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生物学的考証①

 男女貞操観念逆転世界を真面目に考察する。

 ただしガチネタなので本気にしないでほしい。本気でジョークな検証をしていると思っていただければ幸いだ。





 まずは生物学的な話から。



 性的・政治的に男性優位というのが今の世の中である。

 だったらそれはなぜなのか? まずはそこから考えてみよう。





 私は「子供を産むリスク」が一番大きいのではないかと思う。

 女性は妊娠してから出産した後しばらくの間まで、生存に強いリスクを抱える。妊婦は体を思うように動かせなくなるし、強いストレスがかかることがあるし、出産という行為が死亡のリスクを持つことまで考えると、その大変さがよく分かる。

 それに対して男はやる事をやってそれで終わり。強いて言うなら、まともに動けなくなった女性を保護する手間が増えるだけ。女性と比較し、非常に立場が軽い。


 それが貞操にどんな影響を及ぼすのかというと、「男は子を孕ませるリスクが非常に小さい」「女は子を孕むリスクが非常に高い」という状態を基礎とする文化が生まれる事だ。

 リスクの少ない男は気軽に振る舞えるし、リスクの高い女性は慎重に振る舞わざるを得ない。

 それが「男が積極的で女性が消極的」という現在の文化を創り出す土壌となっている。



 もう一つ。

 男側の筋力が高い事も理由だろう。

 鍛えていれば話は別だが、何もしていない場合、男の方が強くなるのは当たり前だ。男の方が荒事に向いているのは過去の戦争の歴史を振り返れば誰でも分かる事だろう。

 そうなった場合、暴力が支配すると言って過言ではない古代社会において、男が上位者であることは当然だ。女という物理的弱者が男という強者に従う他無いのである。現在は法治国家なので男女は平等であるが、過去の国家体制において男性優位は暴力により保障されてしまうのである。

 これはつまり、男が求める側になり、女がそれを受け入れる側になる構造を生み出す。

 男性上位であれば男の言う事に女が従う構造になるのだ。そしてそれが美徳であると、常識になる。貞淑な妻は夫の三歩後ろを歩いて影を踏まず、夫の言う事にニコニコ笑って頷くだけ。

 今の女性に求めるには古すぎる価値観だが、それが過去において常識であったことは歴史的事実なのだ。現代の我々がそれに影響されているとしても仕方がない事だと言える。こういった常識は100年や200年をかけてゆっくりと変革していくしかないものである。



 念のために付け加えておくが、今回の発言は女性蔑視という物ではない。単純に、生物学的に公平に見た場合の役割と生存のリスクに関する話である。あとは歴史の話。

 男女のどちらが上とか下とかという話はしていない。





 ならば、貞操観念逆転世界とはどうやれば成り立つのか?


 妊娠・出産におけるリスクが低い。

 男女間の筋力差が小さい、もしくは女性の方が強い。


 これが一つ目の結論である。

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