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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

Role o/r Choice (『英雄へ至る物語、偽りの英雄譚』からの改題です)

作者:吾妻巧
 剣と魔法――そして、”英雄”と呼ばれる存在が確かに在る世界。

 この世界において、騎士や剣士等の職や技能で最優の者は、天によってその証足る刻印を授けられる。それを持つ者は”英雄(ロール)”と呼ばれていた。
 彼らは”能力(アビリティ)”と呼ばれる、”英雄”独自の力を持っていた。例えば、”勇者”であれば、魔物の最上位種である”魔王”を打ち倒せるほどの力を。
 歴史に名を遺すほどの力を。

 地方の道具屋に生まれた16歳の少年アルは、そうした英雄への憧れを抱いていた。
 それは、彼がまだ幼い日に、偶然のように魔物に襲われていた少女を助けたことがきっかけの一つだった。
 そんな彼に冒険者から依頼が入る。町の北にある山で魔物退治をするため、その道案内の要請であった。
 英雄への憧れから、山での鍛錬や自警団の任務を繰り返し、その地理を誰よりも把握していたアルにとって、そうした道案内の依頼は珍しいことではなかった。

 だが前提が魔物退治という、危険を伴う内容に、幼馴染のシィ――かつてアルが救った少女は反対をする。実際のところ、自分より剣の腕が立たず、魔物を非常に怖がるのに、と。
 だが、アルは押し切る。普段通りに自分にできることだけをやれば、何も問題はないはずだ、と。それに、怖くても自分にできることをやろうとすることが、かつて助けた少女――シィをまたこれからも守れるような存在、英雄のようになれる第一歩なのだ、と。

 ――しかし、実際に足を踏み入れた山は、アルの知るものとは雰囲気を異にしていた。
 そして、英雄を目指す少年にとって、果てしなく長い一日が始まる。


※カクヨムとの同時投稿連載です。カクヨムの方が先行します
英雄へ至る物語、偽りの英雄譚
第2話 少年と少女
2020/05/23 19:20
第4話 道なき道
2020/05/23 19:21
第5話 予感
2020/05/23 19:21
第7話 自分にできること
2020/05/26 10:11
第9話 生まれ落ちる災厄
2020/05/30 08:58
第10話 選択
2020/06/01 12:45
第11話 逃走劇、出会い
2020/06/03 10:53
第12話 白い少女
2020/06/05 11:25
第13話 不吉な予感
2020/06/07 11:19
第14話 エンゲージ
2020/06/09 12:48
第15話 夢
2020/06/11 12:53
第17話 凶兆
2020/06/13 12:29
第21話 偽りの英雄譚
2020/06/17 12:55
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