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聖魔の勇者と二つのゲーム  作者: 低血圧魔王
第一章 森の奥の屋敷
5/10

1の3 お化け屋敷かよ

大きな塀の門を開けて庭っぽい所に入り、玄関の戸を開けようとすると鍵が掛かっていた。


「……鍵くらい開けてって下さいよ」


独り言を呟きながら僕は〈アンロック〉という魔法を使い、屋敷の中に入っていく。

………不法侵入?知らない子ですね。


中に入ると、真っ直ぐある廊下の突き当たりにとても禍々しいオーラを放つ部屋部屋があった。


「あそこは………うん、最後ですね」


別にビビったとかじゃない。

ただ凄く気になるから後で見たいだけだ。

僕は好きなおかずを後に食べる派だ!





僕はあの禍々しいオーラを放つ部屋の前にいた。

うん、ここに来るまでも色々凄かった。塀の中の庭は池に河童が住んでいたり、松の木に魔力を食べる魔鳥がいたり、この辺に遊びに来たとかいうナイトメアと名乗る悪魔もいた。

屋敷の方は天井裏にまっ〇ろくろすけがいたりした。

どんなお化け屋敷だよ。


「ここがヒラクの楽しみにしてた部屋~?」

「はい、そうですよ」


コイツが庭であった悪魔のナイトメア。顔はイケメンだと思われるけど、ピエロメイクでよくわからない。尚、赤い鼻は付けていない。なんでだよ!

それよりも、楽しみにしてた御開帳の時間だ!


「行きますよ……とうっ!」


スパーン!と障子を開けると其処には、禍々しいオーラを放つ狐面があった。狐面といっても顔の上半分だけを覆うタイプのだ。その狐面は浮き上がると、僕の顔に向かって凄いスピードで飛んできた。


「うわっ!」

「ヒラク!?」


僕は後ろにナイトメアが居たため避けられず、顔面に狐面が衝突………………せずに装着された。

僕は突然装着された狐面を取ろうと……取ろうと………。


「……え?ナニコレ、取れねぇんだけど!?」


僕は狐面をスキル【鑑定】で鑑定すると、納得した。


──────────


封魅の狐面

称号 呪いの装備

効果 この面を着けた者の美的魅力を半減させる。

   サイズ適応。


──────────



どうやら狐面は呪いの装備だったらしい。

うん、まぁ前世に負った顔の火傷(何故か今世もある)が隠せるし、実害も無いからいいんだけどな。

テッテレー!

ヒラク は あやしいしょうねん に しんか した!

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