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4 モテたかったらコミュ力が大事?


 なんかこのエッセイ、書きだすとあれもこれもって書きたいことがわいてくる。

 ほんで一話が長くなりがち……。いや、なんとか短くまとめますけども!

 ま、今回もよろしかったらお付き合いください。


 はい、今回は「コミュニケーション能力」略して「コミュ力」ですね。

 いやまあ、ないよりはあったほうがええわな。はい、おわり。

 いやいや、終わっとったらあかんやん!


 まあね、だれかとお付き合いしたいとなったら、これまでまったくお互いを知らんかったふたりがお互いを理解し合うことがとても大切なわけで。

 となればどう考えたって大事なんはコミュ力よね。

 お見合いやとか婚活やとかで出会ってるふたりであっても、基本データ以上のことを相手に理解してもらう、また相手のことを理解する、それがあってこそ成立するのがお付き合いですわな。


 さてさて。

 ここで最初に、よく誤解されてることを一応釘刺さしといてもらいますが……ええでしょうか???


 えっとね。

 「コミュ力」言うでしょ? これって「話し上手」のことやって思ってる人、まだけっこう多いと思うねんな~。

 いや、もちろん相手に分かりやすく話をする能力は大事ですよ? (なめ)らかにしゃべれる能力かって、ないよりはあったほうがええよ?

 あ、「しゃべれる」って「ら抜き言葉」やけど、関西弁ではこれでオーケーやからね? 一応(笑)。


 「話し上手」に越したことはない。

 でも、もっと大事なんは「聞き上手」であること。これやと思うねんなあ。


 多くの人は、相手に気にいってもらうために自分のことを知ってほしいと思ってる。自分の良さをあれこれアピールしたいわけです。当たり前やんね。

 ものすんごく内気で内向的なタイプの人ですらそうです。内気でうまいことしゃべれへんタイプの人かって、やっぱり自分のことを人に理解してほしいとは思ってらっしゃるもんです。


 聞き上手な人は、相手がまだしゃべってるのを遮ってまで自分の話を始めたりしません。

 相手に自分のことを知ってほしいからと言って、べらべらと「自分語り」ばっかりしてしまうと、まず間違いなく敬遠されてまうんやないかな~。まあ、中には「自分がしゃべらんでええから楽」って人もおありですけども。

 あと、相手の言うことに対してすぐに否定的なことを言わない。「でも」とか「だけど」とかいった言葉で相手の話を遮らない。

 「あなたの言うことを聞いてるのは楽しいですよ」ってオーラをまとって、にこにこと、また相手がつらい話をしている時にはいっしょにつらい顔になったりもしながら親身に聞くことができます。

 自分とは意見や価値観の相違がある場合でも、「ふうん、あなたはそう思うんだね。でも私は……」みたいな感じで自分の意見を開陳する。でも、相手を否定するようなニュアンスは含めない。ここまでくるとだいぶ高等技術ですけど、やれないよりはやれたほうがいい。


 相手の行動や価値観に対して「あそこが悪かった、そういうときはこうすれば(考えれば)いいんだ」といったアドバイスやら説教やらするのは、もう下の下やと思っておきましょう。

 まあ、最低限、最初から相手が「アドバイスが欲しい」って言って来てる場合はええかな……。いや、うーん、どうかなあ。

 そう言うてても実は単純に「ただ聞いて欲しい、私の気持ちに寄り添って欲しいだけ」ってこともあるから難しいよね。

 あと、相手の能力を疑うような人格否定的な言葉はけっして投げない。あたりまえですな。


 ま、とにかく。

 相手のことを否定しないで「わたし(ぼく)はあなたの話を聞きたいよ」って雰囲気を出しつつ、心を込めて聞きましょう。

 適度な相槌も重要。


「あ、そうなんだね」

「すごいね」

「それはしんどかったね」

「そうかあ、大変だったんだ」

「がんばってるんだね」

 ……などなど。


 夜の蝶であられる女性たちやホストの男性たちはこのへんのプロですんで、ノウハウを学ぶといいかもしれませんね。まあ相手が男性か女性かでも対応は変わってくるんやろうけど。

 まああの方々は聞き上手な上に相手を心から気持ちよくさせるプロなので、シロウトはそこまでせんでもええ気もするけど。

 シロウトがあまりにも相手を「ヨイショ」してしまうと、それはそれで嘘くさいもんね。「さすがぁ!」「知らなかった~」「すご~い」みたいなんは、ちょっとやめといたほうがええのかも?


 それに、それで何かを勘違いした人と結婚なんかしてしまったら、それはそれであとが大変ですもんね。

 恋人関係も結婚も、結局はお互いを()()()()()()()()理解しあうことが大事なわけで、片方が一方的に相手の話を聞いてヨイショして気持ちよくならせるような関係はゆがんでいると言わざるを得ない。

 夜のお仕事の方々だって、そこは「仕事として、プロとして」やってはるのであって、実際の生活でまでそんなことはしてはらへんでしょう。


 大事なんは、「お互いに」「対等に」ってところですよね。

 「あ、この人聞き上手だな」と思っても、相手も自分をそう思ってくれているとは限りません。

 その場合、こっちは「あの人いいなあ!」って気持ちが燃え上がっていても、あちらでは「なんか話してて楽しくなかったな、あんまりこっちの話は聞いてもらえなかったな……」なんて印象を持ってて、結局お断りされてしまうなんてことはよくあるんじゃないかしらん?


 聞き上手としてのスキルを磨きたいのであれば、やっぱりそれなりの教室なんかに通ってみるのもいいかもですね。

 あ、もちろんいかがわしい教室もあるわけなんで、そこはちゃんと調べてからエントリーしてくださいませ。


 あ~、あとね。

 「コミュ力」を大いに邪魔するものがあるなと思ってて。

 せっかくその能力は高くても、バカ高いプライドが邪魔をして、ケンカをすぐに収拾できない場合がありますでしょ?

 要するに、すぐに自分の非を認めて「ごめんなさい」ができない人。けっこういてはりますやん? うちの親もそれやったけど。

 円滑なコミュニケーションをしていく上で、ものすごく障害になるもの。それが「いらんプライド」やと思います。


 謝るべきときにスッと謝れない人って、結局はちゃんとした自尊心がもてなくて心が弱い人なんやないやろか。「なにがあっても自分は大丈夫」って精神的に安定している大人やったら、そんなもんすぐ「あ、今のは私が間違ってた。ごめんなさいね」って言えるもんやろうしね。

 強く優しい人は謙虚。そういう人はふつうにモテますわな(笑)。


 これ、男女ともとっても幸せを逃すと思うので、ほんま気を付けるといいかも?

 自尊心をもつことそのものは大切ですし、それがなかったら生きていかれへんし、大事にしたらええんですけどもね。

 それに加えて謙虚であって悪いことないと思うんですよね……。

 自分もなんやエラソーにこんなこと言うてますけど、ほとんど自戒として言ってますんでゆるして~。


 とまあ、今回はこのぐらいかな?

 次回は、今回もちょろっとでた価値観についてにしようかと思っております。

 よろしかったらまたお立ち寄りください。

 ではでは!



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