ!?」
花梨
「はいはーい」
ウルル姫は、太陽を下から上までじっくり見ていた。
太陽
「なっなんだよ?(照」
ウルル姫
「黒っ!!」
太陽
「うるせ!さっさと邪丸と龍と合流しようぜ」
ウルル姫
「あぁわかった・・・マッチこれは・・・あれか?」
マッチ
「・・・はい」
太陽
「?」
マッチ
「お値段の方は あれ なので、ヨッチには内緒でタダにしておきま」
謎の声
「ちょっとまてぇぇぇええ!!!」
と、同時に上から大きな声と共にマッチとそっくりな顔をして背丈も同じくらいで、マッチとは逆に左耳に青色の宝石の入ったイヤリングをして、マッチとは違うパターンの服を着ている少女が落ちてきた。
マッチ
「ヨッヨッチ!?」
ウルル姫
「おぉ久しぶりじゃなぁ」
ヨッチ
「久しぶりだなぁ。 さて、マッチ タダとはどういう事だ?ウルルのはタダでいいが、その者達がなぜタダなのだ?」
マッチ
「こっこの人達は、あれなんだよ!!あれ!!」
ヨッチ
「あれ?・・・あぁあれかだが、その者達が本当にあれに相応しいか確かめる必要もあるようだな。」
太陽
「あれ?あれってなんだよ?それと確かめるって?」
ウルル姫
「後で説明する」
と冷静にそう答えた。
花梨
「何が始まるの?」
ヨッチ
「行ってからのお楽しみだわ」
そうヨッチは、すごく楽しみな顔をして、ポケットから取り出したスイッチを押した。
その瞬間太陽と花梨は、フッと床に開いた穴に落ちていった。
太陽と花梨
「うわぁ―――――!! キャ―――――!!」
薄暗い穴の奥へ二人は落ちていった。
マッチ
「大丈夫かなぁ。。。?」
ウルル姫
「あやつらをなめるなよ?」
ヨッチ
「かなりの自信だな。あっひゃっひゃっひゃっ!!」
と言い残し店の奥へ消えて行った。
ウルル姫
「ふっ」
軽く笑みを浮かべて後に奥へ消えて行った。
へー一先ずこれからかなり伸び伸びと書くつもりなのでよろしくお願いします。