【プロットタイプ】人の事を棚に上げて
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
触れられたくない会話を振られた時、人間はまず話を逸らすんですよ。
それでも不安なとき、『此奴とは違うから』とか持ってくんですよ。
どうにも『私』という生き物は大変潔癖症であるらしい。其れは友人の鏡花だけに限らず、瑠衣からも言われている事である。
潔癖症故に我を忘れて全てを拒絶するようなところがある。少しの穢れも許せない。と。
本当にそうだろうか。
気になっている本がある。買って読むべきか。其れとも見送るか。取り敢えず内容が知りたくて、ネットのあらすじや感想欄を覗き見た。
――人の噂、炎上、それによって被害者が容赦なく叩かれる。
――ほとんどの人に罪の意識はない。だからこそ、たちが悪い。
人間なんて、そんなもんだろ。自分の目先の楽しさしか追い求めてない。他人の事なんか一切考えない。そんなの何度も目の当たりにした。
――ネットの炎上とかの話。読むのが苦痛。流行りだから賞を上げたんじゃないの?
其れを見た時に自分の心が焼け野原になった気がした。
そういう適当言う奴が周りを適当な噂を信じたり、適当に攻撃するんじゃないのか? 見たくないことを晒された時、人間は防衛を張るために、目を逸らすらから。お前とは違うと言うから。マシだと話すから。
お前達のような奴が。
僅かな光に縋って、見たくもないものから目を逸らし、逃げ出そうとするその様が。
其処まで考えた後、思わず頭を抱えた。こういうところを言われているのかも知れない。
「ねー、ゆらりぃ。どうしたの? 頭抱えて」
「別に。何でもないよ」
両隣に居る二人から強い気配を感じた。鏡花は私を心配し、瑠衣はただ視線だけを寄越す。
「さっきから上の空でさ〜」
「……前にも話しかけていたの?」
「話しかけてないけど」
「じゃあ問題ないだろ。別に他愛のない話に返答しないのは瑠衣も……」
苛立っていると思っている。自分の世界に籠っていたのに、無理矢理外に出されて其れに対して強く、強く、警戒している。だが問題はそこでは無く。
「何をそんなに苛立ってるんだよ。この話において、俺は一切関係ないだろ? ……諭羅?」
見たくないものから目を逸らし、他人と比べて安心するのは私も。
「気分悪いなら帰る? 今回呼んだのもぶっちゃけ他愛のない話するためだし……。返答とか別にしなくても良いよ」
そう案じる鏡花の声だけが、より追い詰めにかかった。
「ごめん。八つ当たりだよ。本当に、ごめん」
あ、そうそう。此処は是非さっくり聞いて欲しいの。
結構重たい話なんだけどさ、それでも
『貴方を攻撃してはいないからね』
という意味で、さっくり聞いてね。
うちの親さ、年齢を重ねているのね。
だからボケてはいないんだけど、独特な不安感を感じることがあるのね。
精神的な居場所がない。無条件に認められたい。
そういうの。
お年寄りが知らない人に話し掛けたり、長話したりと似てるかな。
話し飛んでるし、もう切り上げようよ。
という相手の空気を見ないで延々と自分の話したい事話す。
とかそう心理が一部入ってくんのかな?
だからそういう不安を感じた時、一定のラインを超えた時、まず、自分より劣っていると思う人の話をするの。
次に『俺は、私は、あの人より優れている』という話に持ってくの。
御年寄の話を例えにする?
『御年寄って自分達のこと考えないで長話するし、人の体ベタベタ触るよね。自分はしないけど』
とか。
女性が『うちの母親、弟ばかり甘やかすんです』と聞いた時、
『うちはお古とか渡してないし、お菓子とか渡してないし、平等にしていたから』
とかね。
これで面白いのが、
『いや、アンタも同じ穴の狢だかんね。
やってること大して変わんないから』
とか思うことが多いこと。
平気で人の話聞かないで自分の話するし、体触るし、弟を贔屓にしていたよね? 自覚ないの?
自覚はあると思うの。
自分の汚さとか、薄暗さとか、そういの。
ただ面と向かって突き付けられると、耐えられないんだよ。
やっと事ある?
『アンタ、さっきからそう言ってるのに、同じこと聞いてるよね? 自分は話聞いてます。みたいな態度してるけど、聞いてないからね』
とか。
そうすると呆然とするし、愕然とするの。
言葉に詰まるし、暫く間がある。
それから『あぁ……そうだね……』とか帰って来る。
自己肯定感が抉られるんだよ。
だから話を逸らして、マウントを取ることが多いんですが。
諭羅がやったのと、ネットの感想。
もしかしたら行き着く先は同じかもね。
という話。




