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Real恋愛ゲーム  作者: 成惡*サイチュウ
【日常篇】
9/11

夢です。はい、夢。

目が覚めた。


―――覚めているのか?


眼前には、目を瞑った・・・時と同じ光景が・・・・・広がっている・・・・・・


しかし、暗い、とは言い難い感覚に襲われる。

強いて言うならば、何も無い・・・・―――。


ここは、どこ・・だろう。


「――……が……だ!」


どこからか誰かの声がする。人がいるのだろうか。聞き慣れているような気もする。


どうやって移動すればいいのか分からない。

声の方へ近づこうとした。足の感覚も無いが、動けていることは分かった。

だんだんと声の主の正体が見えてきた―――。


え……?あれは、まさか―――。


「だから言っているでしょう?それは無理だって……、燐夜・・君」


俺だ。


二人いる中の片方は姿も声もぼやけていて誰だかわからないが、

もう片方は、確実に、絶対的に俺だ。

声も姿も俺だが―――だが、俺はあんなに髪が赤かったっけ・・・・・・・・


いや、見た感じ少しだけ幼い。恐らく中学時代辺りの俺だとは思うが……、

赤に染めた覚えは全くない。生まれてこの方ずっと紫だ。


―――中学時代。

俺は、普通な世界で普通の生活を普通に過ごしていたはずだ。

平凡で、通常で、たまに小さく驚愕や感動をするような、そんな日常を繰り返してきた。

友達を作り、笑い、そして、衿とも。


ここで、俺は見るのをやめるべきだった。

しかし―――この目で信じられないことが起きたのを見てしまったのだ。


「くっそ、手前……!覚悟しろ!」


そう、『俺』が叫んだかと思うと即座に、

髪の毛の色が、赤から蒼に・・・・・変化した・・・・


「ほう……戦うことを選びましたか。勇敢と言うべきか、いささか悩みますね……」


その『影』の手には、カードのような物が握られていた。


「しかし、既に君はゲームオーバーですよ、燐夜君―――」


「なっ……!―――」




「さようなら」




―――天井だ。


ここは俺の部屋で、間違いない。俺の意識は現実へと引き戻されていた。

時計は午前四時過ぎ辺りを指している。

そして、さっきまで見ていた夢のことに思いを馳せる―――



「あれ……。俺、どんな夢見てたっけ?」

色々あって遅れてしまったーー!!、次はもっとはやく投稿したいです

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