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2 モテたかったら見た目や年齢が大事?


 はからずも続いてもた。

 よろしかったら今回もどうぞ~。


 さてさて。

 前回は清潔感についてでしたね。

 これ「だけ」ではモテるようになるとまでは言えないっちゅう話。

 ほんでも、だからって「どうせ女は結局イケメンしか見てないんだろ」「年収だろ」「身長だろ」ってスネるのはちゃうんちゃう? っていうとこで終わってました。


 さて「イケメン」。あるいは「美人」。

 つまりルッキズム。

 これはね~。

 あー。んー。……難しいね。


 いや、だってこの「なろう」でも、異世界恋愛ジャンルなど見ていて「イケメン」が登場しない女性向けの作品がウケてることなんて滅多にないしね。イケメン出さずに人気作になれるかなれないかって言うたら、そら「なれない」「なりにくい」に軍配があがりますやろ?

 つまりイケメンは女性にとって心のオアシスだったりします。

 イケメンを見ることで一日の学校や仕事の疲れを癒され、失ったライフを取り戻し、明日への活力を溜めこむのです。

 別にドルオタをやってなくたって、イケメンを摂取することは彼女たちにとって日々の重要事項であり、生きる糧であったりもします。

 そこを否定してもしゃあないよね。

 事実は事実として飲み込むしかないやろ。

 女性はイケメン好き。そこは変わらない。まあ人にもよるけど。


 って女性のことばかり責める男性に言いたいけど、じゃあ男性は女性に見た目の良さを求めてないんかい??

 これはいつも疑問に思う。

 もしも本当にそれが求められていないなら、美しい女優さんやアイドルの需要も可愛らしいアニメやマンガの女性キャラクターの需要もこの世にはないことになる。そんなことないわな?

 ほんで女性向けの体形補正下着だとか、整形だとか、ダイエット食品や化粧品だとかの商品の数や売れ行きやCMの多さを見れば、どんなに女性がそれに気を使っているかが一目瞭然。

 つまりそれだけ、女性も「見た目」で世間から判断されることを気にしているし、日々ものすごく気を使っている。……いや、ある程度やってきてもう疲れてリタイアしとる人もおるけど(それは私や・笑)。


 つまり相手の見た目の良さを希望するのは、男女とも同じようなもんってこと。

 わたし個人はあまりそういう見た目重視やひどいルッキズムには賛成はせえへん派ですけども、事実としてそうなんやからしゃあないとしか。


 ただそれ、リアルとは別モンやし。

 まあ若い女の子はまだまだそのへん夢見がちやろうから、「ひょっとしてこんな私にも素敵なイケメンが振り向いてくれるかも……」っていう一縷(いちる)の望みを持つのは仕方ない。それが満たされないからこそ、前出の「異世界恋愛イケメンヒーロー」に需要があるんですしね。

 っちゅうわけで、若い子ほどリアルに付き合う相手に対しても「イケメン、イケメン」て見た目にこだわりがちではある。

 愚かなのかもしれんけど、事実としてしょうがない面もあるなと。それを割り切れるほどの経験値が圧倒的に足りないんで。


 でもそれも、次第に年をとってきて現実がわかってきたらおさまってくる人が多いのではないかしらん。

 「それはそれ、これはこれ」って。

 実際、結婚していてもドルオタしてる主婦さんっておられるわけやし。

 「それはそれ、これはこれ」。

 どうしても摂取したいイケメンや美少女のエキスは、アイドルやフィクションの世界から摂取しましょう。


 ところで婚活サイトのデータによると、男性は自分の相手としてやっぱりどうしても若い女性を望む人が多いらしく。つまり「年齢の壁」みたいなんがある。女性は特にやね。

 もちろん世の中いろんな性癖の人がおられるんで、中には熟女好みって人もあるでしょうけども、やっぱり大勢を占めるのは「若い女性、まだ子どもが生める年齢の女性を」っていうシビアな希望のようです。

