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聖魔の勇者と二つのゲーム  作者: 低血圧魔王
第一章 森の奥の屋敷
4/10

1の2 時は過ぎ去り4年後

やぁ皆、鮎縞 啓改め、緋烙だよ。

俺…じゃねぇ、僕って言わないといけないのか。

ん、何故かって?2歳くらいの頃、なんか家の格がどーたらって言ってたからな、一応従ってるんだ。ちゃんと敬語だって使ってるんだぜ?

まぁ、それは置いといて。

あの家の奴等、あり得ねぇ。いや、2歳児に家の格がどーたら教えてる時点であり得ないかもだけど、今の僕の状況がもうあり得ない。


一応言っておくけど、僕、今4歳だよ、4歳。

なのに……さ、あの家…氷結蒼(ヒケツソウ)家の本家邸から離れた屋敷に一人で置いていかれたんだよ?森の奥深くで、ここまで来るのに車で二時間と徒歩一時間かかってたよ。勿論世話役とかそんなものはない、正真正銘の一人。人の気配すらしない。

……な?あり得ないだろ?普通4歳児をこんな森の奥深くの屋敷に放り出さないだろ!?

いや、さ。僕だって最初は一人っ子だし、女だからと言って追い出されはしないだろうと思ってたんだよ、でもな、先月、弟が産まれたんだ。そう、男の子。


そして一ヶ月経った今、僕は森の中の屋敷に放り出された。本当に僕っていらなかったんだな!切り捨てるのがホント早ぇや。

まぁ、ざっと辺りの気配を探った感じ監視の人間すらいないみたいだし?これは……この屋敷を前世の魔法で魔改造してもバレないってことだよな!

なんて幸運なんだろう!子供の振りするのもいい加減辛かったんだよなぁ。うん、これで楽になれる!!

そういえば、この世界にも前世の世界の魔法に似た魔術っていうのがあるらしい。出来れば魔術に関する本もあればいいなー。

とりあえず、屋敷は長い間誰も入ってなさそうだし掃除をするとしようか!

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