〜第二話〜スピリットワールド
-スピリットワールド-
3人は、ウルル姫、龍に従うがままに何処かを目指して歩いていた。
地には、砂のような青い粒が砂漠のように広がっていた。
天には、無限に広がる空があった。
太陽などはないが、月がずっと出ている。
とても殺風景な土地であった,風が吹くたびに凍えるような寒さの冷気がきた。
ピュゥー
太陽
「うぅう!!寒い」
龍
「もう少しだ、我慢しろっ!」
太陽
「さっきっから もう少しだ、我慢しろっ ばっかじゃねぇかよ!?」
邪丸
「ちょっとぐらい静かにしろよ太陽。それと、龍さっきまで腰にそんな物なかったが、それなんだ?」
腰には、自分の身長なみにある細長い刀を提げていた。
龍
「ん?これか?」
龍は、腰に提げた刀を見せてくれた。
龍
「我流氷龍剣・・・この世界に来ると、自分の霊気が凝縮され物として自分の身に付く、
ほらっお前等気づかなかったか?]
邪丸
「え!?」
太陽
「なっななななんじゃこりゃぁ!!」
邪丸
「なっなんだそれ太陽!?」
太陽
「こっこれは、太刀?」
龍
「思ったとうりだ、でかいな、霊気を凝縮しき切れずかなりのでかさになる。」
太陽の背中にさしてあったのは、太陽より1.5倍ほどの大きな太刀であった、
太陽
「でけぇ、だけど、重さが感じられない、」
龍
「あたりまえだ、霊気を凝縮させただけなんだから。それはお前の一部同然だ。」
花梨
「と言う事は、太陽の一部って言うことか。」
邪丸
「なぁ、俺は?俺の霊気を凝縮させた物は?」
龍
「ソウルコンデンションだ・・・お前のコンデンション見当たらんな。」
花梨
「私のは、腰にあった。何だろうこれ?」
花梨が手にとってみせてくれたのは、細い針が入った筒のような物だった。
太陽
「針?」
龍
「千本針、治療、攻撃に優れていると聞く。治療は、ほらっ針治療とかあるだろ?
ツボをついて瞬時に傷を癒す。そして、攻撃には、敏捷性がある。だが、
防御がないのが致命的だな・・・」
花梨
「防御・・・」
邪丸
「なぁ・・・俺は?」
ウルル姫
「さぁ着いたぞ、狩る者の村・・・ハンタービレッジだ!!」
太陽
「そのままじゃん!!」
邪丸
「てかっ!!俺のソウルコンデンションの話は!?」
龍
「黙って二人とも歩け!!」
ドコッ ボコッ
太陽と邪丸
「んぎゃぁ!?」
花梨
「ははっ」
太陽と邪丸
「笑ってんじゃねぇ!」
龍
「黙れっ!」
ドコッ
太陽と邪丸
「チ―――――――ン」
-ハンタービレッジ-
ウルル姫
「ここには、全ての狩る者が集まる。猟師、漁師等がな・・・」
ジロジロ
太陽
「なんかめちゃくちゃ視線感じるんだけど」
龍
「そりゃそうだそんな服じゃな、ここの世界の服をまず買うか。」
太陽
「おぅ!!」
邪丸
「俺は遠慮しとく、この村を歩きたい。」
龍
「わかった。この村は簡単な造りになっている、
北が魚市場、東が港、南が民家、西が酒場その奥に迷いの森がある。
いいか、迷いの森だけは行くなよ?一生出られなくなる。」
邪丸
「わっわかった。」
龍
「服はウルル姫のセンスで、俺は行くところがある。」
ウルル姫
「酒場か・・・」
龍
「はい。では後ほど。」
そう言い残し、龍は去って行った。
邪丸
「んじゃぁ俺も、また後でな。」
太陽
「あぁじゃぁな」
花梨
「ばいばーい。」
ウルル姫
「別れの言葉なんていいわい、この店だ。」
そう言って姫は店に入っていった。
看板には、「マッチとヨッチの陽気な洋服店」と長々しく書いてあった。
見た目はボロいが、色あせていないところを見るとかなり派手な店だった。
太陽
「こっここ??」
そう言いながら二人も入っていった。
第2話を読んでいただきありがとうございます。
これからさらに太陽達と一緒に冒険しましょう。