何気ない君の言葉で傷つく僕は弱い人間ですか?
僕の彼女は、たまに僕を傷つける事を言う。
普段は、僕の事を考えて言わない事を言う時があるんだ。
彼女が僕に言う時は、決まってこの時だ!
お酒を飲んで“ほろ酔いの気分がいい時。”
気分がいいから、僕に直してほしいのか?
僕の女々しいところやネチネチ愚痴をこぼすところ。
もっと! はっきりと言ってほしい言葉は言わないところ。
【私の事をどこまで好きなの? 伝わってないから!】
【・・・・・・】
【そういうところ、本当に嫌い!】
【・・・ごめん、】
僕は、お酒を一滴も飲めないから彼女に付き合ってあげれない。
彼女は、3日に一回夜中ベランダに一人で出てお酒を飲むのが
好きみたいだ。夜風をあびながら、今の季節は桜を見ている。
僕も彼女の横に行って話す事もあるけど、、、。
だんだんと気分が良くなっていく彼女を横目に僕は一人退散して
部屋に戻りゲームを始める。
彼女は、外の風を感じながらお酒を飲んでいる。
そのうち、彼女が僕を呼びだすんだ。
【ちょっと、こっちに来て!】
【えぇ!? ゲームしてんだけど?】
【いいから! 早く!】
【・・・・・・】
僕は彼女にそう言われて、しぶしぶ彼女の隣に...。
そうすると? 彼女は僕が照れるぐらい、はじめは褒めてくれる。
【暖はさ~優しい所がいいよねぇ~】
【うん!】
【私が何かあると、直ぐに心配してくれる所もいい!】
【・・・うん。】
【何より、ちゃんと私の事を一番に考えてくれる所がいいのよ!】
【うん。】
【でもさ~】
【・・・・・・】
はじまった! ココからは僕は彼女にいろいろと僕の聞きたくない
事を言われる。
分かってるよ! 分かってんだけど、、、?
何気ない君の言葉で僕は傷つくんだ。
そんな僕は弱い人間ですか?
僕は結構、彼女のそんな何気ない言葉で傷つく男です。
何日か引きずるし。
彼女は、あっけらかんとしているけど、、、。
僕をこんなに傷つけたのは君だよ。
何となく分かってんだよね? だから3日に一回ベランダ
で君はお酒を飲む。
丁度、僕が立ち直った頃にね。
怖いよ、怖すぎるよ。
僕の心を君は弄んでいる。
僕を傷つけて君は楽しいのかい?
でも、君は決まって僕にこう言うんだ。
【暖には、もっと強い男性になって欲しいから。】
・・・僕は君の理想の男性にはなれないよ。
僕は、元々強い人間じゃないんだ!
子供の時から泣き虫で、どちらかといえばいじめられっ子。
いつも泣いて家に帰ると、ママが僕を慰めてくれた。
【もう大丈夫! 暖は優しいから、強い子になってほしい気持ち
もあるけど、やっぱり暖は暖のままでいてほしいわ!】
【ううん!】
ママはそうやって、僕を慰めてくれた。
君は、僕のママによく似ている。
だから、僕は君と付き合ったのかな?
君も酔うと? ママのように言う言葉があるから、、、。
【暖は暖のままでいいよ。】
【・・・・・・】
だからね! 少しは強い男になりたいよ。
君の為にもね!
だけど? 何度も君にも言ってる事だけど、、、。
僕は弱い人間だから、あまり期待しないで僕と気長に一緒に
居てほしいんだ。
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