そのひぐらたん
今日はあなたが久々にかえって来る日。
だからあなたの好きなグラタンを作ってあげよう。
鍋の中に材料を放り込んでかき混ぜる。
単純な作業でもこれが中々楽しい。
次の材料を入れようと思ったとき伸ばした手は何も掴めない。
あれ?用意してはずなのに…。
マカロニが無い。
どうしようか…?。
そうだ、私の好きなシチューに変更しよう。
私がシチューの元を放り込むと携帯に着信が届く。
電話の相手はあなただ。
「あ、もしもし今日はちょっと帰宅できないわ」
それだけ告げるとあなたは電話を切ってしまった。
んーまぁ、しょうがない。
私の好きなシチューでも食べて気を取り直そう。
あっ!!!シチューが焦げている。
…べっべつに焦げててもシチューは美味しいからいいんだ!!
焦げたシチューの入った鍋とこの微妙は感情は誰にぶつければいいんだろうね。