第2話
今回は短いですが、コメントがあればお願いします。
その後、冷子と二人でSMPの建物に到着した後、はじめに日本支部のそれぞれの部隊について説明された。
「この日本支部には現在、5つほどの部隊が存在する。諸君らそれぞれに得意とする技能にあった部隊に所属できるよう精進してもらいたい」
SMPには、調査部隊、突撃部隊、情報部隊、技巧部隊、異能部隊の5つの部隊が存在するらしい。
そして、入隊式が終わると、冷子が訪ねてきた。
「光牙君。君はどの部隊に所属するつもりなの?ちなみに私は考え中」
「自分は、異能部隊に志願するつもり」
「それってあの「キワモノ部隊」って呼ばれているところだよね。なんでまた」
「そこの今の隊長が昔自分を助けてくれたあこがれの人なんだ」
「へー。それじゃあお互いに頑張りましょう」
そんな話をして、この日は終了した。
次の日、入隊式の行われた運動場で、格闘訓練が行われた。
はじめに、教官から説明があった。
「この訓練は、諸君たちの実力を測るためのものである。各自、二人一組で組手を行ってもらう」
この時自分は、一人だけ残っていた一人の青年に声をかけた。
「すいません。良かったら自分の組み手の相手をしていただけませんか」
「おれは弱い相手とは戦わない。他をあたれ」
「でも残っているのが君だけなんだよ」
「知ったことか。とにかくお前みたいな弱そうなやつとは、俺は絶対やらない」
「おい!そこの2人何している。早く組み手をしないか」
そこへ教官の叱責が届いた。
「ちっ!仕方ない。おい!さっさと終わらせてやるからかかってこい!!」
そこでようやく相手はやる気になった。
「やる気なってくれたようだね。自分は光牙。君は?」
「俺は龍。一瞬で終わらせてやる」
こうして龍との組み手が開始された。
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