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一揆  作者: ペンザメ
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一揆(胡農原)

前の続き

草木家は兵を集め、数的に40万もの兵士が集まった。

「奴らに向けて兵を集めたは良いが、どこでやり合うんだ」道助が聞く、「胡農原で良いだろう」成秋が言う。昌陰は胡農原に陣を置くことを決め、将達に向かわせ始めた。


一方、藤風家のもとに、草木家が裏切った。と伝わっていた。「昌陰が裏切っただと?」義和は驚きを隠さず、和歳が、「奴は恩義を忘れたと」。

「兵を集めろ、四季家と寿家にも援軍要請をしろ、草木家を滅ぼす」義和が言う。

数日が経ち寿家と四季家の援軍が来た。全兵士の数は69万となった。「草木昌陰を討つ為集まったが、勝てるか分からんな」華雫が、基流に言うと「あの昌陰だからな、20万しか兵数差が無ければ簡単に負かされるぞ」と基流が言う。

「お前ら、話しているとこ悪いが、出陣するぞ」義和が言うと、2人は「良いが、どこで戦うんだ」と、聞いた。そして言われる。「胡農原」と。

「胡農原...本気か、あそこは、」華雫が言おうとすると、「昌陰を討ち取れば、草木家は総崩れするぞ」と和歳は言う。

「和歳、それを言うということはお主がやるのだぞ」

「ああ出来るとも」和歳は刀を抜き、「昌陰は俺が討つ」と、


次の日、藤風家側は胡農原に向かい始めた。

「華雫は山に、基流は川の前、我々は野原に陣を置く、お主ら、草木家は広がっておる。一部を抜ければ昌陰の陣ぞ」義和に華雫が「それは、抜ければ...の話か」「ああ、だが華雫、ミスをすれば我らは負ける。まあ、奴らが動いてからでも良いだろうがな」義和の話を聞き、基流は陣へと戻って行った。

草木家40万、藤風家69万、この二つの軍が当たる。

先手を取ったのは無条頼蓮、四季家の本陣近くにいる簱森海慎に向かった。

頼廉「簱森海慎、貴様は我らにたてついたこと後悔すると良い」頼廉は兵士達と共に進んで行った。

海慎「あの旗は誰のだ。」兵士「あれは無条頼蓮でしょう、我らの元に進んでくると思われます。」海慎は兵を匠に操り、頼廉を囲み込んだ。海慎「ふっ、頼廉貴殿はこのような策にハマる男だったとはな、笑えてくるわ。今だ。打ち取れ」兵士達「おお」

頼廉は囲まれている事に気づきながらわざと囲まれた。これは、囲むために兵を分散させ、打ち破りやすくする為の事だった。頼廉「囲まれたとて、動揺するで無い。囲むために兵は分散する。それを考えれば簡単、海慎の元へ突撃ぞ」頼廉が兵士を連れ、海慎の元は行った。「くっ、このままでは、兵が減るだけか」兵を連れて海慎は引く、頼廉は、兵を連れて持ち場に戻る。

戸村吟海鵡は藤風家の平次郎と戦っていた。

「藤風平次郎、奴は武だけの者、頭を使えばただの兵士と同じぞ」海鵡は兵を三手に分け一部隊を山へ行かせる。そこに平次郎は「敵は兵を動かし、少なくなった。攻めるなら今、和歳、行け」和歳「はっ、」 

和歳は戸村吟海鵡の部隊の間を通り抜け、草木昌陰の元へと兵を進める。

「くそっ、和歳を追え、」海鵡は焦っている。

「予定と違うぞ、くそっ、」鵡藤乍豊が、敵に突撃をし始める。(必ず、四季春義だけでも討ち取ってやる。)「お前達、作戦より早いが春義のいる場に突撃をする。これは最初から負け戦だ。だとしても、死んで良い奴なんかいない。必ず生きて我が領地に戻るぞ」

乍豊は兵士と突撃をし、春義のもとへ行き、春義と対時する。

「乍豊、何故貴殿がここに、貴殿は死ぬつもりか」と

春義は刀を抜き、刀を突き「ならば儂が貴殿を討ち取るのみよ」と乍豊に向かってくる。

「お主には負けぬ」乍豊は春義の首に刃を入れた。

「敵将四季春義、討ち取ったり」乍豊は首を取らず、森へと進んで行った。

乍豊が森へ向かったと同時刻に一条成秋が昌陰のもとへ進んで行く。

「昌陰様、生きておいてくだされ」成秋は、戸村吟の陣を突破した兵を蹴散らして行く。「見えた。」その時、青い狼煙が出ていた。(意味 負け、そして、当主の死)「遅かった...か、」成秋に続いてきた兵士達は指揮が下がり始める。その時、「お前達、殿を務めるぞ、他の者どもがこの、胡農原から逃げるまで耐えよ」兵士達はそれを聞き入れ、殿を始めた。

戸村吟海鵡は青い狼煙を見て、撤退をし始める。前には、藤風平次郎義和、「義和を突破せねばならぬか...」海鵡は義和の部隊を横に避け逃げ始める。

義和がそれを逃すはずも無く、追いかけてくる。海鵡は自らが前に出て好戦をする。「皆々我が名は戸村吟海鵡、この首が欲しけば着いてこい」と挑発をする。

その挑発に乗った兵が付いてくる。それを見ぬふりをし、逃げて行く。

義和は兵が付いて行くのを見て、残った兵で成秋のもとへ向かう。

無条頼廉「お主ら、生き延びまた戦おうぞ」頼廉の部隊は散り散りになり逃げて行った。

讒道助と最務冬秋は息子を藤風家に裏切らせ、胡農原を後にする。


一条成秋「よし、他のものは皆逃げ延びたな、お前達、生きようとして戦うのではない。死ぬ覚悟をして戦うのだ。そうすれば奴らに勝てる。」兵士はその言葉を聞き、散っていく兵士が多かった。

成秋は藤風義和、四季華雫、寿基流の3人の相手をした。成秋を逃がせる為に、何人かが残り戦い成秋は逃げた。


戦は終わり、藤風家が陣に戻り敵がいないかを確認した。

少し時間が経ち、藤風家とその他は、兵を少しずつ領土に返し始めた。

昌陰が死に、世の中はどうなっていくのか

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