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勘違い

『じゃーんけーんぽん!』


「えぇ!?」


「はぁ・・・?」


●●町へ行く子供は結局、萩斗と水蓮になった。


囮として萩斗と水蓮が乗り込み、その後に雛菊と荘記が犯人を捕まえると言う第一回目から全く反省されていない作戦で行く事にした。


八時五十五分。

九時まで後五分あるが、四人は行動を開始した。

囮チームはもう●●町の指定されていた神社へと来ていた。


「男だけ連れて来いって書いてなかったか?」


すごく低い声の男が目の前まで来ると静かにそうしゃべった。

怖い・・・逃げ出したい・・・。

生憎、電灯は犯人を照らしてくれず、そして犯人の顔は暗くて全然見えない最悪のパターンだった。

体格は大男、筋肉質でがっちりしている。

男が言うには「男だけ連れて来い」つまり水蓮は邪魔、と言う事だろう。


「まぁ・・・いっか。どうせ雑用とかだろうけどな。少年、早く来い!」


そう言って水蓮の腕を犯人は引っ張った。


『(はぁっ!?)』


二人は心の中で驚いた。

きっと水蓮を男だと思ったのだろう、二人ともショートカットとはいえ、柔道部の筋肉質、そしてジャージ姿をなめてはいけないようだ。しかも暗闇で顔ははっきり見えないらしい。


「(オイ、コラ、待てよォォォォ!)」


水蓮は心の怒りを頑張って抑えていた。



一方その頃、草むらに隠れて様子を見ていた捕獲チームの二人。


「す・・・水蓮が男やて!ぶはははは!」


「しょうがないっちゃ・・・ぷ・・・ぷはははは!」


隠れて大爆笑をしていた。

三人が移動を始めたので、笑いをこらえながら後をついて行った。

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