【2-4】俺の願い、叶った?【stageⅣ】
本筋突入っと
―――しかし、この娘。
恋愛ゲームの中と同じ、青と白のセーラー服に水色のスカートという格好をした少女。
胸には学生証とおぼしきものをつけていて、名札にはLimと書いてある。
身長は、150cmあるだろうか。小さい割りには体の凹凸ははっきりしていて、
胸部は豊かとは言い難いが、服の筋に合わせてそれなりの膨らみはあった。
「何ボーっとしてるの?紫髪くん」
いかんいかん、ついジッと見てしまった。
「紫髪ってのは、よしてくれ……なんだ?」
「とりあえず寝ようよ!」
切り替えし早いな!
しかもとりあえずってなんだよ。
「おいおい、ちょ……まっ――」
彼女は俺の腕を掴み、無理矢理家の中を連れ回しながら空いている部屋を探し始めた。
くそ……衿みたいな強引さだよな、全く。
「ここで寝てもいい?」
結局、その場所は俺の部屋の隣だった。
今は使われていないから、ベットと、最低限の家具しか置かれていない。
「まぁ、いいけど」
「ほんと!?やったぁ!じゃおやすみ!」
クッ、満面の笑みが眩しい……ッ!
そのままリムは寝息を立てて眠ってしまった。
しかし、これから一体どうなるんだろう……それは、想像がつきそうで、中々つかない。
部屋に戻ってベッドに潜るにつくと、自然と眠気はやって……来なかった。
そろそろ変わります。なんか色々と。