 だから収入がやっと安定してきた三十代、四十代ぐらいの男性が、二十代の女性との結婚を夢見る……というのはごく普通にあることらしい。


 とある婚活サイトでも、エントリーした女性に男性が「会いたい」と希望を出す数は、女性の年齢によって大きく変わってくるとはっきりデータに出ています。

 二十代、特に前半はバンバンくる。後半もそれなりにある。でも三十代に入ると激減し、三十代後半ともなると本当にチラホラに。


 「いいもの」いや「少なくとも一見よさそうに見えるもの」から先に売れていくのはなんでも同じ。

 男性でも女性でも、シビアな世界なのは似たようなもんです。だってほかならぬ「自分の人生」の重大な部分を決めることですもん、恋愛や結婚て。

 しんどい思いをしてんのは男性だけやないし、女性だけでもない。


 ちなみに2020年の厚生労働省「人口動態統計」によると、年齢分析対象となる初婚同士の婚姻総数は29万2214件。そのうち、多い方から男女の年齢差別の割合を見てみると、こんな感じだそうな。


第一位 「同い年」   21.6%

第二位 「夫が1歳上」 13.8%

第三位 「妻が1歳上」 10.2%

第四位 「夫が2歳上」  9.2%

……


 これを見ると、半数ちかくが同い年または1~2歳違いで結婚なさっている。つまりほとんど同い年ぐらいのカップルの成婚率が高いのですよね。

 三つも四つも、さらにそれ以上も年の離れた相手と結婚しようと思うと、非常に難しくなる。もちろんゼロではないけれど、かなり特殊な感じのご結婚になる。

 ちなみにうちはダンナと4つ違いなんで、比較的珍しいほうのようです。


 年の差婚は、男性が俳優さんなどのものすごい有名人だとわりと見かける感じではありますけどね。

 あれはほんまに特殊中の特殊やから! もはやリアルやないから!(笑)


 となると、ですよ?

 実際「ちょっとでも若い女性と」と思う男性は、ものすごく早い段階から婚活を始めないと非常に難しいということ。

 四十代、五十代になってから二十代の女性と結婚したがる人は多いらしいんですが、かなり難しいんだと覚悟せねばならないでしょう。


 「自分の年収がもう少し上がってから、生活が落ち着いてから」と思っていたら、気がつけば自分が望むような年齢の女性とは成婚しにくい状態になってしまっている……という、この恐ろしい現実。

 しかも今の日本、給料めっちゃ安くなっていってるしね……。どうやらしばらくは上がりそうもないし、ほんま難しい。


 だからそこは、ちゃんと現実を見て、自分のスペックも客観的にちゃんと判断したうえで、自分と同じくらいの年齢の女性を最初から探すほうがいいのかもしれませんなあ、と思います。

 無理して何歳になっても「二十代の女性がいい!」って言い続けないこと。

 女性もあんまり男性の見た目のことばかり注目して決めないこと。


 身長がちょっとぐらい低かっても、お顔が並みのレベルでも、生活にはまったく困らへん。

 そういえば前に、一般女性が言う「普通の顔とは」って話で、とある有名ミュージシャン兼俳優さんの名前がでたことがありますが、あれは笑った。

 いやそのかた、十分イケメンさんでね。その認識はやっぱりおかしいと思うんよ……。


 大体、結婚は顔や身長でするんとちがうし。

 うちのダンナも身長は160センチぐらいの私と同じぐらいやで?

 ルックスもべつに、それこそしっかり清潔好きではあるけど十人並みなぐらいよ? 小柄やし、ぽっちゃりよ?

 そんでも、なーんも困ってへんし。

 女性にも、そういうリアルを見つめた判断力が備わるとええなあとは思います。

 ただの夢見がちなお嬢さんでは、いつまでたってもうまいこといかへんのは当たり前。


 ああ、でも結婚てそのまま「生活」やからね。

 「年収」に関しては女性はどうしても気になるところ。

 このご時勢やと余計そうですわな。


 この件については次回にしようかと思います。

 ではでは~。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 「それはそれ、これはこれ」 私の妻もジャニヲタっぽいですが、「それはそれ、これはこれ」と思っています。 アイドルは時々の癒し、結婚は毎日のことですからね。 [一言] 私はこのまま孤独だ…
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