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守護神 ハデスの恋  作者: 小石川弥生
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運命

ある日

少女の母が 一人の男性を 家に連れてきた...

母は少女に

「新しい お父さんよ!」

と、紹介

その男性は

「よろしくね」

と、言いながら 少女に お寿司を渡す......


少女には この状況が どういう事なのか 分からず 戸惑う様子が見える......


僕には 分かる この先に 起こる......出来事が......

でも......助ける事ができない......


日に日に 男性の病んでいく姿が 見える......

何をするわけでもなく......家でゴロゴロする

毎日......次第に そのストレスが 少女に襲いかかる


その日 少女は朝から 具合が悪そうだった......学校から帰ると 押し入れのベッドで横になり 眠っていると

男性が帰るなり 少女に

「母親が 働いているのに 迎えも行かず 寝てるのか 起きろ!」


少女は 無理やり体を 起こし......何も言わず

家を出た......

もう夜の7時を過ぎ 辺りは真っ暗で 人も歩いていない......少女の家は 田舎で 駅までは 少女の足で 50分くらい かかってしまう......


それでも 泣く事もなく フラフラしながらも

歩き続けた......小学三年の時


駅に着くと ベンチに座り 母の帰りを待つ.....

待ってる間 眠ってしまった......

少女は 飛び起きた!キョロキョロ辺りを 見渡し

母を探す。

しばらく 改札口をでる 人たちを幾度となく

見送ったが 母の姿はなく......少女は家に帰る事に......時計は夜の9時を回っていた......

家に着いたのは 夜の10時頃

家に入ると 母がいた......少女は 驚き

そして 寂しさを感じ......そっと自分の

胸に閉まった......母親が男性と笑っていたから


それでも......泣く事のない少女の心の痛さに

僕は心を動かされる......


この少女に 与えられた 残酷な試練と 少女の優しさに 成仏を求める 悪霊が 僕には見える


僕は 母レアーに だけは自分の 気持ちを伝えた

「もし この少女の身に 危険が迫る時 僕は迷わず

助けたい!この神界を 出る事を どうか お許し下さい!」


母レアーは この重大発言を 父クロノスに 告げてしまった......父クロノスは 怒り 息子ハデスを 牢屋に閉じ込め 罰を与えた......


ハデスは思った......

僕はいずれ 守護神になる身 なぜ目の前の 少女

を救っては ならぬのか.....守護神とはなんだ!

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