第4話
長いこと開けていましたがまた書き始めました。コメントなどよろしくお願いします。
炎と対峙した時の光牙の印象としては,
(彼女の体格から見て、パワーを生かした一撃を放ってくるはずだから)
「ハァァァー!!」
(そのパワーを利用して投げる!」
光牙の予想道理、炎が迫ってきた。しかし、
(想定していたより速い!)
光牙は炎が放った右ストレートをまともに受けてしまい後ろに飛ばされてしまった。
「驚いた。速いんだね」
「そりゃあこんな図体がでかいやつが動きまで早かったらすごいだろう?」
「ああ。正直見くびっていた。謝罪する。すまない」
「いいってことよ。それでどうするよ、降参するかい?」
「まさか、次で決める」
「いいね!ならあたしも全力で行かせたもらうよ!」
そういうと炎は再び迫ってきて左アッパーを放ってきた。
(やはり速い!ここは受けるしかない)
光牙は両腕を交差してガードしようとした。しかし、
「甘いね!それじゃあこいつは防げないよ。ハァァァー!!」
炎は左アッパーで光牙のガードを上に崩すと、かまえていた右腕に炎のオーラをまとわせて突き出した。
「必殺!炎崩し(ほむらくずし)!!」
(やはり炎使いか。だがそれを待っていた!)
光牙はそれをまともに食らったが、次の瞬間、炎は目を疑った。
(光牙に炎が吸収されていく!?)
「お返しです。ダメージカウンター」
光牙は炎崩しの攻撃を逆に利用し、左右から掌底を繰り出し、彼女を吹っ飛ばした。
「はははは驚いた。なんだ今の技は?」
「ダメージカウンター。相手の物理攻撃の衝撃を体の通じて相手に返す技です」
「そうか、こりゃーあたしの負けかな。身体が動かない、降参だ」
こうして炎との勝負は光牙の勝利に終わった。
ご拝読ありがとうございました。