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技術の進歩、人間の進歩。

作者: たるぽこん

 私事だが、今日は四国にある父方の実家に規制するため新幹線と在来線を朝から乗り継いでいる。しかし、6時ちょうどに品川駅を出発して10時には四国の宇多津駅に到着するのだから技術の進歩には心底驚かされるものである。


 インターネットで調べたところ、現在の東海道新幹線の営業最高速度は285キロ毎時、山陽新幹線においては300キロ毎時という高速度での運転がされているようである。在来線だと速くても120キロ毎時が限度であるので、たとえ停車駅を省いたとしても在来線で同様の道のりを往く場合には2倍以上の時間がかかることであろう。技術の進歩とは本当にすごいものである。


 調べるために私が用いたインターネットも、また、この小説を書いている小説家になろうというサイト自体も、技術の進歩があったからこそ存在している。人間の進化というものは技術の進化そのものであると私は感じる。


 そもそも、技術が進歩しなければ人間も進歩しない。たとえば、今日のキャッシュレス決済のようなものは情報技術の発展なしには考えられなかったし、現代では物流の要となっている鉄道や自動車といったものも人間が過去に積み上げてきた技術と叡智あってこそのものである。もっといえば。社会という考え方そのものが人間が開発した一番の発明だ。


 人間が発明し、発展してきて、その発明が今、人間を超えつつあるように私は思う。しかし、人間が人間の発展のために考え、発明するというそういった行為というのは不変であるように思う。いつか発明すらも機械任せという時代がやってくるだろう。しかしながら、発明をする機械も結局は人間が発明したものであり、それには人間の発展に寄与したいという願いが込められている。だから、その機械が発明したものであってもそれは間接的には人間が人間の発展のために考え出した発明であろうと考えられると私は思う。つまり、人間が発明した機械にその願いを信託した結果としてその機械が発明をしたのだからそれはその機械を発明した人間の願いの結果発明されたものだと言えるのだと思う。


 現代は機械に満ち溢れている。質量的には人間より遥かに多い量が存在しているだろう。でも、その殆どには開発者の思いが預託されていて、その機械を悪用したりすることはその開発をした人の意志に反する行為だということをしっかりと認識して、悪用したりしないようにしていくことが大切なのかなと思う。


 技術は進歩しても、人間が進歩しても、根底にある大切なことは変わらない。

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