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守護神 ハデスの恋  作者: 小石川弥生
30/42

危機

ハデスとマナは この街を救うため 動き出す


ハデスは マナに 告げる

「マナ どんな 状況でも きっと奇跡は 起きる!

だから 僕らは 決して 諦めないで 今出来ることを 精一杯 やろう!僕は 空から シールドを 作る マナは 大地を 守って!二人なら 絶対やれる」

ちょっと前の ハデスとは 大違いで たくましく

頼もしい......

マナは きっと これが 終わったら 二人で 笑える日が 来ると信じていた。

二人には 迷いも 諦めもなく お互いを 信じ この先の 未来が ここに あると 強い思いがあった


ハデスは空へ マナは大地を 守る

空も 大地も 予想以上に 慌ただしく 空には マスコミの ヘリコプターが 5機 大地には 野次馬の 人だかりと マスコミが......

ハデスの姿は 隠れ兜で 見えないが ヘリコプターが 近づくと シールドを 作るのに 困難に....


マナの方は なんとか バリケードを 作るが 人が多過ぎて バリケードの 意味がなかった

マナは 必死で みんなに 訴えた!

「聞いてください!みんな 聞いてください!お願いします!この植物は 危険な植物です!ほんの少しの刺激でも 成長して 大変な事に なってしまいます!どうか みんな ここから 遠くに 逃げてください!お願いします!どうか 逃げてください!

ここに居たら 危険です!どうか 逃げてください!お願いします!」

マナは 必死で みんなに 訴えた......その時

マナの 左頬横を 何かが 飛んでいく......

一瞬の 出来事で マナは 後ろを 振り返ると

コン

植物に 当たり 転がったのは 石ころだった

ゴゴゴゴゴゴ グググググ ゴゴゴゴゴゴ

地響きと共に 植物が......

「みんな 逃げて!」

かれた喉を 振るわせ 叫んだ!

ゴゴゴゴゴゴ グググググ ゴゴゴゴゴゴ

次第に 周りの人たちが ざわつき始め パニックに......

「みんな 遠くへ できるだけ 遠くへ 逃げてください!早く!早く 逃げて!」

マナは 空を見上げる

(ハデス!?)

時間差だった......勢いよく ハデスが ぶっ飛ぶ!植物が一瞬で 伸び その勢いは 爆発のように

ハデスに 迫った 周りの ヘリコプターも 爆風で

進路を奪われ 行き場のない ヘリコプターが ぶつかり合う 空は 大惨事に......その時

「☆*〜+◯$^…☆:◯」

長い髪を なびかせ タナトスが 現れた!


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