表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
HelloWorld -ハローワールド-  作者: 三鷹 キシュン
第三章 「王国に眠る秘密と観測者」 Episode.Ⅰ-Ⅲ 《千年蟹と骸骨坊主》
104/109

【#104】 Phase down Part.Ⅱ -表裏一体《後篇》-

お待たせしました。

日常業務のお仕事に色んな変化があったりで執筆出来ませんでしたが復活です。

週末に徹夜でダウンしない限りは執筆、投稿しますんで( `・∀・´)ノヨロシクです!


 絶望駆り立てる戦場を前に凍りつく身体を動かそうにも微動だにしない状況の中。三人の英雄たちは何も出来ない非戦闘要員の手前で怪物を屠っている。


 自分を含めた非戦闘要員。モンスターとの戦いに慣れていない者、ダンジョンに初めて足を踏み込んだ者などを守るべく結界を張って城壁の役割を果たしながら、最前線で戦う一人をサポートしている。遠距離からモンスターへの魔法攻撃はさながら固定砲台であるが彼女曰く、『本当なら広範囲状態異常攻撃が得意らしいのだがそれだと同士討フレンドファイアーちになるから抑えている。』と言うが表情には焦りが見える。


 結界を維持するだけでも相当な魔力量を消費しつつ残った魔力の三分の二を攻撃にあてているのだから、いつ魔力欠乏症で倒れてもおかしくない。でも、そうしなければならない理由があるのも事実。未曾有の絶望は直ぐ側まで近付いて来ているのだから。


 何がどうなってこうなったのか?誰にも回答それが分からないまま戦場と化した渦中で少年ガンキチ絶望やみ希望ひかりへ繋げる英雄達かれらを見守るしか出来ない自分を恥じていた。そんな弱い自分へ真っ先に声を掛けてくれた彼の黒結晶洞窟の英雄を謳われる自分たちパーティーのリーダーは笑いながら言う。


「こんなのは絶望じゃない。」


 そう言うのだ。パーティーメンバーではないとは言え運搬班の女性が無惨に食い殺されたのに、現状これが絶望じゃないなんて・・・・・・そんなのまるで人間の言うことじゃない。と軽蔑の目でキッとヒロキを見るが彼は平然と歩いていく。


 自分たちを絶望のドン底に突き落とした怪物級モンスターの足元まで歩み寄ったヒロキが取り出したのは投擲用のナイフ。謂わば使い捨ての武器を天井目掛けて放ったのだ。一体全体何がしたいのか理解出来なかったのだが、ナイフはまるで意思を持ったかのように巨鬼サイクロプスの体表を傷付けないギリギリのラインを掛けて何度も行き来を繰り返してヒロキの手元に戻ったナイフをあろうことか遠く離れた見えない岩に突き立てた。


「何してんですか!?」


 思わず暴言目いたことを言ってしまったが「これで大半の雑魚は殺せる。」とまたしても理解できないことを言って嘲笑う。


「ガンキチ君は知っているかい?」

「なんですか。」

「この世界の戦い方はさ、何も剣を奮うだけじゃない。魔力って言うエネルギーを杖や本を媒体にすることで魔法がある。でもそれでもないんだぜ。俺達はみんながみんな使っているそれの本当の使い道を知らないだけで、それが全ての理に嵌まる重要な欠片ちからなんだ。そんでもってコイツはその力の片鱗だ。よおく見とけ。」


 ――連技【パイルブレイカー】。


 サイクロプスの体表に沿ったナイフの線は徐々にモンスターという体現から引き絞られて絡まった強力な糸が千切れることも切断されることもなく圧力をもって肉塊化した怪物を向かってくるホブゴブリンの群れ目掛けて弾いたのだ。まさに砲撃である。魔力や火薬などという力がないのに音速で突き抜ける肉塊砲弾はホブゴブリンだろうがグールだろうが血達磨に転がしたのだ。


「なっ、」


 声が出なかった。セファリヤさんもココラも他の非戦闘要員でさえ言葉を失う圧倒的戦力の手前では絶句するしか出来ない状況の中で、不満気にヒロキが漏らした台詞が心臓を恐怖の一刻が脈打つ。


「こんなのは楽園だ。」


 冗談だと思いたい。人が一人亡くなっているのに、絶望を楽園だなんて馬鹿げたセリフだと思いたい。でも、それを霞める英雄の所業が普段の自分ならカッコいいと思うほど憧れを抱くのに恐怖していた。


