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第15話 「1500年の時を待って。」

今日もPV多いなぁ、と思ってたら日間ランキング載ってました!ありがとうございます!

「ふぁぁ…おおきぃ……。」


レナ姉さんが王城を見上げ言った。

城下町から見てもこれだけ大きいとなると中はどれだけなんだろうか。

そんなことを考えてるとリメーレが


「観光は後でも出来ますので先に受験受付をしてしまいましょう。」


と言ったので、先に受験受付するために魔法学校へ向かった。


魔法学校は丘の上にありながらも相当大きくさすが王都だ、と言うしかない。

魔法学校の横には寮があった。一般寮、特別寮がある。

特別寮は使用人用の部屋などあるらしく、ほぼ貴族で埋まっている。

また特待生が使用できる最上階は王都を一望できるらしい。

これは特待生を目指すしかないな。


魔法学校の門をくぐり入り口へ向かった。


「初等部は左でーす!!!!中等部は右でーす!!!」


案内役の先生達だろうか、声を張って先導している。

僕たちが用あるのは初等部なので左に向かった。


「結構並んでるけど早く列が動いてるね。」

「えぇ、手続きは簡単です、お金を払って受験番号が書かれた札貰うだけですから。」

「へぇ、でも盗まれたら?」


「泣き寝入りかもっかいお金払って新しい番号札を貰わなくてはなりません。」

「ふぅーん、受験番号偽装とかもありそうだな…。」


個人情報証明の手段がないから仕方ない、か?


「いえ、偽装は絶対に出来ません。」

「え?」

「どうやら札やインク、押印に魔法がかかっており、それは学園長にしか見分けがつかないらしいです。」

「へぇー。」


そうしていろんな話をしてると受付の順番が来た。


「受験料は1人銀貨1枚になります。」

「はい、2名です。」


そうしてリメーレは2枚の銀貨を出す。


「はい、銀貨2枚頂きます。確認致しました。受験番号は127と128になります。無くしてしまうと受験受付期間のみでしか再発行できません。また再発行にはお金がかかるので十分注意してください。」

「はい、分かりました。」

「それでは合格をお祈りしております。次の方どうぞー!」


受付のお姉さんはこちらに一礼し次の人を呼んだ。

僕たちは邪魔にならないように校舎内からすぐ出た。


「はい、ではユリオーネ様とレナ様どうぞ。」


そうしてリメーレは僕たちに番号札を渡す。

僕は128番でレナ姉さんが127番。

無くさないように僕はオープンと唱え空間を開きその中に番号札を入れた。


「り、リオ君っ!そ、それ!ど、どうやる!!!???」


レナ姉さん興奮しすぎで文が壊れてますよ…。


「空間魔法ですけど…わかりますか?」


そういうと馬鹿にしてるのか!と怒るかな?と思ったけどそんなことなく

知ってる!と首を縦にブンブン振った。

知ってるみたいなので、僕が出来たときのイメージを話す。


「えっと、手元に新しい空間を作るように意識してそこに魔力を貯めるようにして、オープンと唱えると出来ますよ。」


そういうとレナ姉さんはおにぎりを作るような形に手を動かしオープンと唱えた。


「で、出来た!お姉ちゃんできたよ!!!!」


そこには空間の裂け目…というより、切れ目程度の空間の入り口が出来てた。


「え…そんなに簡単にできるんですか…?」


リメーレが驚いてた。

僕は絶句するリメーレに罪悪感を覚えた。

だって、前に夜リメーレの部屋の前通ったとき中からずっと、オープン!オープン!って……。


「ふ、普通はありえないんじゃないかな?」


そういったが


「…そうですね、私は所詮メイドです…。」


拗ねてしまった。


「い、入れても大丈夫なのかな!?」


レナ姉さんがまだ興奮しながら言った。


「多分大丈夫だと思います。」


僕がそういうと、レナ姉さんはよし!と一言いって頷くと、札を中に入れた。

すると、このあとどうすればいいの?って顔したのでクローズと言ってみてください。と言っておいた。


「く、クローズ……。」


そういうと空間の入り口は音も立てず消え去った。


「ふゎぁ…お、オープン。」


レナ姉さんは確認のためか、またオープンといった。

するとまた空間の切れるように入り口が現れた。


「あ、あるよ!お札!」


無かったら困ります。

そういいたいのを我慢し、良かったですね、というと嬉しそうに笑う。

それを見て目が笑ってない笑いをするリメーレ。


まったく、面白いなと思ったときだった。


「ほぅ!空間魔法を使える子がいるとは…。やっと学園長になった意味があったのう!」


鳥のさえずりを凌駕するような透き通った綺麗な声。

純金に白を混ぜたような薄いプラチナブロンド。

綺麗に整った、いや、整いすぎてるという印象さえ受け取れるような顔立ち。

キメ細やかな白い肌。


そして種族をあらわす長い耳。




僕はつい叫んでしまった。




「え、エルフだああああああああああああああ!!!!!!!!!」

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