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半年前の決着戦。その誘い。

 エマはふて寝から起きると、ベッドサイドに置かれていたサンドイッチを食べる。


 多分宗弥かリーズが置いてくれたのだろう。


 食べ終えると、そのままもう一度寝ようとベッドに横たわるがとても眠れそうにもない。死ぬほど呆けて、くそみたいに泣いて、そして寝すぎた。


 散歩をしようと思い立って、とりあえず護身用の短刀を腰に差すと立ち上がって部屋を出た。


 宿屋のロビーに出ると、暗闇の中ヒューゴがソファーに座っていた。


「おはようございます」


「おはようってか、何やってんだ?」


「待ってたんですよ。貴女を」


「暇なの?」


 エマは聞いてみたが、言うほど暇そうでも無い。ヒューゴは至って真剣な様子だった。


 待っていたのだろう、寝て起きてここに自分が来ることを。


「今日起こったこと、宗弥さんから聞きました。勝負に負けたと、その上で次のトーナメントで再戦しなければならないと……」


「偶々だ、次はうまくやるさ」


 とエマは自分で言ってみたものの、出まかせだった。


「私は、実はエマの弱点に気が付いています。今の私ならあなたに勝つことが出来ます」


 ヒューゴははっきりと目を見て言った。


 全身が逆立つような怒りに見舞われたが、その怒りに任せても良い結果が得られるわけではない。


「喧嘩、売ってんだな」


「そういう言い方も出来ると思います。試しましょう。実戦装備でまた来てください」


 ヒューゴはにっこりと笑ったのだった。

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