表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/15

3・)


次の朝


椅子で眠っていたせいか、体の節々が痛む。

何度か伸びをし、蒼を見た。


(- -)~*

———


なんだかぼんやりしているように見えたので

家の扉を開けたまま1人で川まで行き

歯を磨き、顔を洗っていると

家の方から蒼がやってきた


Ww((・・)www


家の周りは草を刈り込んで短くしているので

比較的視界はましだったようで

まっすぐとこちらに向かってくる


ただ、、、


「怪我はしてないか?大丈夫か?」


人間で言うと全裸で草むらをほふく前進するイメージを

持った僕は、蒼の地面に接している部位を見るが

全く汚れていなかった。


(それもそうか、ここに来るまでは

そうやって過ごしてたんだもんな)


蒼は草の上に戻すと

川の方に跳ねていき


ミ(・・)

~~~~~~~~


バシャン


⚪︎.•

~~~~~~~~



バシャ


(・・)ミ

———~~~~~~~~


驚いて駆け寄る間も無く蒼が水浴びを終え

僕の横に戻ってきた。

腰にぶら下げていたタオルで蒼を拭こうとするが

すでに乾いていた。


「そうだ、蒼のご飯が何かいいかわからないから

一緒に森に行かないか?

出来れば好物とか知りたいし。どうかな?」


w*w(((・・)w*w


良しと理解したので蒼を腕に抱くと、

桟橋の端から向こう岸に跳び、

蒼と出会った森を目指す。




森の入り口で蒼を下ろすと、

僕の前に出てきてピョンピョンと跳ながら

まるで案内してくれるかのように進んでいく。


「蒼はいったいどこに連れて行ってくれるんだい?」


w*w(((・・)w*w


いくらか進んでいくと、

どんぐりの木が密集して生えている林にやってきた蒼は


.....w.....(・・)..ww


夢中でどんぐりを食べ始めた


「蒼の好物はどんぐりか、、

じゃ僕もたくさん拾っとくね。」


アイテムボックスから緑の袋と茶色の袋を取り出し

極力綺麗などんぐりを拾いながら

まだ若い緑のどんぐりと茶色のどんぐりを袋に

分け入れていった。


「また拾いにくればいいしこんなもんかな?

、、おーい蒼ーー。」


(- -)~*


お腹がいっぱいになったので

日向ぼっこをしているようだ


(僕も休憩しようかな、、)


アイテムボックスに袋をしまうと、

携帯コンロとフライパン、ハムと卵、黒パン、

皿を出し調理を始める仕上げにアイテムボックスから

塩胡椒を取り出し味を調整し、

鍋蓋の代わりに『聖壁』を鍋のサイズに合わせて出し、

ハムエッグが完成したら魔法を止めた。


(外で食べるご飯もおいしいな)


のんびり朝ごはんを食べていると


(((・・)——-


蒼の視線を感じた。

皿を動かすと視線もそっちを向くので卵とハムを

もう1つずつ取り出し同じように調理する。

ただ出来るだけ調味料は少なくして、『聖壁』はやめ

念のため普通の鍋蓋を『錬成』して使い、

皿の上でなく取り出した白パンの上にハムエッグを乗せ、

蒼に手渡した。


「美味しくない、駄目かもしれない、

って思ったら吐き出すんだよ?

、、、熱いから気をつけてね?」


(・[•]・)


(・・)))


ジュワッと溶けていくと

コクコクと頷くような動作をした

それをぼくは美味しいととった。


「お昼は僕と同じものを食べてみる?」


(・・)))


またコクコクと頷いた







しばらく日向ぼっこをしてから僕のそろそろ帰ろうかの声に

僕の胸の抱きついてきた蒼を胸抱きしめ家路についた。



——————

~クッキング~どんぐりクッキー


茹でます

浮いたどんぐりを捨てます

乾燥します

どんぐりを炒ります

殻を割り、中身を取り出します

すりつぶし粉状にします

砂糖を混ぜます

平べったくし焼きます

完成


(明日のおやつに蒼に、出してみようかな?)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