 ギルド商会直属の調査兵団『深紅の蹄』の本来なら回復兼戦術魔導師として一緒に同行する筈だったセファリヤは、自らのミスが敗因で今回の捕獲作戦に自分から護衛兼運搬を引き受けていた。だから、彼の英雄ヒロキのことも知ってはいた。何時ものように冗談半分に笑って剣王になるお得意様だからね。とは言っていたがアレは冗談ではなかったのだと今さらながら思わされた。


 驚くべきは身体能力ではない。発想の転換から生まれるアイデアを武器に構築能力を巧みにプログラミングした連技だけで怪物級モンスターを圧倒したという点にある。構築能力の発動条件は、個人に分配された結晶体コアを用いて個々がオリジナルの技を磨くと言うがコアの手持ちには限界が五つと聞く。それを凌駕する『無限大』が無限の可能性を生んでいるのだろう、と納得はしたくないが納得しなければならないと自身の気持ちを抑えたセファリヤは後ろの守備はヒロキに一任して前衛へ視線を戻す。


 其処には変わらず赤くザラついて気味が悪いほどに血走った眼光を剥き出していた。ダンジョンの洞穴から湧き出るのが温泉ならば違った顔を浮かべていただろうが、うじゃうじゃと群れる小鬼兵は次第に隊列を組んで知能を得た怪物たちは最前線の銀狼を押しきって前方に現れた。


 鬼気迫る三匹の小鬼兵だが、ジャイアントスレイヤーの前では雑兵に過ぎない怪物を小さなモーションで意図も容易く瞬殺されていく。守る術のない攻撃特化の大剣使いにとって恐れるのは止まることにあるからだ。


 鈍重極まる剣技は大きなモーションで敵を一刀両断出来るもののスキル発動後には相応の反動が待っている。剣技によってはチャージタイプもある。それだけ機動性に難があり、この要素を小手先の小さな技量でジャイガードは応戦していた。遠目でもそれを捉えていたセファリヤは熱い汗を流しながら心中で『やるじゃない。』と誉めていた。


 心中で誉めたものの絶望的な状況に変わりないと感じているセファリヤは、多角戦術を決めながら打開策を思考を向ければ放っている魔法攻撃の軌道が僅かにズレが生じることに気持ちが揉む。油断できない緊張感がストレスを生んで無作為に亀裂が生じない範囲で出された三つの答えをさらに絞ろうとしたそんな時だった。


「え?」


 ひょんな声をあげたのはココラだった。後ろから聴こえたと言うことは、ヒロキの身に何かあったのだろうか、と視線をズラせば全身が立派な鱗鎧で覆われた戦士が双剣を持っている様子が窺えた。鱗鎧の性質や素材がどうであれ無傷なところを見れば、硬度的にも非常に高品質な物を使っていることは分かってもそれが誰なのか分からなかった。


 周囲を見通してもヒロキの姿は確認できない。と言うことは鱗鎧の戦士がヒロキと考えるのが妥当なところだがーー。本能が告げるのだ。彼はヒロキであって英雄ではない。英雄を廃した覇者であり、制御不能な怪物になっていたなんて考えたくなかった。



 何がそうさせたのか?


 その問いは自分の頭の中で繰り返し、多くの答えを出しても一つに決まらないまま同じ質問が過る。勿論、答えは出ない。言葉も出ないのに俺の中で眠っている怪物たちは雄叫びを上げて意思を奪おうと躍起になっているのが伝わってくる。


 恐らくはあの時、レインを貪っていた怪物もこの身の内側に潜んでいるのだろうと思うが何れもコイツも怪物だろうと今は俺の一部であり、肉であり。血であり。骨であり、魂を共有しているなら不可能の壁を越えることができる。そう思った俺は【ソウルイーター】で喰った怪物、嘗ては『水神湖の守り神』と謳われていた大蛇オロチのスキルを自分の身体を写し鏡に鍛錬を加えた。


 ――スキル【身体装甲<大蛇型>】。


 全身に施した大蛇をモデルにした鱗鎧へ換装した俺は、オロチの魂を具現化させた二本の大牙を双剣【草薙と叢雲】を顕現した。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 魂双剣【草薙と叢雲】

 刀種:双剣

 属性:聖属性

 素材:魂結晶<大蛇>

 効果:+スキル【毒牙】

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


 オロチの声魂は聴こえている。どうしてオマエなんぞに力を分け与えなければならんのか!という怒りだ。俺はそれに耳を傾けることなく蓋をして押さえ付けて強制的に引き剥がしたスキルで覇者となった。


