5 モテたかったら価値観の近さが大事?
はい、今回は予告どおりですね。
価値観。それもたぶん、「生きていく上で何を重要と思うか」ってあたりの価値観ですわな。
これがあまりにもかけ離れてると、恋人関係まではいけても結婚まではちょっと難しくなりますわなあ。
でもまあ、価値観なんて人それぞれやし。
生まれた場所も、育ってきた環境も違う人が同じ価値観をもってることがそもそもおかしいわけで、付き合っているうちにどうしたって違いは見えてきます。
よく言われることやけど、「すり合わせ」がものすんごい大事。
別に違うことはええねんて。当たり前やし。
問題は、それをどうやってお互いに話し合い、理解しあって歩み寄っていけるかってことやん? 歩み寄れないまでも、「あなたはそうなんやね」って理解してともに歩めるぐらいにはならんと困るやろうし。
なにをどうやったってそれが無理な相手なら、それはもう一緒に暮らしたり結婚したりしたらアカン相手ってことになる。そんだけの話。
でもなあ。
恋人関係のときって、お互いに恋愛で盲目になってること多いしな。
「痘痕も靨」ってよく言うたもんで、ほかの人から見たら実際は欠点になるような部分まで、恋愛中のお花畑な脳みそは勝手に「ステキポイント」にすり替えてしまう。
ひっじょ──に危ないヤツ(笑)。それが恋愛。
結婚後に相手のことをめっちゃディスってる人とかSNSでかな~り見かけますけども、完全にこの罠にはまったタイプやんね。
恋愛が燃え上がるんはわかるし、それでこそ恋愛やとも言えるんやけど、結婚はちょっと一旦立ち止まって、頭冷やしてから考えたほうがええのんかもしれん。
あーでも、「結婚は勢い!」って言う人も多いわなあ。
確かに。それは一理ある。ズルズル何年も同棲した挙げ句、結婚せずに別れちゃう人とかもおるもんね。タイムリミットが早く来てしまう女性にとって、このタイムロスはめっちゃ致命的やったりするやん? だから結婚には勢いも必要やねんなあ。それもまた事実やねんなあ。ああ、頭いたい。
ま、とにかくですわ。
お互いに価値観を近づける努力ができる相手を探そう。
そのために必要なんは前回のコミュ力かも。あと観察眼。データを総合して分析する能力と、「この人と暮らしたらこの先こうなってああなって、子どもまでできた場合にはこうなって」ってある程度未来を予測する能力とか?
そんだけやっても「こんなはずやなかった!」ってなるんが結婚ではあるけども。
前回でも言うたとおり、ここで効いてくるんがやっぱり人格的な問題やと思うんですわ。
ちゃんと相手と対等に話し合いができる謙虚さがある。「ここぞ」ってなときにはちゃんと理性的に考えて、自分に非がある、または相手が言うようにしたほうが合理的やと判断したら自分の行動を変えていける柔軟性がある。そういう人とでないと、共同生活は続けていけん。
大事なんは、これが「お互いに」できるかってことね。
片方が一方的に自分の言うことを相手にきかせようとばかりするのは、とっても危ない関係です。先々ロクなことないんで、すぐ逃げるべし。
付き合いたてのころっていうのは、相手によく思われたいからついつい自分も仮面をかぶり、相手の言いなりになりがちなもの。だから少し時間おいたほうがええ。
そうやって、じっくり相手の行動を離れた場所で反芻して、「本当に謙虚な人か? こちらの意見を対等な立場で考えて、対処しようとしてくれる人か?」っていうんは考えたほうがええよね。
たとえば一緒にデートにいって、どの映画がみたいか、どこで遊びたいか、何を食べたいか。自分の希望を言って、相手の希望と違っていたときに、どっちがどう譲歩したのか。ちゃんと家に帰ってから反芻してみるとええんでは。
よくよく考えてみて、信頼のおける友達にも隠さずに状況を説明して「ええんちゃう?」とお墨付きをもらうとかさ。感情的にならない第三者の目が入るのもええことやと思うし。
それがきちんとできて初めて、「お互いの価値観のすり合わせ」をする準備が整った、ぐらいなフェーズですわ。
そんなんをやね、それこそ「デキ婚」ですぐに赤ちゃんできてもーて、乳児の大変な育児せんならん状況に放りこまれた状態でやれるか? まあ無理っすわな。
だからデキ婚はまったくお勧めしないです、私はね。だって到底やないけど準備が整わへんもん。そんなん赤ちゃんこそエエ迷惑やと思うねんな。
お付き合い中はしっかり避妊。これは将来の赤ちゃんとの約束やで!
お付き合いもそうですけども、結婚は特に、相手をよーくよーく見定め、自分のこともよく顧みて、「本当に準備ができているか?」を考えてからいたしましょう。
もちろん、自分自身も見つめ直す必要がでてきますわな。
特に男性、もちろん全員やないけども、育てられ方などによって無意識に女性そのものや能力、判断力そのほかを見下している人が見受けられるんですが、それもちょっと考えたほうがええかもしれん。
まあ難しいけどね。自分自身の認知の歪みなんて、自分で気づかないからこその歪みやもんねえ。
ご自分が「自分より学歴や年収や職歴レベル低い」と思える相手の意見をまともに聞く気持ちになれる人間かどうか。それはちょいと考えてみたほうがええかもね。
あと、相手の意見をあれこれ理屈を並べて言い負かそうとするの、これはただの悪手でしかないのでお気をつけて。
これやっちゃう人は、多くの場合に結婚生活が破綻することになるんでね……。
職場にも前にそういう男性いたけど、まあ鼻つまみモンやったねえ。「大学院でてない人間なんて無能!」みたいに最初っからバカにしてんの。話し合いもへったくれもない。バカにしているから相手の意見なんて端から聞く耳もたへんし。
だから「ハイハイ、そうですね」「すごいですね~」ってヨイショしてくれるイエスマンが大好き。結婚はしてらしたけど、定年になったら奥さんに放り出されるんやないかな~と思って見てたね。
もともとそれなりに近い価値観をもつ相手と(趣味が似ているとか)お付き合いを始める場合が多いと思うんで、あとは違っている部分をお互いに対等に、どう近づけられるか、その希望が持てる相手かを見極める。
相手のことばかりやないですよね。
自分自身を見つめ直し、「自分の中に相手を見下す感情がないかどうか?」を考え、あるなら改善を図る。これもとっても大事。
結婚はもちろんやけど、お付き合いする場合でも、相手への最低限の敬意を払うことってめちゃ大事よね。
とまあ、今回はこのあたりかな?
というか一応ここで完結にしとこうかなあ。
いろいろグダグダ書いて参りましたが、なんかしらお役に立つことが書けていたなら幸いです。
もし今後、書きたいことができればまた追加するかもですが。
ということで、皆様どうぞ「モテるわたし」を目指してがんばってくださいませ~!
完
2022.9.12.Mon.~2022.9.23.Fri.
これにてひとまず完結です。
お付き合いをありがとうございました。
いつかまた、どこかで。