性的魅力 おっぱい
おっぱい。
それは多くの男が目を奪われ、貧しきものは貧富の差に涙し、富める者はその重さに嘆息する。そんな女性の象徴だ。
あべこべ世界で「おっぱい」の扱いはどうなるでしょうか。
この辺りについては、地域差などが考えられます。
ですが私が思うに、
「小さい事はいいことだ」
となるのではないかな、と。
世の意見、その美醜に関しては個人の好みもありますが、「人に求められるもの」を具現化した存在こそが「美しいもの」だと思います。
昔は、太っている事が良い事のように思われていました。貧しい時代ですからね、お腹いっぱい食べられる事が正義なんですよ。太っているというのはお腹いっぱい食べていると言う事で、それが出来る財力の証明でもありました。
今では「真に高貴なる者は指輪の重さを支えられるだけの力があればいい」と細い体を善しとします。細かいことを言えば健康志向、長寿に適した体型を理想とするのですけどね。そして女性は「細い」と「最適体型」の間を求めるという。
おっぱいに対しては意見が細分化されていますけど、大枠を見れば「女性らしい」大きいおっぱいを求められる方がより大勢の意見に近いんじゃないかな、と。
無い物ねだりと言ってしまった方が適切かもしれませんが、大きい人(Fカップ以上)のレアリティから見れば、より大きいおっぱいを求める人(特に若い女性)が多いように思えます。
細かい話はキリが無いので、全体の傾向として大きいおっぱいを求めているのが今の世の中と言う事にしておいてください。異論は認めます。
じゃあ、あべこべ世界ではどうなのかなというと、大きいおっぱいは邪魔なだけ、と思われるんじゃないでしょうか。
まず、古い時代では単純に邪魔なんですよね。大きいおっぱいは。
アマゾネスの「弓を引く時の邪魔になるから片方のおっぱいを切り落とす」という話からも分かるように、大きなおっぱいは戦闘に寄与することなく邪魔をします。
よって、古い時代では大きなおっぱいは戦闘の邪魔でしかなく、小さい方がいいと言うのが世の中の総意に近くなります。昔は兵農分離がされていませんからね。「一般大衆=戦闘要員」なのですよ。
時代が変わってしまうと、今度は男女が一緒にいる機会が減ります。
これで男性の目を惹くために使えるのであれば話は別ですが、結婚が家の事情最優先の世界になると男性目線の意見が取り入れられる機会がぐっと減ります。よって男性意見は無視され、女性の中で意見がまとまります。
そして、大きなおっぱいなど要らないという話になるのではないでしょうか。
大きなおっぱいは揺れると痛い、とも言われています。私は男なので実際の所は知りませんが。他にも蒸れるとかいろいろと大きなおっぱいの不便さは語られており、男の目を惹けないなら実用性から不要論が強くなると思われます。
現代まで時代が変わると、判断基準は大きく増えます。
例えば選べる服の数がネックになると思われます。大きなおっぱいでは着られる服の選択肢が減る、そんな理由ですね。
逆に現代であれば男女の接触機会はそれまでよりも多くなるし、大きなおっぱいを男性が求めているのなら女性はワンチャン狙いで大きなおっぱいを求めるかもしれませんが……。それ、難しいと思うんですよね。
私は男性が大きなおっぱいを求めない可能性は非常に高いと予想します。
これは私の友人の話ですが、男というのは多くの女性に囲まれる事にストレスを感じるものなんですね。肩身が狭いというか、身の置き場が無いというか。
そうなると、女性的である「大きなおっぱい」というのは圧迫感を与えるものと考えられます。女性らしさを感じる事に忌避感を抱きかねないのです。男性と言う事で注目されることも踏まえれば、そこまで大きく間違った考えではないと思います。
ただ、これは男女比が一対一の世界に生まれた我々の感覚ですから、男女比が生まれた時から狂った世界に生きる男性であれば別の意見も出てくるかもしれません。
おっぱいが小さかろうと女の雰囲気、女らしさを感じるのであればあまり変わらないという見方もできますし。
あとは宝塚的な物を女性が求めるかどうか、でしょうか。
男性の代替品欲しさに小さなおっぱいの持ち主を美しいと称するようになる流れですが。
異世界で男装女性、人気はあるんですかね?
まとめ:微乳が美乳?