 大蛇と小鬼兵では格質ランクが違うのだ。例え同等の怪物級モンスターでも、大蛇と例え群れを成した小鬼兵が対峙してもレベルと固有能力ユニークスキルとスキルを有している者が勝利する。下剋上だなんて絵空事は奇跡や逆転劇という貪欲さがない限り勝てはしない。俺はそれをよく知っている。


 生き残った小鬼兵は、あの砲撃で知ってしまった恐怖の味で畏縮した者もいれば、憤怒の息を荒々しく吐いてより一層醜い形相で強化種へ変貌を遂げる優秀な遺伝を持った怪物もいるようだがーー、俺にとって言わせれば対抗心の構築が鈍い。だから、これはパーティーメンバーを死なせた逆襲でも一方的な虐殺でもない。ただのゴミ掃除だ。


「駆逐する。」


 それはまるで奴等と同じ怪物の眼光を尖らせて閃光の俊足の衝撃だけで周囲の小鬼兵を弾き飛ばして魂双剣【草薙と叢雲】の二対の片方、翡翠色の刀身をした草薙のスキル【毒牙】が次々と小鬼兵の命を散らしていく。障害物の死角を突いて喰鬼グールが右肩を丸噛りするも効果は皆無。


 スキル【身体装甲<大蛇型>】の本領は、鱗鎧に換装することで引き上げられる防御面が全てではないからだ。俺自身に備わっていたスキル【物質変換】で願望というイメージを鱗鎧に還元され攻撃転換される。大蛇の尖った鱗を鋭利で真っ直ぐで長い棘で丸噛りした喰鬼の舌、喉、食道を容易く貫いて死したモンスターを投げ捨てる。


 興味なさ気に冷たくなる感情に違和感を覚えることなく次の群れへ攻撃に向かう。そんな愚行を繰り返す覇者から怪物に変貌したヒロキに纏うイヤなオーラが見えたココラは、遠征前にレインさんから『・・・ココラちゃん、ヒロキを宜しくお願いね。きっと、きっとヒロキは今回請け負った依頼でもムリするに決まってる。だからココラちゃんが手綱を握って欲しいの。・・・』そう頼まれたことを思い出す。


 ココラは一端の状況を冷静に整理を始めた。何故かと問われれば、誰もが現状を打開するだけで精一杯の中で、とある結論こたえに辿り着いていたからだ。全ての理由が可笑しいと告げている。


 そもそも発端からしても納得いかないことがある節に悩まされる。交配期のシーズンだったとしても圧倒的な知能が備わった指揮系統を怪物級モンスターが得ているだけでも充分に非常識。さらには戦闘中に[強化種]へ進化する個体までもが目の前で起こっている現実は本物だけど・・・これは明らかに異常だと断言できる。第一にホブゴブリンがBランクの傭兵相手に引きを取らない時点でステータスに何らか異常があるのではないかと感じたココラはスキル【鑑定】で進軍する一匹のホブゴブリンに焦点を当てる。


 そこに広がったステータスウインドウを見るや否や自分たちが何れだけの地獄を味わっているかに直面した。でも、それを嘲笑う冷酷な形相で後ろの全てを真っ赤で黒いヌメッとした凄惨な光景にしても渇きを潤すことは敵わなかったのだろう。


「ヒロキさん?」


 ココラは、自分を慕う主人の名前を凍えた小声で話し掛けるも返答はない。全身を黒い怪物のような鱗で覆われた鎧の兜の隙間からも顔を窺うことは出来ず、結界を素通りする彼を引き留めたのは意外にも今まで姿を見せなかったケビンだった。


「・・・・・・」


 無言のまま立ち塞がるケビンは、大の字に腕と足を広げてカッコ悪いことこの上ないポーズでヒロキを必死に止めようとしていた。ーーが、ケビンの目に写った光差さない冷たすぎる氷の瞳にうっすら見えた蛇に酷似した眼光にゾッとした。セファリヤもそれを垣間見てヒヤリと悪寒が背筋を駆ける。誰もが止めることが敵わないと思った時、奴隷の少女が立ち上がって抱き着いた。


「ダメ・・・です。レインさんと約束・・・したんです。」


 小刻みに震えるココラはギュッと強く、力強く足止めする。


「――ッ、」


 それを見たガンキチも声を掛けようと思ったがムリだった。足がこんな時に限ってモタ着いて何も出来ない自分に腹が立った。


 虚無の瞳が降下する。それにビクッと恐る恐るぷるぷる震えながらココラが見上げた先には怪物の眼差しはしているものの、光が蘇ったヒロキが其処にはいた。


「絶望するには早いぞ。」


 そう言って苦笑したヒロキは、【念話】で前線で悪戦苦闘をする英雄を呼び戻す。それをふざけるな!と拒否する二人にスキル【竜の威圧】で力のままに強制的に連れ戻されるとディアンマはヒロキを真っ先に見つけ出そうと躍起になるが見当たらない。


