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歴史的経緯 時代別・男女比1:Xの世界

 男女比を狂わせる事が問題解決の手段であると何度か書いて来たけど、実際にどうなるのかを想像してみた。



・ 古代社会以前

 女が外で働くのは当たり前、狩猟などの危険な仕事は全部女がやる。

 なぜなら外が危険であれば数少ない男を出すわけにはいかず、男は集落で保護する形で生きていくことになる。

 そのかわり、男は集落の中の宗教的・政治的な仕事をする様になる(巫女のような仕事)。


・ 古代社会

 女の武力による支配の確立。男は女の下に生きる者として女尊男卑の考えが一般化する。

 王や貴族などといった地位が成立し、その当主は女が務める。男は王侯貴族が管理するようになり、一般女性は支配者層の運営する娼館にて性行為を行うようになる。


・ 中世前半

 宗教組織の台頭。王侯貴族ではなく聖職者が生殖者として男を管理するようになる。

 宗教に管理されない、男を奪い合う戦争が頻発するようになる。

 男は政治の駒として扱われる。王侯貴族の間で結婚の概念が生まれる。


・ 中世後半(大航海時代)

 宗教組織の衰退。海外に船が赴く事で宗教が男を独占しきれなくなり、金銭的な腐敗もあって宗教から人心が離れる。

 性病が海を越えてばら撒かれる。

 革命が始まる。

 この頃には「強い女が怖くて男は女に逆らえない」が当たり前となる。


・ 近世(革命後)

 人権宣言。世界人権宣言ではない。

 フランス人権宣言のように、「白人の女性に限り人権を保障する」といった内容。これにより男は王侯貴族の所有物から公共品へとランクダウンした。

 結婚という風習が存在した事実は残るが、一般市民間では結婚という行為は行われない(男女比が主な理由)。


・ 近代

 性病への対策として男性衛生管理法の施行。性病対策と健康管理への意識が高まる。

 農業・工業の改革の結果として人口爆発が起きるが、男の立場が低いのは変わっていない。

 世界大戦時には男娼として戦地へ連れて行かれる事が多々あった。


・ 現代

 世界人権宣言。男性の自由意思が認められ、人間として扱われる事に。

 海外への移動が行えるようになった事、男性の社会進出、それらが重なって男性の権利意識が暴走することに。

 サブカルチャーにおいて男の希少性から「男女間での結婚」という妄想が生まれる。



 細かい部分は横に置きまして。


・ 「男が家で、女が外で稼ぐ」は古代以前から始まる

・ 結婚は王や貴族といった連中の慣習

・ パンピーは結婚などしない

・ 世界人権宣言前まで男とは子供を作るための道具でしかない


 これぐらい押さえておけばいいんじゃないでしょうか?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 『聖職者が生殖者として男を管理する』 上手い! [一言] 面白いです!
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