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Poupées, Fleurs et Amour  作者: 山吹凪咲
6/8

第5話『ありがとう、そして……ごめんなさい』

「やっぱり……そんな顔するのね」

「ごめん」

「……」

「色々なものが綯い交ぜになってるの」

「だけど……だけどこれだけは言う」

「今よりもっと幸せにする、なろう、なるから」

「それはあたしもだよ」

「いや、皆だね」

「うん」

「ねえ」

「何?」

「どうやって来るの?」

「考えてないかな」

「私達の時は捧げたから、終わった瞬間こうなってたけど」

「花はどうするの?」

「まあ、その時考えるよ」

「どうやったってきつそう」

「普通はそうじゃないかな」

 ま、楽に行けるとは思わないけどね。

 今更だもの。

「終わり! どうするー?」

「いつもながら考えてないかな」

「じゃあ引き篭るー?」

「それも良いね」

 味気無く感じるのは気の所為かな?

「味気無いー?」

「……」

「バレバレー」

 いつもそう。

 皆には何も隠せない。

 ま、良いけどね。

「それとも出てみるー?」

「流石に厳しいんじゃないかな?」

「その為にあの服があるじゃーん」

「じゃあそもそも何処へ行くの」

「海ー?」

「歩いて?」

「いやいや便利なのがあるじゃーん」

 うん、だよね。

 でもまあ、行けない距離じゃあないけどね。

「で、何するの」

 そんなこんなで着いたから聞いた。

 そもそも行ってどうするの、と。

「何もー?」

「だろうね」

 だって見事に人様が居ないもの。

「あの時以来だねー」

「……」

「何も感じなかったなー」

「本当に?」

「終わった後すぐは色々思う事あったよー」

「だけどその時は、そんな事よりもだったからねー」

「あたしは……うん」

「何か無駄だった気がしてならないんだけど」

「かもしれないねー」

「ま、幸せならいいじゃーん」

 そんな軽い感じで良いのかな。

 ……良いんだろうな。

 じゃなきゃ、今頃、ね。

「皆は?」

「今日も出掛けているよー」

「元気ね」

「この身体だからねー」

 慣れるまでは大変だった、みたいだ、だろう、そんな色々な感じだった。

 まあ、今は……うん。



「あの時以来ね」

「そうだな」

「にしても、無茶苦茶だったと思うわ」

「そうね。もう、何よりもだったの」

「勢いだったな」

「うん。その後すぐは色々綯い交ぜになったけどね」

「それはボクもだ」

「あの時の事は考えたら駄目ね」

「あれで良かった、にしないと終わるな」

「ま、幸せだから良いんじゃないかしら」

「そうね」

「じゃあ、行くか」



「あ、ちなみに同じだからー」

「そうなの?」

「わざと選んだー」

「そっかそっか」

「行く?」

「後でね」

 んーでも、今行っても良いかも?

 どうしようかなあ。

「やっぱり任せるよ」

「じゃあ行こっかー」

 結局行くのねって言われそうだなあ。

 まあ、いっか。

「砂浜に足跡が付くのいいよね」

「だねー」

「1人分なのが寂しいけど」

「そこは、ほら、仕方ないさー」

「あ、でもー皆と逢えたら2人分になるじゃーん」

「向きが違うでしょ」

「それもそっかー」

 にしても、広いなあこの砂浜。

 あ、見えた。

「どうしたの、ゆあちゃん」

「折角同じ場所に来ているから、逢いたいなって」

「そう……よかったの?」

「いいのいいのー」

「だからこのまま、皆で歩こうよー」

 久しぶりだなあ、こうして皆と一緒に歩くの。

 そして、お外に居ること。

 本当に久しぶりで幸せ。

 だけど、悲しくもあって。

「何があっても、何か起きたりしないさー」

「いつまでも、愛してるぞ」

「だから笑って、ゆあちゃん」

「うん……ありがとう」

 だけども、ごめんね。

「この様子だと、あっさりと終わったようね」

「Fleurと話したりして、そして……」

「……」

 ……。

「2人共何暗い顔してるのー」

「こっちおいで」

「そうだぞ」

「行こうか、Fleur」

「ええ、どこまでも」

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