 ジャイガードはゼェゼェ息を切らしながらも辿り着いた拠点を前に倒れこむ。尽かさずセファリヤが回復魔法とココラが手当てをする中で、首を傾げているディアンマにガンキチが覇者のいる場所を指差す。


 絶望と思われていた疲れ知らずの小鬼兵の軍勢は瞬く間に鱗鎧の戦士を囲んでいた。どう足掻こうと無事には戻れん地獄を黒い炎が戦場を焦土に変えていく。純粋な魔力を使っても黒い『死滅』の炎を作ることは至難の技だとディアンマは知人から聞いたことがあった。それを軽く嘲笑う如く使うあんな戦士がこのチームにいただろうかと疑問に思った矢先、黒い炎はとぐろを巻く竜のように戦士を覆う渦を作ったかと思えば自分たちのいる拠点以外に黒い炎の矢が炸裂した。


 ホブゴブリンの身体のどこに突き刺さっても黒い『死滅』の炎は、全てを焼き尽くすまで火の勢いは止まらなかった。肉も血も蒸発してグズグズに崩れた灰の山を歩む覇者は天上を見る。


 嘗てはエフェクトスキルだった【霊魂喰らい】。それが今では俺の身勝手なDNAレベルの引き上げで変質化したユニークスキル【ソウルイーター】へ昇華したことで、より一層に『霊魂の共有化』は感情まで干渉してきやがった。それがどんなに悪辣なことでもこの注ぎ込まれる怪物たちの執念や妬みや憤怒を忘却することは出来ないだろう。


 これが俺の犯した禁忌への罰なら甘んじて請けよう。そう決めたヒロキはスキル【身体装甲】を解いた途端にパキリ、と崩壊のカウントダウンを告げる始まりが手に表面化したことに俺は今更ながらレインに謝った。


「わりぃ。疲れたから寝るわ。」


 そう言って振り向くと終始ハッと驚愕の視線を向けられる意味も分からず、そんなことよりも一刻も早く休息するように拠点の隅で腰を下ろすと相当に疲労がピークを迎えていたのだろう。目をゆっくり闇へ落としていくと声が聞こえてきた。



『ヨウ!』


 誰だよ。


『なんだ忘れたのか。釣れないヤツめ。オマエに【身体装甲】と魂結晶<大蛇>まで与えたのに謝礼金もなしか?』


 ・・・オロチなのか?


『そうさ。オマエに挑んだが最期ってヤツだ。水神湖の守り神ってのも疲れてたから丁度いいやって諦めたらこのザマだ。モンスターが死んだら何処に行くかと思えば、キマイラやらゴブリン犇めく霊境とは流石にビビったがオマエは面白い。だから、オレたちは協定を結んだのさ。勿論、オレたちの協定に賛成していない奴等もいる。』


 それがレインを食い物にしたヤツか。


『そうさ。猪豚兵オークは大罪スキル【暴食】を得ている怪物級モンスターだ。此方としても好き勝手に霊境で暴れるヤツは許せねーが、どうにもならないんだ。だが一つだけオマエの崩壊を止めオークを封じる手がある。』


 それは?


『止めておけ。』

『邪魔すんなよ。』


 カルマか?


『そうだ。ヒロキ、気を許せば最後。骨の髄までしゃぶられて意識を乗っ取られるのが関の山だ。む?聞いているか?』


 俺は分からないよ。

 俺はずっと弱いまんまだ。

 護りきれないから、それが辛いから手にしたって言うのに。

 結局誰かが涙する世界が俺はキライだ。自分がイヤになる。

 楽しく冒険するだけがダメなら俺は何を頼ればいい。


『その答えは既に眠っている。』

 


 そう言われて目を覚ますと、ふわっとした銀色の毛布ではなくもふもふの毛並みをしたディアンマの尻尾を枕代わりに。重なって疲れきった寝息を立てるココラがギュッと抱き着いていた。


「そうか・・・。そうだよな、仲間がいるもんな。ありがとう。」


 優しく頭を撫でる俺にココラは、満面の微笑みで俺を呼んでくれた。それだけが今の俺にとって幸せな一時だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