戦国略奪絵巻
戦争。
基本的にも応用的にも、やらない方がいいに決まっている外交手段。
ですが、男女にの狂ったあべこべ世界のなかでは、やらなきゃいけない時もある。
今回はそんなお話です。
競馬ゲームをやっていると、血が濃くなりすぎると健康、つまりは寿命が削られる仕様になっていました。
具体的には、いとこのような三親等でアウト。片方をもう一世代ずらした四親等が「奇跡の血量」と言われています。
細かい計算方法については競馬ゲームのインブリードという項目を見てください。
さて。
男女比が狂った世界では、この血量の調整が非常に難しい事はいちいち説明しなくても分かる事だと思います。
母親や祖母はともかく、父親や祖父は同じ人間である可能性が非常に高いのですよ。
つまり、いとこ同士の結婚が頻繁に行われるのです。
さすがに父親が同じ場合の結婚は認められない可能性が高いと思いますよ。でも、いとこであればセーフとばかりに致しちゃうんでしょうね。そもそも選択肢が少ないでしょうから。
そうやって狭い範囲で交配を繰り返した結果、蛭子のような奇形児が産まれてしまうのです。
それを解消しようと思うと、外の村の血を入れるのが一番いい。
例えば女性であっても、たまに交換すれば血は混じる。外の血が混じる事により、血の活力は維持されるのです。アウトブリード万歳。
ですけどね。
それでも限界はあるのです。
たまに外部の血が混じる。
それだけでは済まない状況もある。もっと多くの外の血が欲しくなる。
ではどうする?
戦争だ。
戦争で外の村の男を手に入れ、より多くの血を取り入れるのだ。
近代以前の世界において、戦争とは「外の血を取り入れる」ため、男狩りの側面があったと推測されます。
戦争と言えば、戦後の強姦はセットで語られるほど頻繁に行われますからね。
日本も第二次世界大戦後にはアメリカ兵による強姦事件が多発しましたし。彼らは血を取り入れるなんて名目じゃなくて娯楽、快楽目的ですが。
一応、あべこべ世界の戦争でも男を奪うという事は“あまり”なかったと思われます。
それは、男を奪えば凄惨な報復戦争が行われるからです。
それを防ぐためにも勝った後はしばらく現地に逗留してじっくり男を味わい、ある程度数をこなさせたら撤収するのが基本になるのではないでしょうか?
まぁ、戦力差があったりすれば男狩りはお持ち帰りまでがワンセットになるのでしょうが、戦力差の少ない国同士の戦争であればテイクアウトではなくイート淫だったと思います。
そうやって恨みは買っても最小限にとどめ、禍根を残さないように振る舞うのが不文律となったかもしれません。
男女比の狂った、男の貴重なあべこべ世界は多々ありますが、その世界の戦国時代はどんな戦争をしていたのでしょうね?




