表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
守護神 ハデスの恋  作者: 小石川弥生
11/42

動揺と覚悟

ハデスは 自分なりの 解釈だったかも しれないが マナに 伝えたい事は 全て 伝えた......

無言で 時間が流れる......

気がつくと 辺りは 闇に包まれ 電灯の灯りが

微かに 二人を 照らしてた......


マナの目に 大粒の涙が いくつも こぼれ落ちる

ハデスは ただただ 見守る......

話そうとすれば また込み上げる 何度か繰り返す

......ぐしゃぐしゃな顔で......

「......こわい...こわいよ......お母さんが

死ぬなんて......こわくて......見れない」

怖がる マナを ハデスは 優しく 抱きしめ 背中をさする.....


残酷にも 大事な一日が 終わってしまった...

残された マナの母親の 時間は 後六日


ハデスは 一刻も早く マナを母親に 合わせて

あげたい......焦りだけが 募る......


マナは いつも通り 学校に行き 何もなかったかのように 過ごし......母親の事は あれから

一切 話せない......

ハデスは 待つしかなかった......マナを...


最後の日

マナは 学校を休んで 朝から公園に 出かける

ハデスは そんなマナの 様子を 距離をおきながら 見守る......

何をする わけでもなく ただブランコに 揺られてる マナ

明るかった 景色も だんだん 暗くなった頃

マナが ハデスを呼ぶ

「ハデス!」

ハデスは すぐさま マナのところへ

「ハデス......お母さんのところへ」


ハデスは マナの手をとり 瞬間移動!

母親の病室へ

そこには 死神 タナトスが 待っていた......

「やっと 来ましたね......お待ちしてました。

マナ様 最後の お別れをしますか?」

マナは 心を決めたのか 優しい笑顔で 答えた

「はい!」


病室の窓から 光が流れ 母親の眠る方へ 流れ込む......光は 母親を包むように 集まる

静かに 母親の体から 魂が抜ける......

白く光る魂は タナトスの元へ......

その時

タナトスが 呪文を唱える

「☆+^◯&*$・〜☆」

すると 白く光る魂から 母親の姿が 現れた!

思わず 叫ぶ

「おかあさーん!」

母親は 優しく 両手を広げ

「マナ!」

マナは 母に駆け寄り 母親は マナを 抱きしめ

二人の時間 流れた......

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