答え
期待と緊張で感情がめちゃくちゃになっている俺。
くるぞ…
ついに…
くる…!!
カチャアッ…
ん?
なんだ?
今の音は?
地面に送っていた目線を、ゆっくりと彼女に戻した。
するとモード系美人はなんの前触れもなく、日本刀を取り出していたのである。
俺がそれに気付いたと同時に、モード系美人はその日本刀を構えた。
そして
「お前臭すぎるんだよ!!!!!道歩くなこのフナムシがああぁぁぁ!!!!!!!!」
と言い、その刀を横一閃に振り抜いた。
そうだ。
俺を真っ二つに切断したのだ。
切断された俺は、唖然とする。
そして薄れゆく意識の中で、未だプロポーズの姿勢のままでいる下半身に目をやった。
…ははっ。
なぜか自然と笑みがこぼれた。
意外といい下半身だなぁ…なかなかTバックもよく似合ってるじゃな…
…ん?
何だ、あの突起は?
目も霞んでよく見えなかったが、最後の力を振り絞り、Tバックからはみ出すそれに目を凝らした。
…は!!!
あれは…!!!!
まさかっ……
そんな………ことが…………!!!!!
なんとそこには、そり立つほどに勃起したおちんちんが、俺の意図に反して『びくんびくん』と波を打ち、射精していたのだ。
波打つおちんちん。
空中を舞う元気一杯の精子たち。
そのおちんちんにすら斬りかかろうとするモード系美人。
そして地面に転がり落ちる俺の上半身。
「ボク…上半身だけだから…射精を感じないよぉ……………」
ここで俺は意識を完全に失ったのである。
Fin.